リアルワーカーのためにつくられた屈強なタフさが魅力の RED WING ロガーブーツ
北米の森林伐採作業員(ロガー)のために開発された8インチ丈のタフ&ラギッドなロガーブーツの魅力に迫る
思春期に憧れ抜いた〈RED WING〉
年齢を重ねても、世の中の流行がどう変わろうとも〈RED WING(レッドウィング)〉のブーツが特別だと感じている大人はとても多い。それは〈レッドウィング〉が常に本質的に良いものをつくり続けてきたという信頼と実績だけではなく、ノスタルジーも多分にあると思う。私自身、10代の多感な時期に〈レッドウィング〉は特別な存在だった。当時裏原宿ファッションが大ブームで、ヴィンテージデニムや〈CASIO(カシオ)〉G-SHOCK、そして〈CHROME HEARTS(クロムハーツ)〉なども憧れのアイテムとしてファッション誌を賑わせ、憧れを集めていた。インターネットがまだ発達しておらず、情報の発信源は雑誌とテレビだけ。木村拓哉が圧倒的なファッションリーダーで、彼が身に着けるすべてがブームの対象だった。
〈レッドウィング〉はキムタクも愛用していたが、流行らせたのは藤原ヒロシだ。オーセンティックな編み上げのブーツに履きやすいクレープソール(トラクショントレッドソール)を合わせたアイリッシュセッターは、日本企画のモデルとして爆発的に人気となり、文字通り店頭から姿を消した。東京に住んでいれば、もしかしたらわりと簡単に手に入れられたのかもしれないけれど、当時宮城県仙台市に住む高校生だった私はどの店舗でも見つけることができず、掲載されていたファッション誌を穴が開くほど眺めていたことを覚えている。その後しばらくしてからプレーントゥの#8165を購入できた時の喜びと、同級生に自慢した情景は今でも忘れられない。
思春期に夢中になった何かは、大人になってからも鮮烈な印象を残す。こういった思い出は人の数だけたくさんあるだろう。もちろん、もの自体が素晴らしいからこそ良い思い出になり、今でも「欲しい」と思える存在であり続けることは言うまでもない。〈レッドウィング〉はワーカーのためのブーツブランドであり続けているが、生産地から遠く離れた日本の男女を夢中にさせている。それも10代の若者から、60代の男性まで。
リアルワーカーのためのギアという「説得力」があるブーツ
〈レッドウィング〉には、電線工事を行う高所作業員(ラインマン)のためにつくられたLINEMAN(ラインマン)のように、特定の危険な業務に携わる労働者のために開発されたワークブーツがいくつもある。本稿で紹介している8-INCH LOGGERは、1940年代に北米の森林伐採作業員(ロガー)向けに開発された、8インチ丈のレースアップワークブーツ。ロガーブーツはつま先を保護するスチールトゥ、高い防滑性を持つビブラムラグソール、足場を安定させるヒール(ロガーヒール)が特徴で、少しのミスが命の危険や大怪我につながるロガーマンたちの足元を確実に守るために生まれた。
〈レッドウィング〉のワークブーツはルックスも素晴らしいが、リアルワーカーのためにつくられているブーツであることも「説得力」を持っている。ファッションとしてではなく、ギアとして優秀であること。男であればこのタフさに惹かれないわけがない。
90年代に爆発的なブームを起こし、現在でも看板モデルのひとつである#8875のようなカジュアルさはないものの(#8875に関しては上記の「併せてチェックしたい」から)、ロガーブーツにはトレンドや他者の視線を一切気にしない確固たるスタイルがある。脱ぎ履きはしづらいし、つくりも素材もタフなので通常のブーツよりも明らかに重く、長時間の着用は疲れをもたらすだろう。しかし、着用者の足元をどんなシーンでもしっかりと守ってくれるという安心感があり、タフでラギッドなブーツだけが持つオーラのようなものもあるのだ。
日常生活で求められる堅牢さや耐久性を軽く上回るタフネスを持つ〈レッドウィング〉のロガーブーツは、スペック的にはToo much感があるものの、「自分のものにしてみたい」と思わせる魅力にあふれている。トレンドを超越した究極のワークブーツにグッとくる方には特におすすめしたい、時代を超えた名品なのだ。
〈レッドウィング〉の8-INCH LOGGER BLACK OIL SLICK LEATHERはレッドウィング 公式オンラインサイトで販売中。
〈レッドウィング〉の8-INCH LOGGER BLACK OIL SLICK LEATHERはレッドウィング 公式オンラインサイトで販売中。
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