Denim souvenir jacket from KAPITAL

ピースフルなオーラが漂うKAPITALのデニム製スーベニアジャケットは、これ一着でスタイルが完成するキラーアイテム

ハンドクラフト感漂うワンアンドオンリーのスーベニアジャケットは、デニム好きだけでなくファッションに敏感な層からも熱い視線を集めている。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : KAPITAL

混迷が続く今の時代にこそふさわしいピースフルなデニム製スーベニアジャケット

アメリカで生まれた労働者のためのワークウェアとして生まれたジーンズは、後に若者に支持されるファッションアイテムとなった。世界大戦を経て高度成長期を迎えたアメリカは好景気に沸き、音楽や映画などのエンターテインメント業界も急成長していく。エルヴィス・プレスリーやジェームズ・ディーンといったロックスターとハリウッドスターがこぞって着用したジーンズとデニムジャケットは反体制のシンボルとなり、頭の固い大人たちが苦い顔をする横で若者たちが反体制のシンボルとしても、最先端のオシャレとしてもデニムウェアを着るようになっていった。ジミ・ヘンドリクスが着ていたフレアシルエットのジーンズは、彼が愛用していた〈Fender(フェンダー)〉ストラトキャスターと同様にセクシーで最高にロックな「装備品」として認知されたことも、ロック好きであれば頭の片隅に鮮烈に残っていることだろう。デニムウェアは移ろいやすいファッション業界の中で時代を切り取るマストアイテムであり続けた。
2021年、いまだ落ち着くことのない新型コロナウイルスの影響で世界が混乱し続ける中、ファッションの世界においてデニムウェアの人気はかつてほど高くないかもしれない。もしかしたらみんな少しデニムに飽きてきたのだろうか?モードの世界まで影響力を持つストリートファッションの台頭で、デニムウェアは駆逐されてしまったのか?
もちろん答えは「No」だ。オーセンティックなジーンズやデニムジャケットは「一番のトレンド」ではなくなって久しいが、男女問わず「時代を超えた定番品」として認知されている。デニムウェアは流行ばかりを気にする人たちにとっては大したことのない洋服に見えるのかもしれないけれど、多くのファッション好きにとって廃れることのないスタンダードであり続けているのだ。
メイドインジャパンの確かなモノ作りにこだわり続ける〈〈KAPITAL(キャピタル)〉〉のピースフルでハッピーな洋服に目を向けてみよう。岡山産のデニムを贅沢に使った遊び心いっぱいのデザインは眺めているだけで幸せな気持ちになってくる。デニムで作られたスーベニアジャケット(スカジャン)に漂うのは、着ている人もそれを目にする人もハッピーにするオーラ。きっとこの記事を読み終わる頃には夏の終わりに新調したい洋服の候補になっているはずだ。


異なる色のデニムをパッチワークさせるように構築させたスーベニアジャケット。ゆったりとしたシルエットに今っぽさもあり、体型を気にせずカッコ良く着られる。

背面にはジーンズの一部を投入。この自由な発想と作り込みの良さは〈キャピタル〉が得意とする世界。


鮮やかにフェイドしたライトブルーのデニムの上に太番手の糸でパームツリーを描く。デコボコとした手触りもハンドクラフト感がたっぷりでたまらない。

リブはデニムではなく厚手で身の詰まったコットン製。スリーブ部分はデニムの裏地を効果的に使用している。


背面には大きくハイビスカスの刺繍が。こちらも太番手の糸でひとつひとつを表現しており、まったく同じモノは存在しない。

スリーブ部分のアップ。張りがありながら柔らかさも担保したオリジナルデニムを使ったリメイク品で、岡山の職人がすべて手作業で制作する。

〈キャピタル〉らしさを大切に自由な発想で作られたサステナブルな逸品

このスーベニアジャケットに使われているのは基本的に再利用したデニム。そしてアイテム自体がリメイク品なので、ここ数年で一気に浸透してきたサステナビリティの概念とも合致する。ただし〈キャピタル〉自体が昔からリメイクを得意とするブランドであることも忘れてはいけない。エコで持続可能であることを武器にするブランドがひと昔前に比べるとずいぶん増えた印象があるけれど、〈キャピタル〉はデニム業界の中でも早い段階でサステナビリティを(計算せずに)実現してきたブランドだったりもする。
パームツリーやハイビスカスが太い糸で表現されたピースフルなデザインと、再利用したデニムを使ってファッションアイテムとしてもクールな一着を作るセンス。そしてスーベニアジャケットなのにデニム製というありそうでなかった発想力。それらが三位一体となって実にこのブランドらしい逸品に仕上がっている。
ワークウェアから反逆の象徴へ進化し、テイストを問わず常に題材になるデニムウェア。歴史に敬意を持ちながら自由な発想で作る〈キャピタル〉のスーベニアジャケットは、これ一着でスタイルが完成するキラーアイテムとしての風格もある。
LIVE IN RUGGEDがお届けするデニム関連の記事はこちらから。
〈キャピタル〉が日本古来の伝統製法である「BORO」を再現した和洋服、BORO 1stジャケットもデニム狂であれば必見。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。