博物館級! LEVI’S S501XX 濃紺のリアルヴィンテージを発見
目視でペンキステッチが確認できるほどの極上コンディション!濃紺のインディゴが残る博物館級の〈LEVI’S®〉S501XXのディテールをチェック
存在自体が尊い大戦モデル
ヴィンテージデニムの最高峰として君臨する〈LEVI’S®(リーバイス®)〉S501XX。現在はものによっては1,000万円以上の価格で売買されているというから、文字通り高級車並みの資産価値を持つヴィンテージに化けた。冷静に考えるとコットンのパンツが1,000万円以上で売り買いされているというのは異常な状況にしか見えないけれど、当時生産され、現在も残っている数が絶対的に限られていることを考えれば、これも時代の流れと言えるのかもしれない。
文字通り雲の上の存在となった大戦モデルを今手に入れることは、金額的にもタマ数的にも非常に困難になってしまった。それでも、デニムが好きであれば良い個体を見つけると胸が高鳴ってしまう。上記の「併せてチェックしたい」にあるようについ先日もヴィンテージの501XXの記事をお届けしたが、本稿では「MUSHROOM VINTAGE CLOTHING STORE」にて発見した超希少なS501XXを紹介する。濃紺の状態の大戦モデルを見つけるのは、今や至難の業。本気で探していた方はこの記事で詳細を把握した後で、店舗に在庫があるかを確認いただきたい。
色残り95%!奇跡のS501XX
本モデルは1940年代製で、色残りは約95%という驚異のコンディション。なんと目視でペンキステッチが確認できるほど状態が良い。大戦モデルでこれほどインディゴが残っている個体は、恐らく世界的に見てもかなり希少だろう。当然大戦モデルの特徴を完璧に備えており、片面BIG Eタブもしっかりと健在。トップボタンはブランドのオリジナルではなく汎用的な月桂樹ボタンで、無刻印のリベットも戦時中の物資統制が敷かれた時代ならではの意匠だ。その他、平織りコットンの異素材スレーキ、隠しリベットを備え、コインポケットには通常はあるリベットが省かれている点もS501XXの特徴。内側の付け根は切りっぱなしのディテールで、ヒップポケットにはフラッシャーを外した当時のホチキスも残っているというから、極上を通り越して奇跡のような個体だ。デニム自体も分厚く、穿きこめば最高のエイジングへと成長する(実際に着用する勇気があれば)。
実寸サイズはウエスト97センチ、レングス78センチ、総丈112センチ、裾幅23センチ、腿幅33センチ。わずかなステッチの解れ・スレはあるものの目立ったダメージや色落ちは見当たらない。つまり、これを逃すと同程度のグッドコンディションのS501XXを発見できる可能性は低い。超が付くほどのデニムマニアの方は、2025年最初のお買い物としていかがだろうか。重ねてになってしまうが、本気で欲しい方はお早めに店舗に確認いただくことをおすすめする。
1940年代の〈LEVI’S®〉S501XXはMUSHROOM VINTAGE CLOTHING STORE 公式オンラインストアで販売中。価格は要問合せとなる。
ITEM CREDIT
- LEVI’S®:1940’s S501XX Vintage