
東日本大震災の復興を支援する刺し子プロジェクト「サシコギャルズ」と KUON の協業ライン KUON Atelier by SG がスタート
熟練した技術を持つ女性たちがオールハンドメイドでスウェットやフーディーに刺し子を施した温もりあふれる仕上がりに
日本のもの作りの精神を感じられるコレクション
東日本大震災の復興支援として岩手県大槌町の女性たちと昨年設立された大槌刺し子プロジェクト「SASHIKO GALS(サシコギャルズ)」と、日本のファッションブランド〈KUON(クオン)〉による協業ライン〈KUON Atelier by SG(クオン アトリエ バイ エスジー)〉がローンチした。ハンドメイドで刺し子を施したスウェットやフーディーが発売されている。
「サシコギャルズ」は、東日本大震災から13年が経った2024年3月11日に「復興のその先を示すことが、新しい日本の未来を描く」という思いから発足。日本の伝統技術・文化である刺し子を震災で多大な被害を被ってからも続けてきた40代から80代までの女性15名が手作業で刺し子を施したスニーカーやぬいぐるみなどを展開している。
〈クオン〉は石橋真一郎が2016年春夏コレクションからスタートした日本のファッションブランド。ブランド名は日本語の「久遠」、「遠い過去または未来」「永遠」に由来しており、古着や古い布の持つ文化を取り入れ、時代に左右されないシンプルなっかこよさを追求している。シグネチャーシリーズでは100年以上前の生地を厳選し、職人が手作業でジャケットやブルゾンに再構築。年間数着しか製作できないアイテムも含めて「新しいものは古くなるけれど、美しいものはいつまでも美しい」というフィロソフィーを表現している。
ハンドメイドに並々ならぬこだわりを持つ両者がタッグを組んだ〈KUON Atelier by SG〉では、「サシコギャルズ」の目的のひとつである「刺し子の可能性を広げる」をテーマに、すべて手作業で刺し子を施したウェアを展開していくという。






















手作業ならではのほっこり感
〈Nike(ナイキ)〉などのスニーカーに刺し子を施すことで1点物へと昇華させた「サシコギャルズ」の活動から約1年を経てスタートした〈KUON Atelier by SG〉で展開されるアパレルコレクションでも、確かに人の手で作られた“痕跡”を感じられる仕上がりに。スウェットやフーディーのボディやスリーブなどにランダムに入る刺し子がもたらす豊かな風合いと独特な抜け感が、大量生産・大量消費が当たり前になった現代に生きる私たちをほっこりと和ませるコレクションとなっている。
〈KUON Atelier by SG〉のデビューコレクションは、スウェットシャツ(1万7600円)、スウェットパンツ(1万8700円)、フーディー(1万9800円)の3アイテムがラインナップ。詳しくはクオン 公式サイトをチェックしてみよう。
ITEM CREDIT
- KUON Atelier by SG:Debut Collection