orslow の兄弟ブランド wolsro がデビュー – 1stコレクションは “両A面仕様” のデニムジャケットとジーンズが登場
見る者に錯覚を感じさせる過去に類を見ないデザインのデニムジャケットとジーンズが完成
脳内がバグる斬新な発想
2005年のデビュー以来、オーセンティックなスタイルを独自の感性でアレンジし、日常に寄り添う美しいプロダクトを作り続けてきた〈orslow(オアスロウ)〉から、兄弟ブランドとなる〈wolsro(ウォルスロウ)〉が誕生。3月23日(土)にローンチされる。素材使いやディテールに込められたヴィンテージへのリスペクトを持ちながら現代のスタイルへと昇華してきた〈オアスロウ〉のアイデンティティーはそのままに、〈wolsro(ウォルスロウ)〉では今の時代に新しい価値観を吹き込むユニークなデザインを追求。デビューコレクションでは見れば見るほど脳内がバグる斬新なデザインが完成している。
注目のデビューコレクションでは、Type1モデルとType3モデルを前後にレイアウトし、どちらを前にしても着られる “両A面仕様” のデニムジャケットと、フロントとバックを逆にしたジーンズが登場。以下フォトギャラリーのLOOK画像を見ると、イメージショット的に後ろ前に着ているように見えるが、どれも “正しい状態” なのだ。強烈な違和感を感じつつも「こういう発想もあるのか」と感嘆してしまう…〈wolsro(ウォルスロウ)〉がデビューコレクションで投げかけるのは、常識を覆す発想がもたらす斬新なファッションの楽しみ方なのかもしれない。まずは思う存分LOOK画像を眺めて、筆者と同じように頭をバグらせてほしい。
〈Levi’s®〉は過去に表裏をひっくり返したジーンズを発売
例えば〈Levi’s®(リーバイス®)〉は2022年5月に表裏をひっくり返した「Inside-Out 501®」を発売し大きな話題を呼んだ。通常肌に触れる側を表側にした「Inside-Out 501®」もかなり思い切った発想だったが、〈wolsro(ウォルスロウ)〉の前後を逆にする “両A面仕様” はさらに斜め上をいくデザインと言わざるを得ない。どれだけ酔っぱらっていてもデニムジャケットやジーンズを前後逆に着ることはないだろう。しかし、〈wolsro(ウォルスロウ)〉は柔軟な発想と巧みなパターンワークによってそれを実現した。
デビューコレクションは「BEAMS JAPAN」と「IMA:ZINE」で先行販売
いわゆる “ウケ狙い” ではないことは完成度の高いデザインと作りを見れば伝わってくるはず。確かに〈wolsro(ウォルスロウ)〉の洋服は奇想天外だが、〈オアスロウ〉で約20年培ってきたデニムウェア制作における知識とノウハウが存分に反映されている。今なおデニムジャケットの絶対的定番である1stと3rdのデザインと仕様をヴィンテージ感たっぷりに再現しながら、シルエットはざっくりと着られる現代的なニュアンスも注入。ジーンズもすべての箇所にオーセンティックな仕様を盛り込み、目の肥えたデニム好きを唸らせる作りに仕上げられている。
もちろん、すべてのデニムは旧式のシャトル機で織ったオリジナルのセルヴィッジデニムを採用。副資材や縫製も本格的なヴィンテージ仕様なので、長く着用することで生まれる美しい経年変化も大いに期待できる。 “両A面仕様” がどんなエイジングに成長するのか…通常のトラッカージャケットやジーンズとは異なるヒゲやアタリが生まれるのか…も非常に興味深い。
ちなみにレザーパッチやネームタグに配されたロゴや日本地図は〈オアスロウ〉のものを逆転させたデザインにし、両ブランドのつながりを伝えるとともに〈wolsro(ウォルスロウ)〉の世界観を表現している。
ちなみにレザーパッチやネームタグに配されたロゴや日本地図は〈オアスロウ〉のものを逆転させたデザインにし、両ブランドのつながりを伝えるとともに〈wolsro(ウォルスロウ)〉の世界観を表現している。
〈wolsro(ウォルスロウ)〉のデビューコレクションは国内外のごく限られた店舗でのみ展開される。〈オアスロウ〉で数々のコラボレーションを発表し、蜜月の関係を築いてきた「BEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)」および「IMA:ZINE」のみで先行販売が実施されるようなので、気になる方は「IMA:ZINE 公式インスタグラム」をチェックしてみよう。
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