FEAR OF GOD からジャパンデニムを使った究極のデニムコレクションが発売中
ヒゲやアタリといったエイジングの再現度に注目。アメリカを代表するトレンドセッターが本気で制作した「究極のデニムコレクション」をクローズアップ。
ラグジュアリーストリートの立役者が作る「究極のデニムコレクション」とは?
〈FEAR OF GOD(フィア・オブ・ゴッド)〉のようなブランドが作るデニムウェアを想像すると、もっとマス受けするマイルドなデザインが頭に浮かぶ。しかし、実際はヴィンテージデニム愛好家やデニム好きが思わず反応してしまうほど本格的なユーズド加工が施されたド迫力のコレクションだった。ラグジュアリーストリートの立役者的存在である同ブランドが作る究極のデニムコレクションは、本物にしか出せない圧倒的な存在感と優れた作りこみがある。
2012年にJerry Lorenzo(ジェリー・ロレンゾ)によりアメリカ・ロサンゼルスで立ち上げられた〈フィア・オブ・ゴッド〉は、シンプルかつミニマルなデザインと上質なクオリティ、そしてトレンドを象徴するオーバーサイズシルエットを巧みに使いこなすことで瞬く間に世界を席巻した。普遍的なアイテムを独自に再解釈した圧倒的なセンスと値段にふさわしいクオリティ、そしてグランジやヒップホップといった音楽シーンからの影響をミックスさせたコレクションは、人気が爆発してから現在に至るまで衰えることを知らない。間違いなく現在まで続くラグジュアリーストリートの立役者であり、世界のファッションを変えた偉大なブランドと言えるだろう。
現在〈フィア・オブ・ゴッド〉から発売されているデニムコレクションは「Seventh Colletion」という枠内で登場。オーセンティックなトラッカージャケットとジーンズを同ブランドらしいシルエットに再構築し、デニム専業ブランド顔負けのユーズド加工をオン。「3 YEAR WASH(3年着用後を再現)」と「5 YEAR WASH(5年着用後を再現)」という2軸で作られたコレクションを見てみよう。
濃いインディゴが残るヴィンテージデニム顔負けの「3 YEAR WASH」
「3 YEAR WASH」はトラッカージャケット、ジーンズともにまだインディゴが濃く残っており、濃淡のコントラストが強い。そのためヴィンテージデニム愛好家にも強烈に刺さりそうなインパクトのあるルックスに仕上がっているのが特徴だ。
アメリカンヘリテージデニムへのオマージュであるトラッカージャケットは、〈フィア・オブ・ゴッド〉らしくゆったりとしたフィット感と深いフロントヨーク、3点ポケットフラップで構成。水を使わないオゾンウォッシュ、ストーンウォッシュ、ドライハンドヴィンテージプロセスという3段階もの組み合わせにより、変化に富んだ本格的な3 YEARヴィンテージの外観を与えている。
アメリカンヘリテージデニムへのオマージュであるトラッカージャケットは、〈フィア・オブ・ゴッド〉らしくゆったりとしたフィット感と深いフロントヨーク、3点ポケットフラップで構成。水を使わないオゾンウォッシュ、ストーンウォッシュ、ドライハンドヴィンテージプロセスという3段階もの組み合わせにより、変化に富んだ本格的な3 YEARヴィンテージの外観を与えている。
同じく「3 YEAR WASH」のトゥルーストレートレッグフィットジーンズは、太腿周りはややゆったりとしながら美しいラインを描く細身のシルエットに。トラッカージャケットと同様にオゾンウォッシュとライトストーンウォッシュ、ドライハンドヴィンテージ加工を施し、リアルヴィンテージさながらの強烈なエイジング加工を実現した。
鮮やかにインディゴがフェイドした「5 YEAR WASH」
「5 YEAR WASH」はトラッカージャケット、ジーンズともに程よくインディゴがフェイドし、各所のダメージ加工もより進行した状態を再現。往年のリアルなヴィンテージデニムを彷彿させる色味で、まさにカリフォルニアで生活する人々が日常的に着ていそうな爽やかな雰囲気に。
トラッカージャケット・ジーンズともにシルエット自体は「3 YEAR WASH」と同様。ウォッシュプロセスと手作業のダメージ加工により、嘘っぽさのないリアルな5 YEARヴィンテージが再現されている。
トラッカージャケット・ジーンズともにシルエット自体は「3 YEAR WASH」と同様。ウォッシュプロセスと手作業のダメージ加工により、嘘っぽさのないリアルな5 YEARヴィンテージが再現されている。
トラッカージャケットの場合、腕周りのジャバラやボディのまだらな色落ち、よく擦れる箇所のフェイドやダメージなど、実際の着用シーンをしっかりと意識したユーズド加工が施されていることが分かるはずだ。ジーンズも同様に、腰から太腿周りの横に引っ張られることで生まれるアタリやヒゲ、裾周りの立体的なアタリなど、見どころ満載。モード系/ラグジュアリー系ブランドが作るデニムはどこかリアルさに欠けると感じることの多い筆者にとっては、〈フィア・オブ・ゴッド〉のデニムコレクションの完成度の高さに感動した。
いずれも日本製のセルヴィッジデニムを使用
いずれも高品質なジャパンデニムが使われている点もデニム好きとしてはかなり嬉しいポイント。ヨーロッパのビッグメゾンもデニムは日本製であることが増え、ジャパンデニム=世界一のクオリティであることは世界的に知られつつある。〈フィア・オブ・ゴッド〉のジェリー・ロレンゾも、高品質かつ高価格のデニムコレクションを制作するには日本製のセルヴィッジデニムがマストであると判断したのだろう。
〈フィア・オブ・ゴッド〉のデニムコレクションは現在公式オンラインストアにて発売中。価格はトラッカージャケットが895ドル、ジーンズが650ドルとなる。リアルなエイジング加工が施されたジャパンデニムのウェアが今後も継続して生産されるかは分からないので、気になる方は早めにマイサイズをゲットしよう。
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ちなみに、LIVE IN RUGGED読者の多くがデニム or ミニスカートのどちらかを女性に履いてもらうとしたらデニムを選ぶって知ってた?
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