人生を豊かにしてくれるHEUERのヴィンテージクロノグラフ
直径35mmのケースに収まる複雑機構はまるで小さな宇宙のよう。効率化と共に失われた手作業の素晴らしさが詰まった〈ホイヤー〉のヴィンテージクロノグラフを人生に取り入れることを想像してみよう。
年齢を重ねるごとに似合うようになる魔法のアイテム
それがヴィンテージウォッチ
年齢を重ねると若い頃には考えもしなかったことがふと頭によぎる。あと何年働くのかな。いつまで健康でいられるだろう。50歳になったらどんなファッションが好きで、どんな洋服を着ているのだろう。こうやって羅列していくととりとめもないし、初老感が物凄くて自分でも笑ってしまう。この記事を書いている時点で39歳の筆者は、若い頃と近しいファッションを楽しんではいるものの、年齢的には立派なアラフォー。どうしても時々そんなことを考えてしまうのだ。
だから、自然と「この先どんなモノを買うか」も考える。定年が60歳だとしたら、私の場合はあと20年しか会社組織で働けない。定年退職後に別の会社に何とか入れてもらうのか、ひとりでフリーランスとして働いていくのかは分からないけれど、自分で考える以上に会社組織で働く時間は短い。恐らく定年退職をしてから貯金を気にせずに好きなモノ(高価なモノ)を買うことはできないだろう。となると、もしかしたらバリバリ働いている今のうちに本当に欲しいモノを買っておいた方がいいのではないだろうか?
そんなことを数年前から考え始めている私がもっとも気になっているアイテムのひとつが腕時計だ。腕時計好きには説明不要だけれど、本当に良い腕時計がいくつかあると人生がとても豊かになる。特に普遍的なデザイン性を持つヴィンテージウォッチは、年齢を重ねるほどに似合うようになる魔法のようなアイテムなのだ。
本日は〈HEUER(ホイヤー)〉が1940年代に製作していたヴィンテージウォッチの美しい写真を見ながら、年齢を重ねてから似合う腕時計について考えてみたい。
そんなことを数年前から考え始めている私がもっとも気になっているアイテムのひとつが腕時計だ。腕時計好きには説明不要だけれど、本当に良い腕時計がいくつかあると人生がとても豊かになる。特に普遍的なデザイン性を持つヴィンテージウォッチは、年齢を重ねるほどに似合うようになる魔法のようなアイテムなのだ。
本日は〈HEUER(ホイヤー)〉が1940年代に製作していたヴィンテージウォッチの美しい写真を見ながら、年齢を重ねてから似合う腕時計について考えてみたい。
直径わずか35mmのケースにクロノグラフとカレンダー機能を持つムーブメントを搭載
1940年代に作られたコンプリートカレンダークロノグラフ Ref.2543にはヴィンテージ特有の魅力がたくさん詰まっている。大きめの3カウンターは1930~1940年代前後によく見られるデザインで、「ビッグアイ」と呼ばれることもある。ベゼルではなくダイヤル上に入る細かいメーターとレトロなフォント使いもヴィンテージらしさを強く感じる要素で、経年変化によって変色した文字や針も枯れた雰囲気をより一層醸し出している。
ムーブメントは同時代の〈ROLEX(ロレックス)〉も採用していたバルジュー72Cを搭載。フランス出身の元アルペンスキー選手であるジャン=クロードキリーが愛用していた〈ロレックス〉プレ・デイトナ、通称「キリーウォッチ」のムーブメントと同じであると言えば、熱心な腕時計好きにはその価値が伝わるだろうか。
古いバルジュー社製ムーブメントはそれだけで非常に価値のあるものだが、このクロノグラフはカレンダー付きのコンプリートモデルであることもポイントだ。直径わずか35mmの小さなケースにクロノグラフとカレンダー機能が備わっており、約80年もの月日を経た今も稼働しているという驚きの事実。もちろん適切なメンテナンスを続ければ今後も使い続けることができるだろう。
古いバルジュー社製ムーブメントはそれだけで非常に価値のあるものだが、このクロノグラフはカレンダー付きのコンプリートモデルであることもポイントだ。直径わずか35mmの小さなケースにクロノグラフとカレンダー機能が備わっており、約80年もの月日を経た今も稼働しているという驚きの事実。もちろん適切なメンテナンスを続ければ今後も使い続けることができるだろう。
数十年単位で付き合っていける腕時計を手に入れるということ
1940年代に作られた腕時計の中でも屈指の複雑機構を持つ〈ホイヤー〉コンプリートカレンダークロノグラフ Ref.2543。手作業がメインだった時代なので、時計職人の高い技術が詰まっていることもこの腕時計の魅力だ。効率化が進み、味気ないモノに囲まれる私たちの今の生活にこの腕時計を取り入れることを想像してみよう。これからもっと年齢を重ねて、いずれ老人になる頃にはもっとこの腕時計が似合うようになっているはずだ。〈ホイヤー〉のヴィンテージクロノグラフを身に着ける老人…物凄くカッコ良くない?
LIVE IN RUGGEDがお届けする腕時計の記事はこちらから。
ヴィンテージの〈ホイヤー〉または現代の〈タグ・ホイヤー〉の記事はこちらからご覧いただきたい。
複雑機構を持つヴィンテージクロノグラフがお好きであれば〈ユニバーサル・ジュネーブ〉トリコンパックスも要チェック。
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