1947 LEVI'S® VINTAGE CLOTHING 501®XX

LEVI’S® VINTAGE CLOTHING が作る永久不滅の名品番 1947 501®XX を眺めながら

第二次世界大戦終結後に簡素化されていたディテールが復活し、縫製技術が向上したことで「ジーンズの完成形」と言われる1947年製の 501®XX 復刻モデルに宿るのは、安易なトレンドでは測れない普遍的な魅力。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : LEVI’S® VINTAGE CLOTHING

そもそも、クラシックなデニムウェアはトレンドではない

「2023年はデニムがトレンドです」という謳い文句に違和感を感じる方はどれくらいいるだろう。そういう LIVE IN RUGGED も今年投稿した過去の記事において似たようなことを書いたことがあるため、決して偉そうなことは言えない。しかし、そもそもデニムを使ったジャケットやジーンズにトレンドなどという軽薄なキーワードがすり寄ってくる余地はあるだろうか?オーセンティックなトラッカージャケットやブルージーンズは100年以上前に誕生し、1900年代半ば頃に現在につながる「完成形」ができ上がった。それ以降、デニムウェアは世界中の人々にとっての日常的なワードローブとして親しまれている。つまり、真っ白なTシャツやクラシックな革靴と同じ次元のものなのだ。
だから、〈LEVI’S® VINTAGE CLOTHING(リーバイス® ヴィンテージ クロージング)〉が作るクラシックなブルージーンズはトレンドとしてではなく、この先何年もずっと着用し続けるスタンダードアイテムとして付き合っていきたい。1947年製の 501®XX を再現したこちらのジーンズは、日本製のセルヴィッジデニムを使った普遍的な一本。新品時は12oz、洗濯後に14ozになるというから、穿き心地も心地よいタフさを楽しむことができそうだ。

1947 LEVI'S® VINTAGE CLOTHING 501®XX
1947 LEVI'S® VINTAGE CLOTHING 501®XX

1947 LEVI'S® VINTAGE CLOTHING 501®XX

ジーンズとしての完成形と言われる1947年製復刻モデル

第二次世界大戦が終結し、再び大戦前の仕様でジーンズを作れるようになった1947年製 501®XX の復刻となる本モデルは、濃紺で豊かな質感を持つデニムをクラシックな銅製リベットと隠しリベット、チェーンステッチで補強。いわゆる大戦モデルと呼ばれる時代のジーンズが、戦時中の物資統制の影響で縫製やパーツなどが簡素化されていたのに対し、1947年製の 501®XX は各パーツやディテールが復活したエピックなモデルとして知られている。
また、2本針ミシンが導入されたことで縫製の正確さが格段に向上し、ジーンズとしてのひとつの完成形を迎えたことから、熱狂的なデニム好きの間では特に貴重な年代のモデルとして重宝されていることも、1947年製の大きな魅力と言えるだろう。大戦前に比べて若干スリムになったとはいえ、クラシカルな空気感が漂うシルエットも普遍的だ。アメカジはもちろん、ストリートやモードにも対応できるマルチプレイヤー的活躍を見せてくれる点も、ヴィンテージ復刻モデルの強みと言えるのではないだろうか。
本物のヴィンテージは完全に手が届かない価格に化けてしまったが、〈リーバイス® ヴィンテージ クロージング〉の 1947 501®XX であれば、3万円台で購入できる。リジッドの濃紺状態を長く楽しみながら、着用と洗濯を繰り返してインディゴの色合いの変化を思う存分楽しみたい。ヒゲやアタリ、ハチノスといった各所に現れるエイジングは世界でひとつのあなただけのもの。穿きこむ度に、デニムはトレンドを超えた普遍的に愛せる存在であることを実感できるだろう。
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