& BerBerJin にて、@kaisa_fr さんのヴィンテージ・エルメス・ジュエリーのポップアップショップが開催
5月6日(土)~7日(日)、「& BerBerJin」に超希少な〈HERMÈS〉のヴィンテージジュエリーが再び集結。
原宿の名店「& BerBerJin」にて3度目の POP UP イベント
世界トップクラスのヴィンテージ・エルメス・ジュエリーコレクターである @kaisa_fr さんが所有する貴重なコレクションが一堂に会する POP UP イベントが、東京・原宿の「&BerBerJin」にて5月6日(土)~7日(日)の期間で開催される。
@kaisa_fr さんは〈HERMÈS(エルメス)〉の希少なヴィンテージジュエリーを数えきれないほど蒐集するコレクターとして有名な方で、その膨大なコレクションと博識さ、そして難易度の高いヴィンテージジュエリーを日常的に着けこなす圧倒的センスで、コアな〈エルメス〉好きからリスペクトを集めている。
LIVE IN RUGGED では 昨年お届けした独占インタビュー にて数え切れないほどあるコレクションの一端をお届けし、今年3月のインタビュー では〈エルメス〉の根幹であり、 @kaisa_fr さんにとってもライフスタイルの一部である馬との生活にフィーチャーした内容をお届けしてきた。
LIVE IN RUGGED では 昨年お届けした独占インタビュー にて数え切れないほどあるコレクションの一端をお届けし、今年3月のインタビュー では〈エルメス〉の根幹であり、 @kaisa_fr さんにとってもライフスタイルの一部である馬との生活にフィーチャーした内容をお届けしてきた。
インタビュー記事を何度読み返しても、改めて凄まじいコレクションと博識な知識に圧倒されてしまうのは筆者だけではないだろう。また、通常ではなかなか手に入れることのできないヴィンテージの〈エルメス〉を目にしたいと思う方も多いはず。5月6日(土)~7日(日)の期間で東京・原宿の「& BerBerJin(アンド ベルベルジン)」にて開催される POP UP イベントでは、過去に行われたイベントと同様、超レアなヴィンテージジュエリーが集結。ハードコアな〈エルメス〉好きはもちろん、興味本位で眺めてみたい方にとっても満足いただける内容になりそうだ。
一般には決して流通しないレベルのウルトラレアモデルが原宿に集合
〈エルメス〉の絶対的定番アイテムである Chaine d’Ancle(シェーヌダンクル)は、GMサイズのゴールド素材をミックスしたレアなモデルが登場。マルカンがローズゴールド、Tバーはイエローゴールド寄りのローズゴールドというスペシャル仕様は、2007年にスペシャルオーダーにて制作された個体となる。2007年は〈エルメス〉が本格的にローズゴールドを採用し始めた年で、シルバー部分とゴールド部分を2つの工房で制作したことを示す工房マークが入ることもあるのだという。また、馬具を起源に持つ同ブランドらしく、ブラウン系のレザーの色合いや肌の色合いに溶け込みやすいのはイエローゴールドよりもローズゴールドという思いもあったそうだ。
1980年代後半に発売され、当時のエルメスの広告にも頻繁に登場していたグレンデシャンもなかなか目にすることができない。アヴォワンという手法をもとにひとつひとつのピースを繋げるという手の込んだ作りになっており、さらにそれらのピースは一般的な型に流し込むキャスト製法ではなく、昔ながらの力作業でコマを作り出していくという超アナログな製法である点も魅力だ。市場に滅多に流通しないグレンデシャンのGMサイズは @kaisa_fr さん自身がインスタグラムで「たぶん今回が最初で最後」と言うほどのレアモデルとなる。
上記フォトギャラリー3枚目のBorner(ボルネオ)は1989年に発売されたモデルで、表側はボリュームと立体感がありながら、裏側はフラットな構造のため、快適な着用感も堪能できる。中央に鎮座するパーツはイエローゴールド製で、他のコマよりも大振りになっており、シルバー×イエローゴールドのミックス感をより楽しめる仕様と言えるだろう。なお留め金部分はヴィンテージの〈エルメス〉に時折見られる箱型開閉型で、強度向上のため留め具部分にもゴールドが使われているという逸品。オールゴールド製も存在しているが、シルバー×イエローゴールドのミックスタイプも年々高騰しているようだ。
Los Angeles(ロサンゼルス)は1986年に発売され、グレンデシャンのように当時の広告にもよく掲載されていたモデル。縄目状のコマとシンプルなイエローゴールド製のコマが連なりながら、ゴールドがそれほど主張しないため、初めてシルバー×ゴールドのミックスタイプを手に入れる際の入門モデルとしてもおすすめできる。プリミティブなデザインと様々なファッションに合わせやすいボリューム感、そしてロサンゼルスという都市名を冠したモデル名にも魅力を感じてしまう。
極めつけは上のフォトギャラリーで大きく紹介しているレンデサバだろう。ルーブル美術館の家具を手掛けたこともある著名造形デザイナーであるマルタン・ゼケリ氏が担当した独創的なルックスは、1997年に〈エルメス〉が掲げていた年間テーマである「アフリカ」をイメージしながら特別に生み出したもの。写真を眺めているだけではどういった構造になっているのかが分からないほど複雑なパーツで構成されるこちらのブレスレットは、先に紹介したグレンデシャンのようにひとつひとつのパーツを組み立てる非常に手の込んだ作りとなっている。ご覧のようにひとつでもパーツの向きなどが合わないと全体のバランスが崩れるばかりか、着用感などにも影響してしまうため、まず通常のジュエリーブランドでは採用されることのない構造だ。〈エルメス〉のヴィンテージジュエリーの中には採算が採れるのか?と疑問に思うほど複雑な作りのものも見受けられるが、レンデサバもまさにそんなブレスレットと言えるだろう。
なお留め金部分はボルネオのように箱型開閉型で、開閉部分がシルバーのプレートを折り紙のように折っていく作りになっているとのこと。量産にはまったく向かない一点物のような作りには、ため息しか出ない。
なお留め金部分はボルネオのように箱型開閉型で、開閉部分がシルバーのプレートを折り紙のように折っていく作りになっているとのこと。量産にはまったく向かない一点物のような作りには、ため息しか出ない。
本稿で紹介したアイテム以外にもレアなモデルが陳列される可能性もある POP UP イベントは、先に述べた通り5月6日(土)~7日(日)、東京・原宿の「& BerBerJin」にて開催される。詳しくは @kaisa_fr さんの公式インスタグラム および & BerBerJin 公式インスタグラム、または「BerBerJin」のプロデューサーを務める 藤原裕氏の公式インスタグラムをチェックしてみよう。
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