パテック・フィリップが新宿で展示会を開催 – 歴史的タイムピースを含む500点もの作品を公開
東京・新宿住友ビルの三角広場で現行モデルから1548年に作られた最古の携帯時計まで、約500点にもおよぶ希少な作品を展示。
西新宿の高層ビルが〈Patek Philippe〉に染まる
1839年にアントニ・パテックとフランチシェック・チャペックによって創業され、世界一の時計ブランドと称される〈Patek Philippe(パテック・フィリップ)〉が、6回目となる世界的な展示会「ウォッチアート・グランド・エキシビション」を東京・新宿で6月10日(土)から6月25日(日)の期間で開催する。
「ウォッチアート・グランド・エキシビション」はこれまで、ドバイ(2012年)、ミュンヘン(2013年)、ロンドン(2015年)、ニューヨーク(2017年)、シンガポール(2019年)にて行われてきた。今回会場に指定された新宿住友ビルは、西新宿の超高層ビル街の中心に位置する絶好のロケーションで、まさに東京らしいメトロポリス感が漂う場所だ。一見すると人間らしさが希薄なコンクリートジャングルの中心地で〈パテック・フィリップ〉のような歴史ある時計ブランドが展示会を開くことは、少々意外でもある(例えば京都の古風で趣深い空間の方がマッチしそうではないだろうか)。
とはいえ、当たり前だがそんな杞憂や違和感はまったく必要ない。本展示会は、ジュネーブの本店サロンの雰囲気を再現したナポレオン・ルームや、〈パテック・フィリップ〉の最高の財産と言えるマスター・ウォッチメーカーたちが宝石のような機械式時計の内部を目の前で説明するマニュファクチュール・ルームなど、8つのテーマ・ルームで構成されるという。
とはいえ、当たり前だがそんな杞憂や違和感はまったく必要ない。本展示会は、ジュネーブの本店サロンの雰囲気を再現したナポレオン・ルームや、〈パテック・フィリップ〉の最高の財産と言えるマスター・ウォッチメーカーたちが宝石のような機械式時計の内部を目の前で説明するマニュファクチュール・ルームなど、8つのテーマ・ルームで構成されるという。
もちろん〈パテック・フィリップ〉が誇る最高の機械式時計も大集合する。同ブランドのすべての現行コレクションの時計とムーブメントのほか、1548年に作られた最古の懐中時計など、歴史的にも非常に価値の高いタイムピースを約500点も展示。〈パテック・フィリップ〉の熱狂的なファンはもちろん、時計好きであれば決して見逃せない内容となる。
スイス本国の職人が目の前で卓越した技術を披露
ハンドクラフト・ルームとクラフトマン・ルームでは、熟練した職人が七宝や彫金、木象嵌、宝飾といった伝統工芸技術を実演。〈パテック・フィリップ〉のような世界最高峰の時計ブランドが抱える一流職人による手仕事を目の前で見学できる機会は、言うまでもなく滅多にあるものではない。さらに「ウォッチアート・グランド・エキシビション」のために特別に製作した限定モデルとなる時計や、日本の芸術・文化遺産からインスピレーションを得たコレクションの発表も行われる。
超貴重なヴィンテージモデルから最新の現行モデルまで500点もの作品が並ぶだけでも凄まじい規模感だというのに、本国から職人が来日し、ライブで卓越した技術を披露してくれる…時計好きとアート好きにとってこれ以上の展示会がこの世にあるだろうか?もちろんエントリー的なモデルであっても数百万円はするブランドなので、一般庶民にとって「買い物をするための参考」にはならないだろう。しかし、トップオブトップに君臨するブランドが惜しげもなく披露してくれる体験の場で得られることは想像する以上に多いはずだ。
〈パテック・フィリップ〉の「ウォッチアート・グランド・エキシビション」は、先に述べたように6月10日(土)から6月25日(日)の期間で新宿住友ビル三角広場にて開催。入場料は無料だが、「パテック・フィリップ 公式サイト」にて事前の予約が必要となる。時計好きは今から予定を空けておこう。