アップサイドダウン – Lotus 78 Formula を天井に張り付ける
インテリアにこだわりを持つ熱狂的なモータースポーツファンに向けた新しい提案
〈LOTUS〉の伝説的なF1マシンを天井に張り付けるだと…?
子供の頃にミニカーに熱中した子供時代を経て、自分の好きなクルマを手に入れられるようになっても、自宅にモデルカーやプラモデルを飾る男たちがいる。さらに熱狂的な人々は実物のレーシングカーのタイヤをインテリアとして飾ったり、F1ドライバーが実戦で着用したレーシングスーツ(本人のサイン入り)を手に入れて大切に保管していたりする。こういったマニアックな趣味は往々にして女性からの理解は得られないものだが、本稿で紹介するアイデアはほとんど気が狂っているレベルと言っていいだろう。
パリ風の部屋の天井に張り付いているのは、1977~78年のFORMULA 1(フォーミュラ1)で活躍した〈LOTUS(ロータス)〉のフォーミュラ1カー。伝説的な発明家であり、〈ロータス〉の創業者でもあるColin Chapman(コーリン・チャップマン)らによって設計され、当時のF1にグラウンドエフェクトの革命を巻き起こした名車の中の名車である。現代では市販されているスポーツカー/スーパーカーを含めてごく当たり前の概念になっているエアロダイナミクスを突き詰めることで強烈なダウンフォース(路面に車体を張り付ける力)を得た〈ロータス〉78は、1977~78年に合計7勝、9度のポールポジションを獲得。名実ともにF1における〈ロータス〉の実力を世に知らしめた1台となった。
その伝説的な〈ロータス〉78をインテリアとして天井に張り付ける…?そんなバカな。第一、数百キロのF1マシンの重量に耐えられる天井なんて存在するのか?
実はこの画像、レーシングカーやスポーツカーをコンピューター上で限りなくリアルに表現するアーティスト、Alex Bowen(アレックス・ボーウェン)が生み出したフルCG。F1マシン自体のモデリングはデザイナーのRex Fu(レックス・フー)が手掛けたもので、超リアルなF1マシンを天井に張り付けた異次元の様子を仮想的に表現したもの。まさに、奇想天外な発想でクルマ好きの夢を実現する画期的なアイデアと言えるだろう。
実はこの画像、レーシングカーやスポーツカーをコンピューター上で限りなくリアルに表現するアーティスト、Alex Bowen(アレックス・ボーウェン)が生み出したフルCG。F1マシン自体のモデリングはデザイナーのRex Fu(レックス・フー)が手掛けたもので、超リアルなF1マシンを天井に張り付けた異次元の様子を仮想的に表現したもの。まさに、奇想天外な発想でクルマ好きの夢を実現する画期的なアイデアと言えるだろう。
CGとは思えないほどリアル
CGやAI技術が年々進歩している今の時代では、経験値の高いデザイナーやアーティストがこういった作品を制作することはさほど難しくはない。とはいえ、恐らくこれらの写真を見た多くの方が「本物のF1マシンを天井に張り付けた人がいるのか!」と驚きを感じたはず。CGとは思えないほどリアルなグラフィック技術は、リアルと仮想現実の境界線を曖昧にするほど生々しい。エンジン部分を含めて〈ロータス〉78の細部の作りこみが限りなく本物であることも、この目を疑うような完成度の高さを生み出している。
現実の出来事ではなくコンピューター上のクリエイションだとしても、このアイデアと表現はクルマやモータースポーツを愛する人々に鮮烈な印象を与えている。本稿で紹介した以外にも様々なクルマをCGで表現するAlex Bowenの作品は要チェック。気になる方は「公式サイト」をチェックしてみよう。
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ちなみに、1987年の F1グランプリで2勝を挙げた本物の FERRARI F187 が日本で販売されていることはご存じ?
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