Permanent standard BUCO JH-1

時代や流行に左右されない永久定番ライダース – BUCO JH-1

「自分のモノ」として着こなせたらこれほどカッコいいライダースジャケットはなかなかない。レザー好きから絶大なリスペクトを集める〈BUCO〉の最初期モデル、JH-1の魅力にクローズアップ。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : THE REAL MCCOY’S

死ぬまでに手に入れたい〈BUCO〉のライダースジャケット

いつの時代も変わらず支持され愛されるモノには品格や存在感がある。無造作に着用するだけでその人の雰囲気を決定づけてしまうような強いモノもあれば、必要以上に主張はせず、そっと寄り添うような控えめなモノもあり、どちらもスタンダードという点では変わらない魅力があるものだ。
〈BUCO(ブコ)〉のライダースジャケットは前者。〈BUCO〉のライダースジャケットに密かに憧れる男は多いが、憧れのまま手に入れない男も多いのではないだろうか。それはきっと〈BUCO〉のライダースジャケットには「自分が着てサマになるか」という自問自答すらしてしまうオーラがあるからだ。圧倒的な存在感はオーナーの男らしさや強さを格上げする効果があるけれど、「服に着られている」状態にもなり得るのがこのブランドの特徴でもある。
しかし、そんなハードルの高さがあるほど「いつかは自分も」と燃えるのが革キチというもの。レザー愛好家から常にリスペクトされる〈BUCO〉のライダースジャケットの中で、本日は比較的着やすいダブルタイプのJH-1をクローズアップ。買わずに終わるか、買って笑うかはあなた次第。


強いオーラを放つ佇まい。Real thing(本物)であり続ける〈BUCO〉のライダースジャケットの中でもJH-1はスッキリとしたデザインで着やすい。

ウール100%のライニングは赤いバッファローチェック柄。古き良きアメリカの雰囲気を残す。

「ファーストブコ」の愛称で親しまれる完成されたデザイン

JH-1は1930年代後期~40年代に〈BUCO〉が販売した最初期のモデル。ドットボタン式のスッキリとしたウエストベルトやスナップボタンがない襟の剣先など、この時代特有のアイコニックな仕様を今も受け継ぐ永久定番品で、ファンからは「ファーストブコ」の愛称で親しまれている。ライダースジャケット黎明期のデザインを今も楽しめるという点でも非常に価値のある逸品と言えるだろう。
ライダースジャケットには大きく分けてシングルタイプとダブルタイプがあるが、星の数ほど流通するダブルタイプの中でもJH-1は明らかに他とは違うルックス。クラシカルなのに古臭さを感じさせない完成されたデザインは、誕生から80年近くが経過した現在でも男の一級品として別格の存在感を放っている。

耐久性の高い上質なホースハイドを贅沢に使用
着方次第では子供の世代にも受け継がれる逸品

レザーはベジタブルタンニン鞣しのホースハイド。硬さと張りがあり、新品時から体に馴染むレザーではないが、時間を掛けて着用し続けるとしなやかに変化する特性を持つ。いわゆる手強いタイプのレザーであることも「一見さんお断り」のような敷居の高さにつながっているのだけれど、着続ければ自分だけのエイジングを楽しめるということでもある。
ベジタブルタンニンで鞣された上質で肉厚なホースハイドを使ったライダースジャケットはレザー好きであれば一度は憧れるもの。作りが良く耐久性の高い〈BUCO〉のライダースであれば、着方次第で自分の子供に受け継ぐこともできるはず。もちろんそれくらい時間を重ねても「古臭くてダサいライダース」にはなっていないのではないだろうか。言うまでもなく、それほどの長い年月を耐えられるライダースジャケットは決して多くない。

〈BUCO〉のライダースは時代や流行に左右されない本物を求める男の理想形

〈LEWIS LEATHERS(ルイスレザーズ)〉のライトニングやサイクロン、〈Schott(ショット)〉のPERFECTOといった超有名ライダースジャケットと肩を並べる〈BUCO〉のJH-1は、まさに永久定番品と呼ぶにふさわしい。一級の素材を惜しみなく使い、デザイン的に完成されているJH-1は、時代や流行に左右されない本物を求める男の理想形だ。264,000円(税込)という価格の高さも相まっておいそれとは手に入れられないかもしれないが、思い切って手に入れる価値は充分すぎるほどある。

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