男たちよ、下着にもこだわれ【SUNSPEL編】
下着を高品質なデイリーウェアに昇華したイギリスを代表する老舗ブランド〈SUNSPEL〉のボクサーショーツ、その時を超えた魅力を探る
アンダーウェアは男性が手を抜くアイテムナンバー1?
服も靴も腕時計もジュエリーもこだわりを注いでいるのに、下着は〈UNIQLO(ユニクロ)〉という人は意外と多い。もちろん〈ユニクロ〉や〈無印良品〉の下着やソックスが悪いわけではなく、安価にそこそこ良い品質なので、むしろありがたい。人の目に触れないものはできるだけ安く済ませたいという心理は普通の人であれば当然だし、そもそもアンダーウェアって使い捨てだもんねという。とはいえ、専業ブランドがつくる逸品を体験すれば、アンダーウェアに対する価値観が根底から変わるのではと思う自分もいる。
男性が着用できるクオリティの高いアンダーウェアといえば、きっと多くの人が〈Calvin Klein(カルバン クライン)〉を真っ先に思い浮かべるはず。ウエストに入るアイコニックなロゴ使いは、ファッション好きならずとも憧れを感じるだろう。もちろん素晴らしいのだが、王道すぎるので本稿ではあえて紹介を控えたい。今日皆さんに注目してほしいのは、1860年にイギリスで創業した老舗ブランドとして世界中の紳士から愛される〈SUNSPEL(サンスペル)〉。アンダーウェアにひとつ上のクオリティを求めるならば、決して避けて通れないブランドだ。
「頑張ってる感」がないのに品質も格式も高い〈サンスペル〉のボクサーショーツ
〈サンスペル〉は、労働者の作業着だったTシャツを軽量で上質なアンダーウェア(日常着)へと進化させることに貢献したほか、シーアイランドコットン(海島綿)などの上質な天然素材をいち早く導入するなど、アンダーウェア専業ブランドとしてイノベーションを起こしてきた偉大なブランド。現在はさまざまな商品ラインナップが展開されているが、本稿ではもっともベーシックなアイテムとしてボクサーショーツをフィーチャーする。日本ではトランクスと呼ばれている、ゆったりしたシルエットの布帛生地のアンダーウェアだ。
〈サンスペル〉のボクサーショーツは、なんと1947年に誕生。創業者のひ孫にあたる曾孫にあたるジョン・ヒルがアメリカから持ち帰り、英国に紹介したのが始まりだという。当時すでにアンダーウェアのスペシャリストだった〈サンスペル〉は、背面パネルの追加や縫い目の滑らかさの向上、そして世界最高品質の長繊維綿を使用するなど、機能性および素材の面で独自の改良を施した。その結果、それまで世の中に流通していた機能的な下着を真のラグジュアリーアイテムへと進化させることに成功。当時の〈サンスペル〉が施した仕様が限りなく完璧に近いことの証として語られているのが、現在つくられているボクサーショーツが当時のものをほんの少しだけマイナーチェンジしただけというストーリー。アンダーウェア自体が服に比べてシンプルではあるものの、肌に直接触れるもののつくりがほぼ改善を必要としていないというのは凄い事実である。
そして、これは人によって好みは分かれるのだけれど、ピッタリとしたタイプよりもいわゆるトランクスタイプをおすすめしたい。なぜなら、これくらい脱力したシェイプの方が「頑張ってる感」がないから。それでいて英国ブランドで品質が高く、格式もあるというのが素晴らしい。
〈サンスペル〉のボクサーショーツは、ブルーやレッドなどさまざまなカラーで展開中。価格は9,900円となかなかお高いが、一度体験すると病みつきになるという評判もよく見られる。気になる方はサンスペル 公式オンラインストアでお気に入りのタイプを探してみてはいかがだろうか。



