adidas ADIMATIC is back!

90年代にストリートキッズたちから愛された adidas の隠れ名モデル、ADIMATIC が復刻される

30年近い年月を経ても色褪せない、90年代ストリート/スケートファッションのレトロな雰囲気と独特のデザイン。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : atmos

極太のスリーストライプスにテンションが上がるぜ

adidas(アディダス)〉ADIMATIC(アディマティック)。この名前を聞いてパッとどんなモデルだったかが頭に浮かぶ方は、筋金入りのスニーカーヘッズか、当時リアルタイムで愛用されていた方だろう。
〈アディダス〉アディマティックは1996年に発売され、東京を中心に人気を集めたスニーカー。特にストリートファッションを好んで着る若者やスケーターなどが好んで履いていたモデルで、当時リアルタイムで愛用していた人々からは半ば伝説的なモデルとして記憶されているようだ。
「ようだ」という言い方なのは、実はこのスニーカーの存在自体を知らなかったから。1996年というと筆者はまだ中学3年生で、スニーカーと言えば〈CONVERSE(コンバース)〉ALL STAR(オールスター)や〈Nike(ナイキ)〉の代表的なモデル、そして〈アディダス〉のスーパースターやスタンスミスくらいしか認知していなかったと思う。
だからアディマティックに対して思い入れなどはまったくないのだけれど、このスニーカーのタイムレスなデザインにはとても驚いた。「2022年に初めて誕生したまっさらの新作モデルです」と言われればそうなんだと思うし、「90年代にコアなファンを生み出したレアモデルですよ」と言われてもまったく違和感がない。それは特定の年代に左右されない普遍的なデザインであるということ。とはいえ、ファッションの系統を問わず誰からも愛されるスーパースターやスタンスミスのような定番モデルが持っている門戸の広さのようなものがあるわけではない。
ポッテリを超えてボッテリと丸みのあるアッパーとソール、それに合わせた極太のスリーストライプス、そして同じく極太のシューレース。このパワフルな見た目はまさにストリートに生きる若者のために作られたデザインであることが一目瞭然だ。元々アディマティックはスケーターをメインのターゲットとして誕生したスニーカー。ちょっとやりすぎなくらいの大胆なデザインじゃないと差別化が難しかったのだろう。
新生アディマティックは、余計なことをせずに当時の仕様をそのまま復刻した素晴らしいデザインに仕上がっている。まずは以下のフォトギャラリーで大胆かつ新鮮なルックスをじっくり見てみよう。

adidas ADIMATIC
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オリジナルモデルの仕様をそのまま復刻

アッパーにはスウェードレザーを採用。極太のスリーストライプスと相まって独特のアナログさがあり、ローテクスニーカー好きにはたまらないであろう枯れた雰囲気も放っている。先ほど「余計なことをせずに当時の仕様をそのまま復刻」と書いたが、どうやらマニアも納得するほど細かい部分までオリジナルモデルの仕様が再現されているようだ。ヒールにはバッジオブスポーツロゴを配置。それ自体がデザインのひとつとして機能しているギザギザ柄のボリューミーなミッドソールと、耐久性に優れたガムラバー製アウトソールを組み合わせることで、長時間の歩行でも疲れを感じにくい快適性も実現している。春らしい鮮やかなグリーンとブラックの2色展開も嬉しい。
〈アディダス〉アディマティックは、3月26日(土)から一部店舗を除いた「atmos」の各店と公式オンラインストア、〈アディダス〉直営店にて販売予定。価格は12,500円となる。この春、90年代テイストが漂うローテクスニーカーで差別化を図ってみてはいかが?
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