Goro's Pendant Feather Cross

深い精神性を宿し、身に着ける人を語る goro’s のペンダント

高橋吾郎が心酔した神聖なイーグルのフェザーをシルバーで具現化したペンダントをはじめ、手仕事の美しさが宿る〈goro’s〉のペンダントは、時を超えて魅力を放つ


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : @justinreed

一度も人気が落ちたことがない稀有なブランド

ジュエリー/アクセサリーは生きていくうえで必ずしも必要なものではないが、好きな人にとっては絶対に欠かせない。それは、ただ身を飾るという目的だけではなく、自分らしさをもっとも反映できるアイテムだからだと思う。もちろん、服も個性を演出する最大のアイテムだ。ジュエリーの面白いところは、好みや美意識、価値観を反映したものを着用でき、それでいて服ほど目立たないことではないだろうか。リングをひとつ身に着けていても服ほど人の目を引くことはない。しかし、それを選んだ理由や背景は自分の中にしっかりとある。そういった極めてパーソナルな存在でありながら、身に着けているとその人らしさが垣間見える…そんなところもジュエリーの魅力だ。
その人らしさを語るジュエリーとして真っ先に頭に浮かんだのが〈goro’s(ゴローズ)〉だった。ご存じ原宿の伝説であり、もっともカリスマ的な人気を集めるブランドでもある。日本人として初めてインディアンネームを現地で授かった高橋吾郎が設立した〈ゴローズ〉は、設立からしばらくはベルトやバッグといったレザーアイテムをメインに制作していたが、徐々に革製品を装飾するコンチョやバックルからシルバーを積極的に用い、アクセサリー単体も手がけるようになる。1971年に原宿でインディアンジュエリーをつくり始めてからは、友人や身近な人を中心にコアな客から支持され、その後90年代に巻き起こった空前のシルバーアクセサリーブームで一般的な知名度を高めたことはご存じの通り。それ以降一度も人気が途絶えたことがない。
ネット販売はもちろん、卸しも一切していないため、新品を手に入れられるのは原宿のショップだけ。超が付くほど入手困難な〈ゴローズ〉では、ペンダントひとつが非常に価値がある。

Goro's Pendant Feather Cross
Goro's Pendant Feather Cross
Goro's Pendant Feather Cross
Goro's Pendant Feather Cross

「どういう人間なのか」を静かに語るジュエリー

精緻な彫金が施されたフェザーは、吾郎さんにとって特別な意味を持つ。ネイティブアメリカンの生き方に心酔していた吾郎さんは、ニューメキシコのとあるお店で飾られていた鷲の羽根がどうしても欲しくなったものの、インディアンにとって特別な存在であるため譲ってもらえなかったという。しかし、自身が身に着けていたシルバーのリングとの物々交換(トレーディングポスト)で少しずつ手に入れることができ、何年もかけて貯めた羽根でボンネット(頭の飾り)をつくったという。本物の羽根はあまりに大切で身に着けられないため、その代わりの存在としてシルバーでフェザーを制作したことがフェザーペンダント誕生のざっくりとしたストーリーとなる。ただ形がかっこいいからアクセサリーにしてしまおうということではなく、精神性が宿った装飾品、お守りのような意味を込めてつくられたのが〈ゴローズ〉のフェザーなのだ。
〈ゴローズ〉のフェザーにはオールシルバー製やイエローゴールドとのコンビモデルなどさまざまなバリエーションがあり、単品はもちろん、重ね着けにも最適。そして、メタルペンダントやクロスペンダントにも〈ゴローズ〉らしい手仕事の美しさが宿る。一つひとつをハンドメイドの過程を経ながらつくられる〈ゴローズ〉のジュエリーには、流行りを超えた普遍性があるとともに、身に着ける人が「どんなものに価値を感じるのか」「どういう人間なのか」を静かに語ってくれる。
〈ゴローズ〉のペンダントはJUSTIN REED 公式インスタグラムから。
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