Nike がバブルエアユニット搭載の新型「エアマックス スコーピオン」を発売
〈Nike〉が誇る最新のテクノロジーをつぎ込んだ注目の新型エアマックスは、1平方インチあたり過去最大のエアを搭載。
一日中快適な履き心地を楽しめる「優しいサソリ」
〈Nike(ナイキ)〉の革新性を象徴するAir Max(エアマックス)シリーズに新たなモデルが登場する。10月5日(水)発売となるAir Max Scorpion(エアマックス・スコーピオン)は、過去最大のエアを搭載する履き心地にも注目が集まりそうだ。
生粋のスニーカーヘッズであればご存じかもしれないが、実は今年はAir Max 1(エアマックス1)が誕生35周年、Air Max 97(エアマックス97)は誕生25周年を迎える記念すべき年。90年代のスニーカーブームを象徴するAir Max 95(エアマックス95)も含めて、エアマックスは〈ナイキ〉が発明したクッショニング革命を象徴するシリーズだ。複数の過去モデルがアニバーサリーイヤーを迎える2022年、ついに新型モデルとなるAir Max Scorpion(エアマックス・スコーピオン)の正式な発売が発表された。
〈ナイキ〉エアマックス・スコーピオンは、その名の通りサソリの尻尾からインスピレーションを得て生まれた独特のフォルムが特徴。アッパーは超軽量のフライニット素材で構成し、ソールにはAIR VAPORMAX(エア・ヴェイパーマックス)のように複数の空気室を設けて衝撃を分散するテクノロジーを採用。つま先裏にはモデル名の由来であるサソリを彷彿とさせるTPU素材を配置し、より体重が効果的に分散されてエアに伝わるように設計されている。このバブルエアユニットと素晴らしいフィット感を持つフライニット素材により、エアマックス・スコーピオンは史上最高クラスの履き心地に仕上がっているのではないかという声も。実際、この新型シューズには1平方インチあたり過去最大のエアが搭載されており、見た目から受ける印象を裏切らない快適性を備えていることが期待できる。
コロナ禍の中、最新のデジタル技術を駆使して開発
そして、エアマックス・スコーピオンはすべての製作工程において新型コロナウイルスの影響下にあった初めてのモデルになる。スニーカーに限らずアパレル全般が多大な影響を受けたコロナ禍では暗いニュースを耳にすることも多々あったが、〈ナイキ〉はこの逆境においても同社ならではのイノベーションと技術力を発揮。3D VRデザインソフトウェアやコンピュテーショナルデザインといったデジタルテクノロジーを最大限活用しながら、デザイナーやエンジニア、開発者がバーチャル上で18ヶ月間にわたって製作作業を進めたという。
その結果今後にも生かせる良い結果も生まれた模様。開発途中で発生するテストとプロトタイピングでは、システムの性能を評価する有限要素解析(FEA)やバーチャルプロトタイプを使用し、物理サンプルを削減することに成功。これまではひとつのアイデアの試作に約8週間という日数が掛かっていたのに対して、現在は5週間で数十個に及ぶデザインをテストできるようになったそうだ。
時代を切り取る最先端が投入されるエアマックスシリーズの最新モデルは、ファンならずとも一度は体感した一足
〈ナイキ〉エアマックス・スコーピオンはフライニット素材のアッパーと大型バブルエアユニットにより、近未来な雰囲気を放つ一足に仕上がった。とはいえ時代のニーズから離れるほどのフューチャリスティック系というわけではなく、多くの人が本能的に「かっこいい」と感じるバランスに落とし込んでいるあたりはさすがの一言。ともすれば懐古主義になりがちなDunk(ダンク)やAir Jordan 1(エアジョーダン1)とは違い、エアマックスシリーズは時代ごとの最先端を惜しみなく投入する挑戦的なモデルでもある。全世界待望の新型エアマックス・スコーピオンは、クールなルックスと最上級の履き心地で瞬く間に世界を席巻するのではないだろうか。
気になるカラーバリエーションは「レモンウォッシュ」「ブラック・アンド・ペルシアン・バイオレット」「ウルフグレー」の3色展開となる予定。価格は2万9700円となる。10月5日(水)9時に順次発売されるので、当日は午前半休を取得することをおすすめする。
ITEM CREDIT
- Nike:Air Max Scorpion