19世紀のディテールを踏襲したリアルワーカー仕様の FULLCOUNT 1373 Son Of The Soil Denim
今シーズンのテーマである「第一次産業への回帰」に沿って作られた、19世紀当時のディテールを持つラギッド極まりないジーンズ。
炭鉱労働者や農民たちが作業時に着用していたジーンズを研究・再現
5ポケットのストレートシルエットである〈Levi’s®(リーバイス®)〉501®が現代のジーンズの始祖であることは今さら説明の必要がないだろう。特に1946年に登場し1966年まで製造されていた501XXは今もってあらゆるジーンズの頂点に君臨する王様のような存在として、デニム好きはもちろん、ファッション関係者からもリスペクトされている。
それでは、近現代的なジーンズが完成する以前はどんな形・デザインが着用されていたのだろうか?19世紀末に誕生したジーンズ(当時は「ウエストオーバーオール」と呼ばれていた)は炭鉱労働者や農民といった肉体労働に励む人々のワークウェアであり、労働者たちが過酷な作業でもストレスなく過ごせるよう、現代のジーンズよりもはるかに太いシルエットだった。ポケットの数や各部のディテールも現代のジーンズとは大きく異なり、必要最低限の印象が強い。
それでは、近現代的なジーンズが完成する以前はどんな形・デザインが着用されていたのだろうか?19世紀末に誕生したジーンズ(当時は「ウエストオーバーオール」と呼ばれていた)は炭鉱労働者や農民といった肉体労働に励む人々のワークウェアであり、労働者たちが過酷な作業でもストレスなく過ごせるよう、現代のジーンズよりもはるかに太いシルエットだった。ポケットの数や各部のディテールも現代のジーンズとは大きく異なり、必要最低限の印象が強い。
日本を代表するジャパンデニムブランドのひとつである〈FULLCOUNT(フルカウント)〉は、今シーズンのテーマである第一次産業回帰に沿って、ジーンズが純粋なワークウェアであった時代のデザインを独自に再現。完成した「1373 Son Of The Soil Denim」は、同ブランドならではの丁寧な作りこみと品質の高さを持ちながら、当時に労働者たちが穿いていたジーンズを彷彿させるクラシックな仕上がりとなった。
100数十年前の仕様を再現しつつ、オリジナルのアレンジで贅沢にアップデートした逸品
太腿から裾に向かってズドンと落ちる極太のストレートシルエットはいかにもクラシックな印象だ。1800年代後半から1900年代初頭の仕様を再現したジーンズは他のブランドからもリリースされているが、〈フルカウント〉は座ったままの作業を想定。バックヨークにタックを入れ、背もたれを深めに設定している。また、ベルトループはなく、サスペンダーボタンとシンチバックでウエストを調節できるクラシックな仕様に。さらに細番手の綿糸を極細の針の動きで丁寧に縫製し、サイドの縫い目だけでなく腰ベルト裏にもセルヴィッジを使用するなど、100数十年前の仕様を再現しつつコアなデニム好きに響く贅沢な作りに仕上げている。
使用される素材は〈フルカウント〉オリジナル開発の「Son Of The Soil」と名付けられた13.7ozのデニム。他のモデルと同様に手摘みのジンバブエコットンで作られるデニムは、張りがありながら適度な柔らかさを持ち、極太のシルエットも相まって素晴らしく快適な穿き心地を約束してくれる。セルヴィッジの色はピンクカラーだ。
もちろんボタンやリベットといった副資材もオリジナルのものを使用しており、まるで当時のパーツがタイムスリップしてきたかのようなエイジング加工を施工。通常は右側に配置される革パッチがウエスト中央、シンチバックに隠れるように配置されたユニークなデザインも、このジーンズを唯一無二の存在に高めている。リベットがむき出しになったバックポケットは19世紀末に一般的だった左側がない仕様となっており、後ろ姿でもひと味違う雰囲気を演出してくれそうだ。
もちろんボタンやリベットといった副資材もオリジナルのものを使用しており、まるで当時のパーツがタイムスリップしてきたかのようなエイジング加工を施工。通常は右側に配置される革パッチがウエスト中央、シンチバックに隠れるように配置されたユニークなデザインも、このジーンズを唯一無二の存在に高めている。リベットがむき出しになったバックポケットは19世紀末に一般的だった左側がない仕様となっており、後ろ姿でもひと味違う雰囲気を演出してくれそうだ。
〈フルカウント〉1373 Son Of The Soil Denimは同ブランドの公式サイトで販売中。価格は54,000円となる。
ITEM CREDIT
- FULLCOUNT:1373 Son Of The Soil Denim