NICENESS 2023 Autumn Winter

NICENESS が「先住民の未来主義」をテーマに掲げた 2023年秋冬キャンペーンビジュアルを発表

富士山の湖を舞台に撮影されたダークで幻想的なビジュアル


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : NICENESS

「玄人好み」と称されるブランドの最新コレクション

日本のファッションブランド〈NICENESS(ナイスネス)〉が2023年秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルを発表した。
〈NICENESS〉は「イイものはイイ=Just good is good」をコンセプトにメンズ・レディースのアパレルを製作する日本のファッションブランド。〈salvy;(サヴィー)〉でブランド立ち上げから2017~18年秋冬コレクションまでデザインを担当していた郷裕一氏がパーソナルな趣向を反映させた洋服を展開するブランドとして2018年春夏シーズンに設立された。郷氏が国内外で培ってきた知見を活かした素材選びや、イタリアやインドといった海外の職人技術、文化にも着目する独特の空気感をまとったコレクションは時に「玄人好み」と評価されることもあるようだが、それは〈ナイスネス〉がモノ作りに真摯に取り組んでいる証拠と言っていいだろう。
待望の2023年秋冬コレクションでは “Transcending Time” というテーマを掲げ、古来より畏敬を集め信仰の対象となってきた富士山の北嶺に位置する本栖湖を舞台に撮影された。まずはダークで幻想的なキャンペーンビジュアルをチェックしてみよう。

NICENESS 2023 Autumn Winter
NICENESS 2023 Autumn Winter
NICENESS 2023 Autumn Winter

NICENESS 2023 Autumn Winter
NICENESS 2023 Autumn Winter

NICENESS 2023 Autumn Winter
NICENESS 2023 Autumn Winter

NICENESS 2023 Autumn Winter
NICENESS 2023 Autumn Winter

日本独自の霊性にシーズンテーマ “先住民の未来主義” を重ねた写真

幾千もの年月を経ても残り続けている人の暮らしの痕跡や、日本独自の霊性にシーズンテーマである “Indigenous Futurism(先住民の未来主義)” を重ねたというキャンペーンビジュアルは、写真家の熊谷勇樹氏とスタイリストの田畑アリサ氏をクリエイティブパートナーに迎えて制作された。撮影舞台となった本栖湖は日本一の透明度を誇り、縄文時代のものとされる土器が今でも沈んでいるという。日本人独自の死生観ともリンクする静謐な写真は、はるか昔の日本にあった土着文化と現代の生活、未来のビジョンをフラットに繋げる力強さも併せ持っている。
〈ナイスネス〉の2023年秋冬コレクションキャンペーンビジュアルは「ナイスネス 公式サイト」をチェック。秋冬コレクションのメンズウェアは「こちら」から。
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