大人世代にふさわしい、無骨と洗練が共存する COMOLI のシープスキン MA-1
クラシックなMA-1をベースにしながら素材を上質なシープレザーにアップデートし、現代的なオーバーサイズにすることで大人世代にふさわしい一着に
タフネスに洗練を加えた〈COMOLI〉のレザー製MA-1なら、迷える大人世代の救世主的存在になる
“マスキュリン(男性的な)”という言葉が世に浸透する前から、ミリタリーウェアは絶対的なマスキュリンに支配されていた。軍事ミッション中の過酷な状況下でも問題なく任務を果たせるよう開発されているため、男性的な要素に満ちていることは当然と言えば当然だ。そのタフな世界観こそがミリタリーウェアの最大の魅力ではあるのだが、ファッションとして取り入れる際は“男らしさ具合”を気を付ける必要がある。
特に一定以上の年齢を重ねると装いに洗練を求めるようになるし、若い頃は似合っていたファッションが似合わなくなることもある。大人世代のミリタリーウェアはタフ一辺倒ではまずい。
特に一定以上の年齢を重ねると装いに洗練を求めるようになるし、若い頃は似合っていたファッションが似合わなくなることもある。大人世代のミリタリーウェアはタフ一辺倒ではまずい。
そこで提案したいのが、素材を定番とは異なるものにアップデートしたミリタリーウェア。例えば上質なレザーを贅沢に使ったMA-1であれば、ミリタリーオタク的な雰囲気が一掃され、都会的で洗練された印象に様変わりするはず。〈COMOLI(コモリ)〉が2024年秋冬コレクションで発表したシープスキン製のMA-1は、迷える大人世代の救世主的存在になる。
無骨と洗練の競演
2011年に小森啓二郎が設立した〈COMOLI〉は、“全ての洋服の原型は、ある目的の為に作られた物である”という考えのもと、その時の気分や感覚を取り入れた洋服を提案。日本の気候や日本人の体型に合うシンプルで上質なデザインを得意とし、“街に溶け込むような服”であることを目指したハイセンスなデイリーウェアを作り続けている。
本稿で紹介しているモデルは、2021年秋冬コレクションで登場したシルクナイロン生地のMA-1をシープスキンで制作したもの。独特の光沢感を持つ厳選したレザーは、手に取っても羽織っても、驚くほど軽く柔らかい。本来はマスキュリンなMA-1に快適な着心地を与え、ハイファッションにも通じる洗練されたルックスに置き換えている点が最大の魅力と言っていいだろう。ちなみに裏地はシルク製で中綿入りなので、真冬のアウターとしてもおすすめだ。
無骨と洗練が共存する〈COMOLI〉のシープスキン MA-1は、IMA:ZINE. 公式オンラインサイトにて販売中。大人世代にふさわしいミリタリーウェアを探していた方は、ソールドアウトになる前に早めにチェックしてみて。
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