Daniel Arsham Race Team Jacket

アーティスト、ダニエル・アーシャムが制作したレーシングジャケットがオークション形式で販売中

計4着限定でただいま入札受付中。ダニエル・アーシャムのポルシェ愛を強烈に感じるクールなレーシングジャケットは、ファンならずとも必見!


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : StockX

ダニエル・アーシャムのクルマ愛があふれるデザイン

「Fictional Archeology(フィクションとしての考古学)」をコンセプトに、彫刻、ペインティング、映像など幅広い作品を制作する現代アーティスト、Daniel Arsham(ダニエル・アーシャム)。先日掲載したPlayStation(プレイステーション)のコントローラーの型を取り、そこに樹脂を流し込むことで完成したアートピース「Crystal Relic 004」のように、日常に潜むオブジェクトをアートへと昇華させる活動や、巨大な物体、そして〈LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)〉や〈Dior(ディオール)〉、〈Tiffany & Co.(ティファニー)〉といった超一流ブランドとのコラボレーションを展開し、まさに現代を代表するアーティストとして絶大な支持を集めている。
そんなダニエル・アーシャム、実は熱狂的なクルマ好き。これまで開催してきた展示会でもクルマへの愛を表現してきたのだが、70年代の〈PORSCHE(ポルシェ)〉911が完成したことを祝い、家族や友人などごく身近な人のためにレーシングジャケットを制作していた。通常であればごく限られた関係者しか所有できないレーシングジャケットが、なんとオンラインマーケットプレイス「StockX(ストックX)」に登場。オークション形式で販売され、誰でも入札できるという。
完成した〈ポルシェ〉911は1972 Arsham Carrera RSAという最高にクールな名前が授けられている。そこから派生したレーシングジャケットもクルマへの愛情と〈ポルシェ〉への深いリスペクト、そしてモータースポーツへの情熱が感じられる一着。1970年代のニューヨークのスタイリングからインスパイアされたというデザインは、ボディにチョコレートブラウンカラーのコーデュロイを使用。ハンドメイド感あふれるチェーンステッチとスペシャルオーダーで作られたシェニール織の〈ポルシェ〉エンブレムを模したバックパッチがクラシカルで、古き良き時代の自動車文化を彷彿させる仕上がりになっている。

背中で語るクルマ愛
この機会を逃すと二度と手に入らないこと間違いなし!

クルマ好きがお金持ちになると最新モデルを乗り回すケースが圧倒的に多いのに対し、70年代初頭のモデルをフルカスタムするところが熱狂的なカーエンスーであることを物語っている。クルマに合わせたレーシングジャケットをここまで高い完成度で作ってしまうところも、さすがの一言。現代アートを代表する人物がプライベート用で制作したレーシングジャケットを一般人が購入できる機会なんて滅多にあるものではないので、ぜひ入札を検討してみてはいかがだろうか。
Daniel Arsham RSA Race Team JacketはS~XLの各サイズ1着ずつ、合計4着限定での販売となり、オークション開催期間は日本時間の1月29日(土)2:00~2月1日(火)1:59まで。
ちなみにオークションの収益はニューヨーク・クーパーユニオンにある「Daniel Arsham x StockX Next Gen Scholarship Fund(ダニエル・アーシャム x StockX 次世代奨学金)」に寄付されるとのこと。この基金はアーティストやブランドに対して、より公正でフェアな報酬が届く枠組を作るため、ダニエル・アーシャムと「StockX」によって設立されている。
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