TCB JEANS が Cathartt のチョアコートを再解釈した一着を制作
ヴィンテージウェアをこよなく愛する〈TCBジーンズ〉代表の井上一氏が「過去の憧れの回収」というテーマのもと作りこんだ逸品
ヴィンテージのハートボタンと〈MASTER CLOTH〉のオーバーオールをベースに制作
ジャパンデニムブランドの雄、〈TCB JEANS(TCBジーンズ)〉が、〈Carhartt(カーハート)〉のチョアコートをベースにした新作を発表。現在予約受付中で、2023年8月下旬~9月中旬に発送される。
〈TCBジーンズ〉は〈Levi’s®(リーバイス®)〉や〈LEE(リー)〉といった王道のアメリカンブランドのデニムウェアを再解釈したアイテムだけではなく、ワークやミリタリーウェアをベースにしたアイテムも独自に制作している。今回発表されたチョアコートは、〈カーハート〉の伝統的な名品をもとにしたもの。と言ってもヴィンテージの現物をそのままサンプリングしたのではなく、〈TCBジーンズ〉の代表である井上一氏の手元にあったハートボタンと〈MASTER CLOTH〉のオーバーオール、そして2着所有しているチョアコートを参考にしながら制作したという。
素材はナチュラルなムラ感のある経糸7番にやや細い緯糸16番の糸を組み合わせ、ライトオンス(10oz)のデニムでもしっかりと縦落ちする生地に仕立てられた。混ぜ物のない合成インディゴ100%を採用し、染色回数は1920年代の〈リーバイス®〉501XXに比べて明るい色味にしたという。
完璧なサンプリングがない状態で作りこんだヴィンテージ仕様
シルエットは井上一氏の手元にある1940~50年代の〈カーハート〉のチョアコートと様々な資料を参考に、〈MASTER CLOTH〉のネームとハートボタンの時代考証が合致するよう制作。その作りこみへのこだわりは、真ん中で剥ぎが入ったスクエアな襟やアイレットで付けるチェンジボタン、アジャスト可能な第一ボタンとカフス、セットインスリーブ、TWO CATS BLOUSE等でも再現している低い袖山などに表れている。
まるでリアルヴィンテージのデッドストックのようなオーラを放つ〈TCBジーンズ〉のチョアコートは、井上一氏が「過去の憧れの回収」という理由で生み出したノスタルジックなアイテム。完璧なサンプリングが手元にない状態で、時代考証をしながら作りこんだデザインとディテールには、ヴィンテージレプリカというジャンルには収まらないクリエイティビティがある。
〈TCBジーンズ〉のチョアコートは先に述べたように予約を受付中で、発送は2023年8月下旬~9月中旬予定。サイズは34~44までの広い展開で、価格は30,800円となる。気になる方は「TCBジーンズ 公式サイト」を確認しよう。
〈TCBジーンズ〉のチョアコートは先に述べたように予約を受付中で、発送は2023年8月下旬~9月中旬予定。サイズは34~44までの広い展開で、価格は30,800円となる。気になる方は「TCBジーンズ 公式サイト」を確認しよう。
ITEM CREDIT
- TCB JEANS:Cathartt Chore Coat 10oz