DENIME が WAREHOUSE の手により復活
ブランド事業が突如終了した〈DENIME〉を〈WAREHOUSE〉が復活させるという衝撃的な展開に!
Written : LIVE IN RUGGED
誰がこの展開を予想できただろうか?
ヴィンテージジーンズを知り尽くしたうえでオリジナルを追求し、90年代後半からデニム/ファッション業界で活動してきた〈DENIME(ドゥニーム)〉がオフィシャルサイトおよび公式インスタグラムを突如閉鎖したことは以前お伝えした通り(詳しくは以下の「併せてチェックしたい」を確認)。
デニム好きには説明不要だが、〈ドゥニーム〉は長い間ジャパンデニムシーンを引っ張ってきた老舗ブランドのひとつだ。1988年に活動を開始した同ブランドは、今でも名品として非常に高い価値を持つ50~70年代のヴィンテージジーンズの数々を独自に解釈し、そのクオリティと空気感を今に届けることを目的にスタート。独自のレシピで開発したオリジナルのデニムは「点落ち」と言われる粒感のある色落ちに成長することで知られており、そのエイジングも〈ドゥニーム〉らしさを強く感じるオリジナリティとしてファンを多く生み出した。今でこそジャパンデニムは世界的に有名な一大ファッションへと成長したが、〈ドゥニーム〉はその一端を担う重要なブランドとして長くシーンに君臨してきたブランドである。
デニム好きには説明不要だが、〈ドゥニーム〉は長い間ジャパンデニムシーンを引っ張ってきた老舗ブランドのひとつだ。1988年に活動を開始した同ブランドは、今でも名品として非常に高い価値を持つ50~70年代のヴィンテージジーンズの数々を独自に解釈し、そのクオリティと空気感を今に届けることを目的にスタート。独自のレシピで開発したオリジナルのデニムは「点落ち」と言われる粒感のある色落ちに成長することで知られており、そのエイジングも〈ドゥニーム〉らしさを強く感じるオリジナリティとしてファンを多く生み出した。今でこそジャパンデニムは世界的に有名な一大ファッションへと成長したが、〈ドゥニーム〉はその一端を担う重要なブランドとして長くシーンに君臨してきたブランドである。
だからこそ、何の予告もなく突如ブランド事業が終了したことは古くからのファンを中心に非常に落胆させた。トレンドが移ろいやすいファッション業界においてブランドや企業がなくなってしまうことは決して珍しくないものの、長く活躍してきたブランドが消えてしまうことはやはり残念の一言に尽きる。
しかし、その〈ドゥニーム〉が同じく老舗のジャパンデニムブランドである〈WAREHOUSE(ウエアハウス)〉の手により復活することが判明。その噂自体は以前から囁かれていたものの、とうとう〈ウエアハウス〉側が〈ドゥニーム〉を運営することが発表された。
しかし、その〈ドゥニーム〉が同じく老舗のジャパンデニムブランドである〈WAREHOUSE(ウエアハウス)〉の手により復活することが判明。その噂自体は以前から囁かれていたものの、とうとう〈ウエアハウス〉側が〈ドゥニーム〉を運営することが発表された。
神奈川県小田原市のアパレルセレクトショップ「FIRST&STADIUM」のYoutubeチャンネルによると、6月後半に〈ウエアハウス〉から正式に〈ドゥニーム〉の運営を行うことがメールにて発表されたという。「これまで培った〈ウエアハウス〉の知識を経験に裏打ちされた技術で、ブランド本来の魅力がお届けできるよう精進いたします。日本を代表するデニムブランドである〈ドゥニーム〉を、その語源である『サージ・ド・ニーム』に立ち返り原点からスタートいたします。90年代から親しんだお客様にも共感いただけるような〈ドゥニーム〉を「Made by WAREHOUSE」でお届けいたします」と力強いコメントが出されている。
「Made by WAREHOUSE」で作られる新生〈ドゥニーム〉
振り返ると、〈ドゥニーム〉というブランドは創業者兼デザイナーの林 芳亨氏というカリスマの手により成長したブランドだった。林氏は約20年間に渡って〈ドゥニーム〉で指揮を執り、その後独立して〈RESOLUTE(リゾルト)〉をスタート。一方〈ドゥニーム〉は2000年代に経営母体が倒産し、古着事業などを展開する〈WE GO〉に商標を譲渡。それ以降もオリジナル開発のデニムウェアやアメカジファッションを多く生産してきたが、コアなファンの間ではかつてのクオリティが維持できないことを懸念する声がインターネット上でも多く見受けられていた。
かつての人気と勢い、そして品質の高さを体験していた世代にとって〈ドゥニーム〉の事業終了は残念ではあれど、それほど驚きではなかったかもしれない。しかし、日本を代表するジャパンデニムブランドである〈ウエアハウス〉が〈ドゥニーム〉を展開させるという新たな展開には大きな期待を感じずにはいられないはずだ。デニムを知り尽くした〈ウエアハウス〉が「90年代から親しんだお客様にも共感いただけるような〈ドゥニーム〉を「Made by WAREHOUSE」でお届けいたします」とコメントを出していること。誰がデザインするのか、生産拠点はどこなのかなど疑問点は多く浮かんでくるものの、その先にある未来は、〈ドゥニーム〉にとっても〈ウエアハウス〉にとっても、そしてジャパンデニムシーンにおいても非常にポジティブな展開ではないだろうか。
この記事を執筆している時点では〈ウエアハウス〉の公式サイトでは本稿で述べているような内容は公表されておらず、〈ドゥニーム〉の公式サイトが新たに立ち上げられていることもないが、恐らく今後徐々にそういった動きが出てくるはずだ。デニム好きの方は続報を心待ちにしよう。