Ultimate masterpiece from Lee Archives

究極レベルの作り込み – リジッドだから自分だけのエイジングに育てられる、Leeの大戦モデル

オリジナルに忠実に再現されたレアな大戦モデルを一から育てられるというラグジュアリー。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : Lee

タイムマシーンに乗ってやってきたようなリアルなヴィンテージ感
「Lee ARCHIVES」から発売中のリジッドの大戦モデルは、デニム狂なら決して見逃せない

昨日投稿したユーズド加工の「Lee ARCHIVES」に続き、本日は同デザインのリジッドモデルを紹介。エイジングさせるには最高の素材である生デニム版も確認し、〈Lee(リー)〉が生み出した素晴らしいデザインと「Lee ARCHIVES」の完成度の高さを改めてクローズアップしていく。
サマーシーズンに着用するには最初から色落ちしているユーズド加工モデルに軍配が上がるものの、デニムを育てるという観点では生デニムがいつだって最強であることは言うまでもない。濃紺に染められた黒に近いデニムが長い時間を掛けて自分だけのエイジングに成長していく…このプロセスの楽しさを一度知ると、生半可なユーズド加工では満足できないようになってしまう。
昨日の記事に掲載したアイテムは、本日紹介する生デニム版をもとにユーズド加工を施したもの。つまり、「Lee ARCHIVES」から2021年初頭に発売されたまっさらな濃紺モデルが先輩のような立ち位置となる。いずれにしても〈Lee〉の大戦モデルというだけでかなりレアな逸品で、持てる技術を結集させて作られる「Lee ARCHIVES」からローンチされた「カウボーイジャケット」と「カウボーイパンツ」は同ブランドの製品の中でトップに君臨するモデルと言っていいだろう。始めにデニムジャケット、続いてジーンズの順番で生デニム版の大戦モデルをクローズアップしていこう。


〈Lee〉のデニムジャケットのデザイン性と完成度の高さに注目。まさにスタンダードと呼ぶにふさわしい。

〈リーバイス®〉と似ているようで実は色々な部分が違う〈Lee〉のデニムジャケット。バックビューも最高にカッコいい。


裾に向かってわずかにテーパードする「カウボーイパンツ」。程よいスリムさは現代のファッションとも合わせやすい。

〈Lee〉のジーンズはバックビューが個性的だ。特にバックポケットはオリジナリティたっぷりで、他ブランドにも多大な影響を与えた。

デニムジャケット創成期に生み出された屈指の名作「カウボーイジャケット」
レアなつくりを楽しめる大戦モデルの復刻版は、時間を掛けて自分色に育てたい

まずはデニムジャケットから。大戦モデルの101J カウボーイジャケットは1942年、第二次世界大戦の戦時中に発令された物資統制の影響を強く受けたモデル。月桂樹ボタンや無地のドーナツ型ボタンは軍衣料に採用されたものを汎用化したもので、少しでも廉価なパーツを使い仕様を簡素化し、コストを削減するための施策だ。ボタンの数自体も通常よりも少なくしたり、ステッチやリベットを省略したりと、できる限りのコスト削減が徹底されていることが分かる。
〈Lee〉のデニムウェアは強度確保のためにバックポケットが通常はトリプルステッチになっているのだが、大戦モデルはダブルステッチに簡略。胸ポケットのフラップは縫製工程を軽減するため丸みのある形状になり、バックルバックを廃止しリベットとプリーツのみに省略するなど、ありとあらゆる箇所に工夫が凝らされている。
当時の製作者としては不本意だったことが想像できるが、戦時中という特殊な状況で生まれた仕様のジャケットやジーンズが後年高く評価されることになるのは興味深いところ。これは〈リーバイス®〉にも共通するのだが、大戦モデルのリアルヴィンテージは目を疑うような高価格で取引されている。
「Lee ARCHIVES」から発売されている大戦モデルの復刻版は当時のディテールをそのまま再現したレアでマニアックな仕様・ルックスが最大の魅力。ちなみに〈Lee〉のデニムと言えば左綾なのに対し、大戦モデルの101J カウボーイジャケットは1944年まで採用されていた右綾デニムが使われていることもファンを喜ばせる特徴のひとつだったりする。


