【世界限定1本】Bell & Ross の叡智が結集したスケルトンボディの BR-X1 TOURBILLON SKELETON SAPPHIRE BLACK
複雑機構であるフライング・トゥールビヨンを搭載。〈Bell & Ross〉の技術レベルを1段階上に押し上げた「BR-X1 TOURBILLON SKELETON SAPPHIRE」の中から、1of1のウルトラレアモデルに注目し、その圧倒的な美しさとハイレベルのモノ作りに触れる。
地球上で2番目に硬いサファイヤクリスタルを美しいケースに加工
1992年にフランス・パリにてCarlos A. Rosillo(カルロス・A・ロシロ)とBruno Belamich(ブルーノ・ベラミッシュ)が創業した時計メーカー〈Bell & Ross(ベル&ロス)〉。〈ベル&ロス〉は新規参入が非常に難しいと言われる高級時計の世界で、ミリタリーからの影響を色濃く感じるタフなデザインとスイスメイドならではの高品質なモノ作りにより、創業から10数年で一躍トップメーカーのひとつにまで成長した。特に2004年に発表した角型ケースの「BR 01」は、時計業界のみならずファッションシーンでも話題を呼び、ブランド躍進のきっかけとなった傑作時計。視認性、信頼性、性能において絶対的な品質が求められる航空計器の設計原理を受け継いだ「BR 01」には、〈ベル&ロス〉の企業精神や時計製造におけるフィロソフィーがすべて詰まっていると言っても過言ではないだろう。
「BR 01」の大ヒットにより順調に成長を続けた〈ベル&ロス〉は現在12店舗の直営店を構え、80ヵ国以上の国で販売されるほどに。もちろん今では「BR 01」以外にも様々なモデルを発売しているが、本稿ではそれらの中でも究極レベルにレアでエクストリームな時計であり、まるで現代アーティストがワンオフで制作したアートピースのように芸術的な佇まいを見せる「BR-X1 TOURBILLON SKELETON SAPPHIRE BLACK」をフィーチャーする。
2016年、〈ベル&ロス〉はブランド初となる完全に透明なケースを持つ時計「BR-X1 TOURBILLON SKELETON SAPPHIRE」を発表した。スイスに製造拠点を置きながら本社オフィスはフランス・パリに構える〈ベル&ロス〉のクリエイティビティが最高レベルで発揮されたクリアケースには、加工が非常に難しいことで知られるサファイヤクリスタルを使用。地球上でダイヤモンドに次いで2番目に硬いサファイアクリスタルの塊を美しいカーブを描く時計のケースに削り出す作業が技術的に非常にチャレンジングであることは、想像に難くない。実際にケースの製造において専門知識を持つ熟練の職人が担当し、機械加工、研削、研磨において長く複雑なプロセスを経て完成するのだという。直径45mmのケース径を持つ「BR-X1 TOURBILLON SKELETON SAPPHIRE」のケースを制作するためには5つものサファイヤクリスタルのブロックを使う必要があり、わずかなミスも決して許されない。
私たちは透明なケースを持つ時計を見慣れているが、そのほとんどすべては成型・加工が非常に簡単なプラスチック製。硬度の非常に高いサファイヤクリスタルの塊を時計のケースに用いるという発想と、実現してしまう技術力の高さには敬意を感じずにはいられない。
私たちは透明なケースを持つ時計を見慣れているが、そのほとんどすべては成型・加工が非常に簡単なプラスチック製。硬度の非常に高いサファイヤクリスタルの塊を時計のケースに用いるという発想と、実現してしまう技術力の高さには敬意を感じずにはいられない。
究極レベルの美しさとハイテクを堪能できる、世界に1本の時計
サファイヤクリスタルを削り出して美しく加工したケースだけでもお腹いっぱいなのに、現在販売されているリミテッドエディションの「BR-X1 TOURBILLON SKELETON SAPPHIRE BLACK」はさらにエピックな内容が詰まっている。心臓部に複雑機構のフライング・トゥールビヨンを搭載し、そのメカニカルな姿をクリアケースで100%さらけ出しているのだ。この、まるで宇宙空間に浮かぶ衛星のような摩訶不思議なルックス!時計好きはもちろん、メカ好きにとってもたまらないデザインだろう。
搭載されるムーブメントはBR-CAL.288。地板、ブリッジ、文字盤、針、トゥールビヨン・ケージは〈ベル&ロス〉らしいブラックカラーで統一し、まるでガラスケースに閉じ込められた宝石のように美しい心臓部を私たちに見せてくれる。毎時21,600振動を刻む手巻き式のトゥールビヨンは100時間ものパワーリザーブがあるため、稼働させ続けるための煩わしさを感じることはほとんどないはず。むしろ、時折手作業で巻く作業は何よりも至福の時間になるに違いない。
搭載されるムーブメントはBR-CAL.288。地板、ブリッジ、文字盤、針、トゥールビヨン・ケージは〈ベル&ロス〉らしいブラックカラーで統一し、まるでガラスケースに閉じ込められた宝石のように美しい心臓部を私たちに見せてくれる。毎時21,600振動を刻む手巻き式のトゥールビヨンは100時間ものパワーリザーブがあるため、稼働させ続けるための煩わしさを感じることはほとんどないはず。むしろ、時折手作業で巻く作業は何よりも至福の時間になるに違いない。
ミルスペックの影響が濃い〈ベル&ロス〉のラインアップの中では異色中の異色である「BR-X1 TOURBILLON SKELETON SAPPHIRE BLACK」。大ヒットを記録した「BR 01」シリーズの派生モデルとはいえ、航空計器をそのまま腕時計にしたかのような「BR 01」とは似ても似つかない見た目に仕上がっている。しかし、このアート性の高さと目を見張る美しさ、不可能を可能にする類まれな技術力も〈ベル&ロス〉の大きな魅力だ。世界限定1本の「BR-X1 TOURBILLON SKELETON SAPPHIRE BLACK」のオーナーになるのは果たしてどんな人だろう?
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ITEM CREDIT
- Bell & Ross:BR-X1 TOURBILLON SKELETON SAPPHIRE BLACK