Rugged as hell C.P. Company Barbour

C.P. COMPANY×Barbour ラギッドと洗練が融合した男らしさあふれるアウターをゲットせよ

この秋のベストバイ候補!長く愛用できるラギッドなアウターをお探しの方、最高の一着を見つけました。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : C.P. COMPANY

ミリタリーとスポーツへの愛が詰まったオーセンティックなコレクション

もしあなたが男らしさのある強靭なファッションが大好きなら、〈C.P. COMPANY(シーピー・カンパニー)〉の洋服はこれ以上ないほど満足できるかもしれない。1971年に〈Chester Perry(チェスター・ペリー)〉という名前で創業してからちょうど50周年を迎えた〈C.P. COMPANY〉。創業者のMassimo Osti(マッシモ・オスティ)氏はミリタリーウェアに憑りつかれたと言っていいほどミルスペックのウェアに夢中な人物として知られている。3万点以上ものアーカイブを収集したうえで研究を重ね、ヴィンテージ特有の風合いやディテールを再構築。好きこそものの上手なれの言葉通り、マッシモ氏は骨の髄までミリタリー漬けの日々を送りながらオリジナルのウェアを作り続け、設立から間もなく「アーバン・スポーツウェアを生み出したデザイナー」として評価されるようになる。
また、現在では国内外問わず浸透しているGARMENT DYE(製品染め)を世界で初めて行ったブランドとしても知られている。異なる組成を同時に染色し、それぞれの組成に別々の化学的アプローチを働きかけることで「トーン・オン・トーン」の印象的なカラーに染め上げる「Double dye in a single bath」という手法を確立。古いミリタリーウェアの機能性や様式美をアレンジするオーセンティックなデザインだけではなく、洋服作りのテクニックの面でも後世のブランドに多大な影響を与えた。
50周年のアニバーサリーイヤー真っただ中の〈C.P. COMPANY〉は今年もっとも注目すべきブランドなわけだが、記念すべき年にふさわしい特別な企画が次々とドロップされていることをご存じだろうか。本記事でフィーチャーする第7弾の企画は、あの〈Barbour(バブアー)〉とのコラボレーション。1988年にデザインされた〈C.P. COMPANY〉の代表作である「Mille Jacket」と、そのインスピレーションソースのひとつとして有名な〈バブアー〉の「Solway Jacket」という2つのジャケットの生地、色、スタイルの長所を活かし、新たに2型のジャケットを製作した。
3つのポケットが付いた「Barbour Mille wax jacket」と4つのポケットが付いた「Barbour 500 Miglia wax jacket」のほか、ハットやバックパックといったアクセサリー類もラインナップ。この特別なコラボレーションについて〈C.P. COMPANY〉のデザイン責任者であるPAUL HARVEY(ポール・ハーヴェイ)は以下のようにコメントしている。
「〈バブアー〉での作業は個人的な観点からも専門的な観点からも、とてもシンプルで特別なものでした。私はイギリス北部のミドルスブラで生まれました。最初の会議で私たちが育った同じ風景について話し合ったことを覚えています。作品は文字通り自分たちでデザインしたので、初期のイタリアンスポーツウェアと当時の〈バブアー〉の関係性を密接に表現できたと思います」。
また、〈バブアー〉のディレクターを務めるIAN BERGIN(イアン・ベルジン)も〈C.P. COMPANY〉とのコラボレーションが実現できたことを喜んでいる。
「〈C.P. COMPANY〉の才能あるチームと一緒に仕事をすることは本当にエキサイティングでした。この非常に特別なコレクションはブランドのマイルストーン50周年を祝うためにあります。〈C.P. COMPANY〉はテクニカルで革新的なスポーツウェアで有名であり、実用性は〈バブアー〉にとってすべての中心です。〈バブアー〉にとって〈C.P. COMPANY〉と一緒にデザインに取り組むことはとても自然なことでした」。
男らしく頑強で、それでいて洗練されたテイストも強く持つイタリアンブランドの〈C.P. COMPANY〉と、古き良き英国ファッションを実用性豊かに展開するブリティッシュブランドの〈バブアー〉が一緒にモノ作りをすることはごく自然なことなのだろう。伝統的なワックスドジャケットを用いながら現代的なエッセンスも封じ込めた特別なコラボレーションを以下のフォトギャラリーから見てみよう。


フードに空いたゴーグル用の穴はモータースポーツに参戦するドライバーの実用性を叶えたスペック。左袖のレンズからは腕時計を透かして見ることができる。

カーキも良いけど秋を強く感じるブラウンも最高だ。左胸にはさり気なく両者のブランドネームが刺繍され、コラボアイテムであることを主張している。


4つの大きなポケットで収納性抜群。バッグいらずのユーティリティーに優れたジャケット。

短めの着丈はドライビング時の実用性を考慮した設計。もちろん多少の雨でもビクともしない。

〈バブアー〉を象徴するワックスドコットンと〈C.P. COMPANY〉のアイコニックなデザインが融合

上記2モデルは一見似ているようで着丈の長さやポケットの違いなど、デザイン的にも機能的にも大きく異なる特性を持つ。ファッション的な好みで選んでもいいし、日常的にクルマを運転する方であれば着丈の短い後者の方が実用性が高いかもしれない。オーナーのライフスタイルに沿った機能性を提供できるところも〈C.P. COMPANY〉と〈バブアー〉の強みなのだ。
10月5日(火)に発売される本コレクション、気になる販売チャネルは〈バブアー〉の各直営店およびオンラインストアをメインに、H BEAUTY&YOUTH(10月5日~10月19日にはポップアップも開催予定)。なおアクセサリー類は後日リリース予定とのことなので、小物も気になる方はオフィシャルのアナウンスをお楽しみに。
長い歴史を持つ両ブランドが初めてタッグを組み生まれたアウターはラギッドさと洗練された大人の上質感が共存する、この秋ベストバイの逸品。ファッション業界では毎日のようにどこかしらのブランドがコラボアイテムを発表しているが、やや食傷気味の方も本コラボレーションには納得されるのでは?世の中には異常なほど説得力のあるモノが存在するけれど、〈C.P. COMPANY〉×〈バブアー〉はまさにその類の傑作コラボレーションだ。
〈C.P. COMPANY〉×〈バブアー〉のジャケットを着る際に最高の相性を見せてくれそうなヴィンテージの〈HEUER(ホイヤー)〉オータヴィアも併せてご覧いただきたい。
ミリタリーとトラッドが絶妙にミックスされたeYe COMME des GARCONS JUNYA WATANABE MAN×Brooks Brothersと、現代的でスマートなミリタリーウェアを展開するUNIQLO and White Mountaineeringもこの秋注目のプロダクトだ。

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