Rebel spirit in luxury Chrome Hearts

ラグジュアリーに宿る反骨精神 – クロムハーツの最新ライダースジャケット

コロナウイルスの影響で暗さを増す現代に生きる人々にパワーを与える一着が登場。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : CHROME HEARTS

創業当時の精神性が色濃く残るライダースジャケット

10代の頃から好きな〈CHROME HEARTS(クロムハーツ)〉が新作のライダースジャケットを発表したというニュースを知り、先日オフィシャルサイトにアクセスした私は、思わずニヤリとしてしまった。上質を極めたカウレザーの全体にクロスパッチを縫い付けたライダースジャケットはまさに〈クロムハーツ〉そのもの。コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている2021年の今も、このブランドは何ひとつ変わっていない。
〈クロムハーツ〉の、良い素材を使って他のブランドが真似できないデザインとアイデアでクリエイトする姿勢は創業当時からぶれることがない。もちろん妥協なんていう言葉は一切存在しない。古めかしいレザーブランドやジュエリーブランドはもちろん、トレンドのストリートブランドやヨーロッパのビッグメゾンともまったく違うデザインを好きなように好きなだけ作っている。しかも、どのアイテムにも〈クロムハーツ〉らしさをふんだんに取り入れながら。
そういった意味でこのライダースジャケットは「らしさ」をもっとも強く感じる類の品だと言えるだろう。無数に縫い付けられたクロスパッチはまるでアートのようだし、ボタンやジッパーのスターリングシルバー製パーツは一目で〈クロムハーツ〉であることを認識できる。そしてしっとりとしなやかでありながら強靭さも併せ持つカウレザーの質感!日本ではシルバージュエリーが特に有名で実際に売れているけれど、革製品は〈クロムハーツ〉の精神であり、もっとも力を入れているカテゴリでもある。突如オフィシャルサイトで発売されたライダースジャケットは、このブランドの渾身の逸品でありながら、彼らにとってはごく当たり前に作り続けてきた定番品であったりもする。


程よくタイトなシルエットで、本来バイカーのためのギアであることを感じさせる。ボタンやジッパー、ウエストのベルトバックルやハトメに至るまで、金属パーツはすべてスターリングシルバー製。この徹底した作り込みも〈クロムハーツ〉らしいところだ。

ダイヤモンドパターン形のマス目の中にお馴染みのクロスパッチが無数に縫い付けられる。ハードさとラグジュアリーさが50対50で共存した唯一無二のデザインが圧倒的。


ズラリと無数に縫い付けられ、強い存在感を放つクロスパッチ。ジッパープルのダガーもクラシックで不変のアイコンだ。ミシンなどの機械も使われるが手作業も多く入るのが〈クロムハーツ〉の魅力。

厚みのある立体的な造形は男女を問わず世界中の人々を魅了してきた。着用し続けるとどんなエイジングを見せてくれるのだろう。

世の中がどう変わろうと反骨精神を忘れない〈クロムハーツ〉

残念ながら本稿を執筆している時点でオフィシャルサイトから姿を消してしまったので、約200万円という超ハイプライスにもかかわらず売り切れてしまった模様。コロナウイルスの影響で着飾ることへの疑問符も囁かれる中、そんなことはまったく気にも留めないようなライダースジャケットを突如発表した〈クロムハーツ〉に、ラグジュアリーの中に常に宿る反骨精神を感じてしまう。その変わらないパワーとクリエイティブに不思議と勇気づけられる。
LIVE IN RUGGEDがお届けする〈クロムハーツ〉の記事はこちらから。

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