「時計じゃないG-SHOCK?」ブランド初のライフスタイルグッズを展開する G-SHOCK PRODUCTS 第1弾はデニムコレクション
時計以外の商品やライフスタイルを通じ、G-SHOCK ブランドのアイデンティティを伝えていくプロジェクトが誕生。第1弾はタフネスの象徴であるデニムをフィーチャーしたコレクションとなり、4月11日(月)から予約が開始される。
商品開発を「BEAMS」がプロデュース
世界でもっともタフな時計として確固たる地位を確立しており、ファッション好きからも絶大な支持を集める〈CASIO(カシオ)〉の〈G-SHOCK〉から「洋服以外のプロダクト」が登場するというニュースを聞いた時は、正直頭の中に何個も「?」が浮かんだ。時計じゃないG-SHOCKってどういうこと?
「G-SHOCK PRODUCTS」はブランド史上初めてライフスタイルグッズを展開するラインとしてこの春に誕生。コロナ禍により世の中の価値観が変化し、さらにサステナビリティやダイバーシティといった価値観が重視される現代のライフスタイルやトレンドを重視し、あえて時計以外のプロダクトでG-SHOCKというブランドの魅力を伝えることをミッションとしている。
とはいえ、洋服作りは〈カシオ〉にとって未知の領域。そこで、セレクトショップの「BEAMS(ビームス)」をモノ作りのプロデューサーとして迎え、オリジナル商品はもちろん、今後は日本を代表するブランドや人とのコラボレーションアイテムなどを展開していくそうだ。
「G-SHOCK PRODUCTS」はブランド史上初めてライフスタイルグッズを展開するラインとしてこの春に誕生。コロナ禍により世の中の価値観が変化し、さらにサステナビリティやダイバーシティといった価値観が重視される現代のライフスタイルやトレンドを重視し、あえて時計以外のプロダクトでG-SHOCKというブランドの魅力を伝えることをミッションとしている。
とはいえ、洋服作りは〈カシオ〉にとって未知の領域。そこで、セレクトショップの「BEAMS(ビームス)」をモノ作りのプロデューサーとして迎え、オリジナル商品はもちろん、今後は日本を代表するブランドや人とのコラボレーションアイテムなどを展開していくそうだ。
記念すべきファーストコレクションは、なんとデニムウェア。しかも摩擦や擦り切れに強く、過酷な環境下でも強靭さを保つCORDURA®(コーデュラ®)糸を加えて織り上げた14ozのオリジナルデニムを採用している。既に存在するどこかのデニムをそのまま使いまわすのではなく、オリジナルで開発するところに〈カシオ〉と「ビームス」の本気度が伺える。ラインアップはトラッカージャケットとジーンズ、そしてTシャツ。デビューコレクションとしては間違いのない構成と言えるだろう。長い歴史を持つトラッカージャケットとジーンズが本来持っているクラシカルな側面を大切にしながら現代的な解釈を加えたこれらのウェアは、クラシックとモダンが混在したデザイン性の高さも魅力だ。洋服において「タフネス」の代名詞であるデニムに的を定めたデニムコレクションは、G-SHOCKが打ち出すまったく新しいラインという注目度の高さも相まって、購入希望者が殺到しそう。
G-SHOCKらしさを表現しながら、今のファッションとして着られる洗練されたデザインに
「G-SHOCK PRODUCTS」のファーストコレクションを何がベストか?と考えた時に、「BEAMS」の中田慎介氏の頭に真っ先に浮かんだのは「アイスホッケーのパック代わりに使っても壊れない」という90年代のG-SHOCKの有名なCMだったそうだ。G-SHOCKが大切にしてきたアイデンティティを表現するには、奇をてらわずに「タフであること」をストレートにアパレルで表現することがベストなのではという結論に至り、そこからデニムに的を絞った商品企画・開発が進んでいったという。コーデュラ糸を使ったデニムであることも、G-SHOCKらしさのあるデニムとしてまったく違和感がない。
そして、もうひとつのテーマが90年代。筆者も含めたアラフォー世代がティーンエイジャーだった頃にG-SHOCKに大きな影響を受けたこと、世の中的にも90年代のリバイバルが続いていることから、「タフなデニム」と「90年代」をテーマにモノ作りが進んだ。言われてみるとややドロップしたトラッカージャケットのシルエットや、ワーク/スケートの影響を感じる太めのジーンズから受ける印象はまさに90年代! とはいえ、直球過ぎるアメカジ系ではなく、ボディと同色の糸を使うなどの工夫で洗練された雰囲気に仕上がることにも留意したそうだ。この感覚は日常的に最新のファッションに触れている「ビームス」ならではのバランス感と言えるだろう。
ライフスタイルに特化したラインということは、洋服に限らず様々な商品が登場する可能性も高いだろう。G-SHOCKらしさをもっとも強く感じる「タフネス」や「高機能」、「コストパフォーマンスの高さ」は重要なキーワードになりそうだし、もしかしたら思いもよらないコンセプトのモノも登場するかもしれない。「ビームス」をパートナーに迎えた「G-SHOCK PRODUCTS」が時計以外でどんなモノ作りをしていくのか、ファーストコレクションが発売される前から楽しみだ。
ITEM CREDIT
- G-SHOCK PRODUCTS:Denim collection