VALENTINO x Levi’s Reinterpret 517

【VALENTINO×Levi’s】異色のタッグが定番ブーツカットモデル517を再解釈

早くも完売サイズが続出中!ビッグメゾンの息吹きが掛かったスペシャルなブーツカットジーンズはデニム好きならずとも要チェック。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : VALENTINO

イタリアのビッグメゾンがアメリカの定番ブーツカットジーンズをリデザイン

ジーンズの始祖でありデニム業界の絶対的王者として君臨する〈Levi’s(リーバイス)〉とイタリア・ローマで創業したハイファッションブランド〈Valentino(ヴァレンティノ)〉がコラボレーション。メンズ・レディース共に〈リーバイス〉のブーツカットモデルを代表する品番517を素材に再解釈したアイテムが発売された。
リリースされるのはLEVI’S® VINTAGE 517とLEVI’S® RE-EDITION 517の2モデル。LEVI’S® VINTAGE 517は1970年代のヴィンテージジーンズに宿る当時のスタイルを甦らせたコレクションで、世界限定517本のみ生産というレアモデルに。一方LEVI’S® RE-EDITION 517は〈ヴァレンティノ〉が〈リーバイス〉が持つ膨大なアーカイブを基に現代的に構築したスペシャルエディションとなる。
アラフォーの方は渋カジ時代や東京ブランド最盛期に穿いたブーツカットジーンズを思い出してノスタルジーを感じるかもしれないが、本コレクションは〈ヴァレンティノ〉のエッセンスが入ったどこか上品なテイストが特徴。早速ディテールを確認してみよう。


発売されるのは加工モデルのみ。綺麗にフェイドしたインディゴブルーで、アタリやパッカリングなどの再現もナチュラルに施されている。

アーキュエイトステッチは深さが少ない形状。


インサイドに大きく入る「Levi’s×VALENTINO」のフォント。新品状態でやや掠れたヴィンテージテイストのプリントになっている。

注目は紙パッチのデザインだ。セリフ書体の「VALENTINO」ロゴが入ることでアメリカンジーンズが一気に上品なテイストに。517品番の前には「V」マークが入り、特別なコラボであることをアピールしている。


パッケージも特別製が用意された。LEVI’S® VINTAGE 517は赤地に白のラインが入り、ショッパーが付属。

LEVI’S® RE-EDITION 517は白地に赤のラインが入る。どちらも缶でできたボックスにジーンズが収納され、ポップながら上質なパッケージに。

トレンド感がありながら長く着用できる特別な517

フロントはトップボタンとジッパー仕様で、デニムは当然コットン100%だ。オンスは公表されていないが、恐らく12オンス以下のライトオンスデニムが使われているはず。リミテッドエディションを証明するシリアルナンバーがプリントされ、パッケージはご覧の通り今回のモデルのためだけにデザインされた特別製が用意された。
ジーンズのトレンドは何年も裾がテーパードしたシルエットがトレンドだったけれど、ここ最近はレディースを中心にブーツカットやフレアが復権の兆しを見せている。今回のスペシャルコラボレーションの素材に517が選ばれたのも、最新トレンドを意識してのものに違いない。
ハードコアなデニム狂にとってはいささか物足りない仕様かもしれないが、〈ヴァレンティノ〉と〈リーバイス〉という異色のコンビで生まれた517はトレンド感がありながら時代を超えて着用できるオーセンティックさも兼ね備えた一本。既に完売しているサイズもあるので、気になる方は〈ヴァレンティノ〉公式サイトを早めにチェックしてみよう。
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