A man who has a style SAINT LAURENT

流行りを超越したスタイルがあるSAINT LAURENTのライダースジャケット

流行りがどうこうはどうでもいい。男がライダースジャケットに求めるのは、ぐうの音も出ないほどかっこいいスタイルなのでは?


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : END CLOTHING

ジャストサイズの美学

その瞬間のトレンドにどっぷりハマるのもファッションの醍醐味のひとつだけれど、自分なりのスタイルを追い求めることは永遠のテーマだ。若い頃に憧れたロックスターが着ていた着古したレザージャケットやブルージーンズ、足元は今にも穴が開きそうなブーツ。30歳を超えてから魅力に気付いたハリウッドスターの劇中の着こなしや小物使いにも、映画の小道具という枠を超えた揺るぎないスタイルがある。Steve McQueen(スティーブ・マックイーン)Paul Newman(ポール・ニューマン)がオンオフ問わず愛用した〈ROLEX(ロレックス)〉や〈TAG HEUER(タグ・ホイヤー)〉の時計が何十年経ってもアイコニックな存在なのは、人がそれにスタイルと憧れを感じるからだろう。流行りは一瞬、スタイルは永遠という言葉は昔から言われているが、きっとこれからもそれは変わらないはずだ。
SAINT LAURENT(サン・ローラン)〉が継続的に作るライダースジャケットも、男が憧れる絶対的なスタイルを宿した一着。オーバーサイズのゆったりとしたシルエットとドロップしたショルダーラインが「一番イケてる」着方だった、ここ数年のトレンドなんてまったく気にすることのないようなタイトなシルエットは、惚れ惚れするほど美しい。ライダースジャケットの着こなし方は人によって好みは微妙に異なるけれど、やっぱりジャストサイズが一番かっこいいことを〈サン・ローラン〉は身をもって教えてくれる。
ご存じの通り、ライダースジャケットは肩が合っていることが肝になる。欧米のライダースジャケットには標準的な体型の日本人が着るとどうしても似合わないモノがあるが、それは肩のラインがだぶついているから。〈サン・ローラン〉はどちらかというと小柄な体型が多い日本人が着てもまったく違和感がないくらい絶妙なジャストサイズで着用できる。むしろ身幅がきついくらいだったりする。でも、ちゃんと自分に合うサイズを選べば、ライダースはやっぱりジャストが一番だな…と心底思えるはず。この計算し尽くした美しいラインは他のブランドではなかなか味わえない。

SAINT LAURENT CLASSIC MOTORCYCLE LEATHER JACKET
SAINT LAURENT CLASSIC MOTORCYCLE LEATHER JACKET

SAINT LAURENT CLASSIC MOTORCYCLE LEATHER JACKET
SAINT LAURENT CLASSIC MOTORCYCLE LEATHER JACKET

SAINT LAURENT CLASSIC MOTORCYCLE LEATHER JACKET
SAINT LAURENT CLASSIC MOTORCYCLE LEATHER JACKET

ラグジュアリーブランドならではの精神的豊かさを楽しめる逸品

写真のクラシック・モーターサイクル・レザージャケットはきめの細かい上質なラムレザーを使用。裏地には贅沢なシルクを全面に使い、イタリアのファクトリーで制作される。デザイン自体はモデル名通り、奇をてらうことのないクラシック。襟の形と大きさ、スナップボタンの有無、ポケットやジッパー、ウエストベルト用のループなど、どこを見てもオーセンティックなデザインで仕立てられている。じゃあ「らしさ」はどこにあるのか?と訊かれたら、仕立てとシルエットの美しさ、素晴らしい素材、そしてクラシックなデザインのライダースジャケットを〈サン・ローラン〉が作っていること、と答えたい。それこそがラグジュアリーブランドならではの精神的な豊かさではないだろうか。
〈サン・ローラン〉のクラシック・モーターサイクル・レザージャケットは438,445円。高すぎる?確かにそうかもしれないが、世界的に見て一級である贅沢さと、普遍的なスタイルが詰まっている。
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