Essentials for better daily life

より良い日常生活のための必需品

誰にでもある自分だけの定番品。本日は筆者のとある日のコーディネート写真を見ながら、デイリーユースする愛用品の一部を紹介する。


Written / Photo : LIVE IN RUGGED

普遍的なデザインと美しいシルエットが共存する〈666〉のライダースジャケット

ライダースジャケット、フーディー、ジーンズという超スタンダードな組み合わせは、ここ数年の秋冬シーズンに欠かせないコーディネート。ライダースジャケットは〈666(トリプルシックス)〉のLJM-1TF タイトフィット。いわゆるLightningタイプで、サイドにベルトが付くUKスタイルの定番モデルだ。頑丈ながらしなやかで艶のあるステアハイドはこれから何年も掛けて良いエイジングをしてくれそう。
タイトフィットシルエットなので、インナーにオーバーサイズで厚みのあるフーディーなどを着るとフロントジップを閉めるのがキツいこともあるけれど、そういう時は閉めずにざっくり羽織って着ている。それでもだらしなくならない〈666〉のライダースジャケットはとてもお気に入り。購入して2年目だけど、あまりに自分に合っていて真冬の寒い時期も気合いでアウターとして着ていた。もちろん春先や秋口はライトなインナーを合わせて大活躍している。

誰とも被らない〈グレゴリー〉×〈LET IT RIDE〉のコラボバックパック

通勤時を含む外出時は〈GREGORY(グレゴリー)〉と〈LET IT RIDE(レットイットライド)〉のダブルネームバックパックを。数年前に〈nano universe(ナノ・ユニバース)〉で展開されたコラボレーションで、タフな〈グレゴリー〉のバックパックに90年代ストリートを代表するブランドである〈LET IT RIDE〉のデザインアレンジが入る特別モデルである。
作りの良さに関してはさすがの〈グレゴリー〉製で言うことなし。このバックパックの最大の魅力は要所要所に入る〈LET IT RIDE〉のクールなレタリングだ。正面下部にプリントされる「KNOWLEDGE/IDENTITY」のメッセージがストリート系の空気を強めている。ボディサイドや背面などにも絶妙なバランスでレタリングが入り、オリジナリティの強い〈グレゴリー〉のバックパックに。ほとんど使っている人を見ないレアさもお気に入りポイント。

経年変化を贅沢に味わえる〈グレンロイヤル〉の財布

財布はここ数年〈GLENROYAL(グレンロイヤル)〉だけを愛用中。いくつか所有する中でもっとも気に入っているのは、パーソナルオーダーで制作してもらったジップアラウンドロングパース。外装はネイビー、内装はブラックというさり気ない(さり気なさ過ぎた?)バイカラー仕様はオンオフ問わずどんなシーンでも使える。新品時はブルームが浮いていたブライドルレザーもだいぶこなれてきて、傷も増えてきた。しかしダメージを含めてカッコ良くなるのが上質な革製品だ。
ジップアラウンドロングパースは財布自体が大きめで、カードスロットや札入れに余裕があるのも特徴。レシートを貯めすぎると中がパンパンになってしまうので、定期的にスッキリさせる作業も自分にとっては落ち着く時間だったりする。コンパクトな財布も愛用しているが、革の経年変化を贅沢に楽しめる大容量の財布も捨てがたい。
10年単位で愛用できる〈グレンロイヤル〉の革製品はこれからも少しずつお気に入りを増やしていく予定。

