BLACKPINKのJENNIEが着るカルバン・クライン

「すべはカッティングから始まる」という哲学を掲げる〈Calvin Klein（カルバン・クライン）〉は、ファッション広告の金字塔でもある。1968年のブランド創業後、70年代に入ってからスポーツウェアや化粧水、香水などの多角経営化に乗り出し、70年代後半から今も続くアイコニックなアンダーウェアラインを発表。同じ頃から当時としては画期的な広告キャンペーンを打ち出すようになる。当時15歳のBrooke Shields（ブルック・シールズ）を起用した広告では、タイトなジーンズを穿いてセクシーなポーズを取る挑発的な写真が話題になった。スーパーモデルのKate Moss（ケイトモス）や、当時Marky Mark and the Funky Bunch（マーキー・マーク＆ザ・ファンキー・バンチ）に在籍していた俳優のMark Wahlberg（マーク・ウォールバーグ）、Justin Bieber（ジャスティン・ビーバー）といった時代を象徴するアイコン的存在の人物をモデルに起用した広告は、時に物議を醸し、そして人々の憧れを集めながら、〈カルバン・クライン〉のファッション業界における存在感を決定づけた。
そして、ご存じの方も多いかもしれないが、2021年秋冬シーズンの顔として選ばれて話題になったのが韓国の4人組女性アイドルグループ、BLACKPINKに在籍するJENNIEだ。

JENNIEが起用されたのは「カルバン・クライン ジーンズ」と「カルバン・クライン アンダーウエア」の2021年秋冬グローバルキャンペーン。「The Language of Calvin Klein」というテーマのもと、誰もが一度は見たことがあるであろうクールなロゴがプリントされたアンダーウェアやジーンズをクールに着用し、〈カルバン・クライン〉らしいアーティスティックで誌的な印象を与えている。
キャンペーンビジュアルは写真家のRenell Medrano（レネル・メドラーノ）とHong Jang Hyun（ホン・ジャンヒョン）、映像ディレクターデュオのRUBBERBAND（ラバーバンド）が手掛けた。
毎シーズン話題性のある人物を起用する〈カルバン・クライン〉の広告キャンペーンにおいても、JENNIEのビジュアルは鮮烈な印象を残す。可愛らしくセクシーで、どこかやんちゃで、クール。メイクや撮影場所などを作りこむのではなく、まるでJENNIEの自宅でくつろぐ姿を切り取ったような写真は、ユーザーのライフスタイルに同化する〈カルバン・クライン〉の在り方を素晴らしい形で表しているかのようだ。
さらに、今年2月になってから〈カルバン・クライン〉は2022年春夏キャンペーンのモデルとしてもJENNIEの起用を発表。「All Together」と題されたテーマのもと、総勢136名ものモデルが集まるキャンペーンの中で中心的役割を果たしている。

2018年に〈CHANEL（シャネル）〉ビューティーの新ミューズ兼コリアンアンバサダーに就任し、オンオフ問わず〈シャネル〉を愛用する姿から「歩く人間シャネル」と呼ばれるなど、ファッションアイコンとしても支持されるJENNIE。2021年秋には同じく〈シャネル〉の21～22年コレクションキャンペーンに採用されるなど、世界のトップメゾンとの信頼も厚い。〈カルバン・クライン〉のキャンペーンでアイコニックなロゴが入るアンダーウェアやシンプルなデニムウェアを身にまとうJENNIEの姿は、若い女性にとって最高にクールに見えるはずだ。

広瀬すずや池田エライザ、長澤まさみなどが登場する資生堂150周年を記念した新テレビCMはチェック済み？
LIVE IN RUGGED公式ツイッターのフォローもお忘れなく。