CHROME HEARTS Rolex Oyster Ref.3121

クロムハーツ×ロレックス 美しいフローラルの下に隠れる甘美なヴィンテージ・オイスター

時計好き垂涎の小振りなヴィンテージ・オイスターを包むソリッドなスターリングシルバーにうっとりと酔いしれたい。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : BRAND Kanteidan

頂点を極めたブランド同士だから生まれる相乗効果

CHROME HEARTS(クロムハーツ)〉と〈ROLEX(ロレックス)〉の間に直接的な関係性は一切ないものの、両ブランドを組み合わせると意外なほど違和感がない。それどころか「これってもしかしたら最高の組み合わせなのでは?」と思える圧倒的なゴージャスさがある。
アメリカ生まれのジュエリー/レザーブランドである〈クロムハーツ〉は1990年代から〈ロレックス〉や〈TUDOR(チューダー)〉、〈TAG HEUER(タグ・ホイヤー)〉などの時計をオリジナルのウォッチケース(またはブレスレット)と組み合わせて販売してきた。純度92.5%のスターリングシルバーにクロスやユリ、ハート、フローラルといった中世のクラシカルなモチーフをあしらった唯一無二のデザインは〈クロムハーツ〉の専売特許と言っていいほどアイコニックで、そこにスイス製高級時計がセットされると恐ろしいほどの相乗効果をもたらす。

CHROME HEARTS Rolex Oyster Ref.3121
CHROME HEARTS Rolex Oyster Ref.3121

利便性を犠牲にしても魅力的な蓋付きのウォッチケース

スイス製高級時計の代表格的存在である〈ロレックス〉は、本来は実用的なツールウォッチ作りに長けたブランドであることは時計好きには説明不要だろう。特にヴィンテージウォッチはラグジュアリーさよりも質実剛健を具現化した実用的なモデルが多く、1930年代に製造されていたOYSTER(オイスター)もまさにそんな時計のひとつ。6時位置にスモールセコンドを備え、ケース径29mmというユニセックスで着用できる小振りなサイズ感は、時刻を知るというただひとつの目的のために作られた潔い設計が特徴。文字盤上に並ぶボッテリとした太く丸い数字がこの時代ならではのヤレた空気感を醸し出していて、何だか可愛らしい。
時計本体を包むのは〈クロムハーツ〉が90年代から使っているクラシックなケースとチェーン。しかもマニアが探し求めるフローラルモチーフの蓋付きだ。
〈クロムハーツ〉のウォッチケースには様々なバリエーションが存在しているが、文字盤をカバーする蓋付きの個体はすべてのモデルの中で時代を超えて憧れを集め続けてきた逸品。時間を確認する際にいちいち蓋を開閉しなければならないという手間があるにもかかわらず、優美でゴージャスなルックスと〈クロムハーツ〉らしさで今も非常に人気が高い。

CHROME HEARTS Rolex Oyster Ref.3121
CHROME HEARTS Rolex Oyster Ref.3121

〈クロムハーツ〉らしく、とことんロックでラグジュアリー

時計でありながらシルバー製のブレスレットであることも〈クロムハーツ〉のウォッチケースが根強い人気を保ち続ける理由だろう。同様のアイテムは他ブランドからもリリースされているけれど、ここまでゴージャスでロックなウォッチケースは他に存在しないと言っていいほど。トータルラグジュアリーブランドとして世界的な成功を収めている同ブランドの真骨頂を味わえるアイテムのひとつなのだ。
とはいえ、見た目に迫力があるためシンプルでミニマルなデザインを好む方からの人気はそれほど高くない。また、時計は純粋に時計単体で楽しみたい方にも興味の範囲外だろう。中古にもかかわらず100万円を優に超えるハイプライスであることも、人を容易に寄せ付けない理由だったりする(この個体は1,540,000円)。
尖ったクリエイションをもっとも得意とする〈クロムハーツ〉が〈ロレックス〉を自分たちらしく料理したという表現を使いたくなるこの逸品は、ひとつひとつが1点物に近い。「これは!」と思うモノに出会うことがあれば、売り切れになる前にゲットすることをおすすめする。
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