LOUIS VUITTON ファレル・ウィリアムスのデビューコレクションとなる24年春夏キャンペーンを公開
〈LOUIS VUITTON〉の伝統的なダミエ・パターンにカムフラージュ柄を融合させた「Damouflage(ダムフラージュ)」など、メゾンの新章を象徴するアイコニックなパターンも登場
杓子定規なラグジュアリースタイルではなく、ストリートテイストも存分に感じられるデザイン
〈LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)〉がメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任したPharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)の手掛ける2024年春夏メンズコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。ファレルにとってデビューシーズンとなる。
ちょうど1年前となる2023年2月14日(火)、〈ルイ ヴィトン〉はファレル・ウィリアムスをメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任したことを発表。前任者であるVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)が2021年11月28日に癌により急逝したという不幸がきっかけとはいえ、世界を代表するメゾンのクリエイティブ・ディレクターにファレル・ウィリアムスが就任したことは非常に大きなニュースだったことが記憶に新しい。「併せてチェックしたい:ファレル・ウィリアムスによる LOUIS VUITTON 2024年春夏コレクションがいよいよお披露目」でも述べているが、この大胆な人選の背景には〈ルイ ヴィトン〉がファッションの垣根を越えた新しい風を求めているからに他ならないだろう。音楽業界やファッション業界で長年強い影響を持ち、ラグジュアリーブランドとの関係性も深いファレル・ウィリアムスは、確かにその対象としてふさわしい。
本キャンペーンビジュアルはすでに展開されている2024年春夏コレクションから、同メゾンの伝統的なダミエ・パターンにカムフラージュ柄を融合させた「Damouflage(ダムフラージュ)」など、ファレルによって打ち出されたアイコニックなアイテムにフォーカス。杓子定規なラグジュアリースタイルではなく、ストリートテイストも存分に感じられるデザインが多く揃う。
これが最新の〈ルイ ヴィトン〉流ラグジュアリーストリート
テーラードをベースとしたデザインもしっかり製作しながら、やはり注目してしまうのはストリートを感じるウェアだろう。ファレル自身もデイリーで愛用する素材、デニムを使いながらテクスチャー感のあるアレンジを施すことで〈ルイ ヴィトン〉流の高級感を演出。伝統的なダミエ柄をカジュアルな素材で表現しながら、ファンが求めるラグジュアリーをきちんと表現していることが分かる。各アイテムのプライスを見るとリアルなストリートからはとてつもなくかけ離れている現実にも当然気付かされるが、ストリートから生まれたファッションを〈ルイ ヴィトン〉流のラグジュアリーに昇華していることこそが、今シーズンの最大の魅力と言えるだろう。また、ウェア以外のバッグやシューズ、革小物、そして贅沢にレザーで装飾したベアをはじめとしたインテリア系グッズの発売もファンにとっては楽しみだろう。
〈ルイ ヴィトン〉の2024年春夏キャンペーンは「ルイ ヴィトン 公式サイト」で展開中。
ITEM CREDIT
- LOUIS VUITTON:2024 Spring Summer Mens Collection