
アーティスト 藍嘉比沙耶 の個展「ミル・クレープ2」が渋谷パルコで開催、90年代のアニメから着想を得た新作を展示販売
90年代前後のセル画アニメーションからインスパイアされた4シリーズ計16点の新作を発表、TシャツやA1ポスター、ステッカーセットなども販売
90年代特有のフィーリングと20年代のモダンな感性のミックス
アーティスト 藍嘉比沙耶(アオカビ サヤ)の個展「藍嘉比沙耶 Aokabi Saya『ミル・クレープ2』Mille crepe2」が、「渋谷PARCO」4階の「PARCO MUSEUM TOKYO(パルコ ミュージアム トーキョー)」で6月13日(金)~30日(月)の期間で開催される。
藍嘉比沙耶は1997年生まれ。自身の生まれた前後に日本で制作されたアニメーションに登場するキャラクターを主に参考にし、それらの形態を彷彿とさせる図像を用いて絵画を制作している。セル画技法を用いた商業アニメーションが隆盛を極めた90年代後期のアニメーション作品の中には、今でも国内外からカリスマ的な人気を保ち続けている名作がいくつか存在していることは、アニメ好きであればご存じの通り。藍嘉比沙耶が描く作品には90年代特有のフィーリングと2020年代のモダンな感性がミックスされており、文化的側面からも注目を集めている。






紙、鉛筆、iPadなどアナログとデジタルをミックスさせた独自の制作手法で完成
本展は、2020年にアートギャラリー「HENKYO」で開催した、異なる技法/コンセプトによる4つの作品シリーズを集めた「ミル・クレープ」の第2回となり、新作約16点の展示・販売を実施。紙、鉛筆、iPadといったアナログとデジタルの手法をミックスして描いたイメージをプロジェクターを用いてキャンバス等に転写し、絵の具での着彩によって完成させるという、非常に手の込んだ制作手法も見所だ。
2枚一組の“ぺったん”や輪郭を描かない“アウトライン”シリーズは、自身が意図しない要素で絵が支配から遠ざかり絵が自立する面白さを表現。下絵と線画をあえて描く“process”シリーズは、絵の過程を可視化することにより、見る側と情報を共有する事で、絵の本質を問いかける。
2枚一組の“ぺったん”や輪郭を描かない“アウトライン”シリーズは、自身が意図しない要素で絵が支配から遠ざかり絵が自立する面白さを表現。下絵と線画をあえて描く“process”シリーズは、絵の過程を可視化することにより、見る側と情報を共有する事で、絵の本質を問いかける。
藍嘉比沙耶の個展「藍嘉比沙耶 Aokabi Saya『ミル・クレープ2』Mille crepe2」は、先に述べたように「渋谷PARCO」4階の「PARCO MUSEUM TOKYO(パルコ ミュージアム トーキョー)」で6月13日(金)から30日(月)の期間で開催。入場料は無料で、期間中は11時~21時の営業時間中に行われる(※営業日時は変更となる場合があるため、渋谷パルコの営業日時を要確認)。更なる情報は渋谷パルコ 公式サイトから。