エンダー・スキーマが家具やウェアをレザーで再構築 期間限定ショップもオープン
〈Hender Scheme〉らしさあふれるミニマルな世界観で統一された「re_creation///Hender Scheme」は4月30日（土）から5月15日（日）までオープン。
コロナ禍に生きる私たちをそっと癒す家具とウェアが登場
レザー好きはもちろん、高感度なファッション好きも魅了する〈Hender Scheme（エンダー・スキーマ）〉が約4年ぶりに期間限定のコンセプトショップ「re_creation///Hender Scheme」をオープンさせる。
新型コロナウイルスの影響で私たちの生活は一変した。2年以上も続く「新しい生活」を振り返るとネガティブな気分になりそうだけれど、良い面もいくつかある。恐らく多くの人たちが自分の生活や働き方、身の回りにあるたくさんのモノを見つめ直し、自分にとって本当に大切なものは何かを改めて実感できたのではないだろうか。家族との時間、ひとりで過ごす静かな夜など、人によって大切な何かは少しずつ異なるだろう。しかし、明らかに以前より多くの時間を過ごすことになった自宅での生活を豊かにする機会を得たことは、コロナ禍の中で生まれた数少ないポジティブな一面だ。
〈エンダー・スキーマ〉が不定期で発表する「re_creation」は、家具やウェアといった既製品をレザーを用いて再構築するコレクション。1点もののヴィンテージからデザイナーズ、大量生産のオフィス製品まで、同ブランドのフィルターを通してリビルドされた様々な家具は、見れば見るほど同ブランドらしいハンドクラフトの温もりにあふれている。
制作されたのはパイプチェアの新型やスツール、フロアランプ、テーブル、オットマンのチェアやコートハンガーなど。それも要所要所に〈エンダー・スキーマ〉が得意とするヌメ革の装飾や補強が施されており、ヌードカラーのレザーがミニマルなラグジュアリー性をプラスしている。
制作されたのはパイプチェアの新型やスツール、フロアランプ、テーブル、オットマンのチェアやコートハンガーなど。それも要所要所に〈エンダー・スキーマ〉が得意とするヌメ革の装飾や補強が施されており、ヌードカラーのレザーがミニマルなラグジュアリー性をプラスしている。
一方、ウェアは古着のシャツやスウェット、ジャケットのボディ部分にホースレザーのエルボーパッチをデザインしたアイテムや、サイドに加工を施したデニムパンツがラインアップ。姿かたちは大きく異なるのに家具と共通するゆったりとした空気感を持っていて、思わず手に取りたくなるアイテムばかり。コロナ禍において「癒し」がひとつのトレンドキーワードになっているが、今回制作された家具とウェアには辛い時代を生きる私たちの生活にそっと寄り添う独特の静けさを感じる人が多いのではないだろうか。
製品に宿る日本的な詫び寂びの価値観が美しい
レザーという本来ワイルドな素材を使いながらシンプルでミニマルなデザインを徹底する〈エンダー・スキーマ〉には、必要以上に主張せずに一歩引いた詫び寂びがある。分かりやすいモチーフなどを入れるわけでもないのに〈エンダー・スキーマ〉の製品であることが伝わってくる…それこそがこのブランドの最大の魅力なのかもしれない。実際に生活に採り入れると飽きずに長く愛用できることも、通常ラインの革小物やシューズと共通している。そしてもちろん、使い込むほどに変化するレザーの色味や刻まれるシワや傷がもたらす上質なエイジングもたまらない。
価格帯は家具が1万3,200～77万円、ウェアが2万6,400～3万9,600円、小物が5,500円から。2018年2月以降の開催となる「re_creation///Hender Scheme」は、4月30日（土）から5月15日（日）の期間中「スキマ 恵比寿」にて行われる。なお、〈エンダー・スキーマ〉公式サイトでは5月2日（月）12:00から同イベントがオープンするとのこと。GW中のお出かけ先に恵比寿を加えてみるのはいかがだろうか。
ITEM CREDIT
- Hender Scheme：re_creation///Hender Scheme