ブランドを問わず戦時中に作られた多くのデニムウェアで採用された月桂樹ボタン。超大量に生産された汎用パーツだが、美しいデザイン性からファンも多い。

大戦モデルでは右綾デニムが使われる。着用を重ねると現れる左綾デニムとは違うエイジングも魅力だ。


「UNION MADE」「Sanforized」の文字が入るピスネーム。毛羽立ったデニムは着用と洗いを繰り返すことで徐々にフェイドしていく。

オリジナルの銅製リベットにはブランド名が刻印される。〈リーバイス®〉のリベットとは異なる見た目。


フロントポケット内側にはひっそりとタグが縫い付けられる。

もちろんデニムジャケットもセルヴィッジデニムを採用。見るからに適当な縫製も大戦モデル特有のディテール。

数十年前のモデルとは思えないほどスタイリッシュで美麗な「カウボーイパンツ」
今の時代のファッションとの親和性が高いところも〈Lee〉の凄さ

101 カウボーイパンツもデニムジャケットと同様、戦時中の簡素化が行われた。月桂樹ボタンと無地のドーナツボタンの採用、ボタン自体の数の少なさ、ステッチの省略など、簡素化される個所は基本的にカウボーイジャケットと共通している。
数十年前のモデルとは思えないほどスリムで美麗なシルエットは〈Lee〉ならでは。ユーズド加工を施した限定モデルにも言えることだが、現代的なアレンジを施していないのに今の時代のファッションに違和感なく合わせられるスタイリッシュさも〈Lee〉の美点と言えるだろう。
こちらも左綾デニムではなく右綾デニムで、通常の〈Lee〉のジーンズとは異なる色落ちを見せてくれる。


トップボタンは月桂樹ボタンを採用。

様々な箇所が簡素化されているのに、革パッチは分厚くリッチなのも面白い。真っ先に簡素化が求められそうなパーツだと思うのだけれど、当時の〈Lee〉が決して譲らないこだわりだったのかもしれない。


UFOのような形の小さなリベットにもブランドネームが刻印されている。

片側にだけステッチが入るセルヴィッジデニム。裾はもちろんチェーンステッチだ。


トップボタン以外はコスト削減のため安価な無地ボタンに。しかしバックヨークにもチェーンステッチであることからも分かるように、何でも簡素化していたわけではない。

これぞ〈Lee〉のジーンズ!丸みを帯びたバックポケットは一目で〈Lee〉であることが分かる。

〈Lee〉渾身の大戦モデルはリジッド・ユーズド加工どちらを選んでも究極レベルの作り込み

昨日に続き「カウボーイジャケット」「カウボーイパンツ」の大戦モデルを紹介したが、いかがだっただろうか。手っ取り早く色落ちした状態を楽しめるユーズド加工も捨てがたいが、一から自分だけのエイジングに育てることができるリジッドタイプもやっぱり素晴らしい。どちらを選んでもレアでマニアックな仕様を思う存分楽しむことができるので、興味を惹かれた方はぜひ新型コロナウイルスに気を付けながら〈Lee〉の直営店で実際に手に取って体験してほしい。
〈リーバイス®〉と肩を並べる歴史あるブランド、〈Lee〉の大戦モデルには、デニム好きはもちろんミリタリー好きも魅了する独特の魅力がある。数多い同ブランドのデニムウェアの中でも究極レベルの作り込みと再現性を持つ「Lee ARCHIVES」の特別なジャケットとジーンズは、人とは違う洋服が好きな方にも魅力的に映るのではないだろうか。
気になる価格は、「カウボーイジャケット」が33,000円(税込)で、「カウボーイパンツ」が22,000円(税込)。〈Lee〉直営店などごく限られたチャンネルで発売中。
ユーズド加工の大戦モデルは〈こちら〉から。

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