上質な革質を堪能できる〈BARK OUTSIDERS〉のレザーベルトを組み合わせた〈オメガ〉スピードマスター・プロフェッショナル

〈OMEGA(オメガ)〉スピードマスター・プロフェッショナルはいくつか所有している腕時計の中で4番打者に相当する生涯の相棒だ。クロノグラフの金字塔であり、基本的な設計やデザインがほとんど変わらない腕時計としても知られている。このスピマスプロは1982年製で、来年で40歳を迎える立派なヴィンテージウォッチ。筆者と同じ年齢のスピマスプロを数年前に探していて、運命的に出会った。あれ、ということは私もヴィンテージ…?
オリジナルのメタルブレスレットも付いていたが、最近はずっと〈BARK OUTSIDERS(バークアウトサイダーズ)〉のレザーベルトに交換している。腕馴染みが非常に良い柔らかな革質と、ヴィンテージウォッチとの相性が抜群のラギッドなデザインは、身に着けていると徐々に色味を変えながらエイジングしていく。

リアルストリートの空気感を楽しめる〈FUCKING AWESOME〉のフーディー

フーディーもワードローブには決して欠かせない定番アイテム。大好きなので色々なブランドのモノを持っているけれど、〈FUCKING AWESOME(ファッキン・オーサム)〉のフーディーはシンプルなデザインとしっかりしたボディがツボだ。
生粋のスケーターであり、〈Supreme(シュプリーム)〉のモデルを務めたこともあるJason Dill(ジェイソン・ディル)と、フォトグラファーのMike Piscitelli(マイク・ピスチテッリ)が設立した〈FUCKING AWESOME〉は、ブランド名からも分かるように遊び心にあふれるブランド。このフーディーは比較的初期のアイテムで、フード部分にブランドロゴである「FUCKING AWESOME」が刺繍されている。リアルストリートの空気感を注入したデザインとさり気なく高い品質で、デイリーユースにピッタリなのだ。

いつでも新鮮さを楽しめる真っ白な〈drytown〉のスタッズベルト

人からは見えなくてもベルトをしない日はない。むしろ見えない部分にいかにこだわるかもオシャレの楽しみ方のひとつだ。〈drytown(ドライタウン)〉のスタッズベルトは真っ白なレザーにスタッズが打たれており、腰元にちょっとした洗練を与えてくれる。デザイナーが手作業でひとつひとつスタッズを打つスタイルを貫いているため、クオリティの高さもポイント。ホワイトカラーの革製品自体これしか所有していないので、身に着けているだけで新鮮な気持ちになる。

決め過ぎない雰囲気を出してくれる〈クロムハーツ〉のキャップ

休日に散歩する時などに着用している〈CHROME HEARTS(クロムハーツ)〉のトラッカーキャップ。青と白のカラーリングがいかにもアメリカンで、アメカジ系ファッションはもちろん、全体が黒っぽいコーディネートの時も抜け感を演出してくれる。そんな決め過ぎない雰囲気があるキャップがひとつあると、特に春夏シーズンは重宝するのだ。
〈クロムハーツ〉らしい「FUCK」の文字がデカデカと目立つデザインもお気に入りポイント。突っ込まれる前に書いておくと、〈FUCKING AWESOME〉のフーディーと合わせると本人が思う以上に反骨精神にあふれる人間っぽく見えてしまう。

どんな洋服にも合う定番服、〈BURGUS PLUS〉のジーンズ

もちろんボトムスはジーンズ。〈BURGUS PLUS(バーガスプラス)〉のLot.770はやや細身のストレートシルエット。洋服の系統を問わず何にでも合わせられる汎用性と、ジャパンデニムならではのクオリティの高さを併せ持っている。昨年もっとも穿いたジーンズであることはこちらの記事で触れたが、2021年になってからもハイペースで脚を通している。まだトータルの穿きこみ期間が4ヵ月程度なので色落ちとしてはまだまだこれから。きっと1年後にはもっと素晴らしいタテ落ちを見せてくれるはずだ。

愛用品ひとつひとつがベターライフを送るための必需品

とある日のコーディネートを撮影しながらひとつひとつのアイテムに触れてみたが、いかがだっただろうか。共通しているのは自分なりにより良い生活を送るために買い物をし、楽しみながら身に着けているということ。すべてに個性があり、組み合わせを変えながら違いを楽しむスタイルはこれからも続いていく。

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