Things I can wear even at the age of 70

70歳になっても身に着けられるモノ

数十年後でも変わらず身に着けられるモノは持っている?


Written / Photo : LIVE IN RUGGED

自分と同じ年齢の〈オメガ〉スピードマスター・プロフェッショナルは間違いなく「一生物」

「一生物」という言葉がある。ずっと欲しいと思っていた何かを購入する時に自分を納得させるための魔法の言葉としてよく使われるアレだ。「これは一生物だから…」と。または高額な商品を売りつける際の謳い文句として使われることもあり、納得できるモノもあればできないモノもある。いずれにしても「一生物」という言葉には抗いがたい魅力とともに一定以上の危険が潜んでいることは共通している。
個人的な経験では、20代の頃に「これは一生物だから」と購入したモノのほとんどがそうはならない。若いうちは周囲に流されがちなのと、価値観が定まっていないことが理由だ。もちろん年齢とともに身に着けられる、または身に着けたいと思うモノが変化するという一面もある。それでは、間もなく40代に突入する今愛用しているモノの中には一生物はあるだろうか?冷静かつ客観的に考えてみると、答えは「ある!」だった。
「ある!」と自信をもって言えるモノの代表が〈OMEGA(オメガ)SPEEDMASTER PROFESSIONAL(スピードマスター・プロフェッショナル)。もっとも有名なクロノグラフのひとつであり、NASAの月面着陸ミッションで唯一公式時計として使われたこの美しい時計は、文句なしで「一生物」にふさわしい。これは私にとって人生で初めて購入した機械式クロノグラフであり、初めての〈オメガ〉でもある。さらに、自分の生まれ年のモデルでもある。1982年製なので、来年早々に40歳を迎えるわけだ。自分が生まれた年に誕生し、今同じ時間を一緒に過ごす感覚を言葉では表すのが難しい。着用時はもちろん、ただ眺めているだけで幸せを感じる大切な相棒なのだ。

一緒に年齢を重ねる幸せ

「70歳になっても身に着けられるモノ」は身の回りにいくつあるだろうか。これから手に入れるモノの中にそれくらい付き合いが長くなるモノがいくつあるだろう?何十年も愛用し続けるということは、故障と向き合うということでもある。モノである以上いつかは壊れることが宿命のようなものだ。何か不具合が発生した時にお金を払って直したいと思えることも「一生物」であることの基準と言えるかもしれない。〈オメガ〉スピードマスター・プロフェッショナルに関して言えば、もうその覚悟はできている。完璧なルックス、タフな作り、着用時に程よく重く厚みのある素晴らしいバランス感、本物だけが持つステータス性など、この時計が簡単に「一生物」になり得ることは深く考えるまでもない。いつか老人になった時も変わらず自分の左手首に収まっていてほしいと自然に思える…そんな相棒をまだ若い今所有できていることは、本当に幸せなことだ。
あなたにとっての「一生物」は何だろうか?
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