伝説的な時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタのウォッチメゾン Gérald Genta が復活
マイアミで開催された時計見本市「LVMH Watch Week 2024」で復活を宣言するとともに、ミッキーマウスデザインの新作モデルをお披露目
伝説的なデザイナーの名を冠したウォッチメゾン〈Gérald Genta(ジェラルド・ジェンタ)〉が復活
2024年、〈Audemars Piguet(オーデマ ピゲ)〉や〈Patek Philippe(パテック・フィリップ))〉、〈BVLGARI(ブルガリ))〉、〈IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)〉などの超名門ブランドで数多くの傑作を生みだした伝説的なデザイナー、Gérald Genta(ジェラルド・ジェンタ)の名が時計業界に狼煙を上げる。2024年1月29日~2月1日にアメリカ・マイアミで開催された新作時計見本市「LVMH Watch Week 2024」にて、「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」がウォッチメゾン〈Gérald Genta(ジェラルド・ジェンタ)〉の復活を宣言。最新ウォッチがお披露目された。
テクノロジーが加速度的に進化する今の時代において、古き良き職人技だけを駆使するアナログな時計メーカーが誕生することは、ただそれだけで喜ばしい。ましてや、あのジェラルド・ジェンタの名を冠したウォッチメゾンが復活するというニュースは、時計業界全体に良い刺激を与えてくれそうだ。
この復活劇には〈LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)〉のウォッチメイキングアトリエ、「La Fabrique du Temps Louis Vuitton(ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン)」の名時計師であるMichel Navas(ミシェル・ナバス)とEnrico Barbasini(エンリコ・バルバシーニ)の協力により実現したという。1980年代にジェラルド・ジェンタのチームの一員だった両者は、時計製造におけるクリエイティビティと探求心を追求した時代の盟友であり、パートナーと言っていいだろう。
この復活劇には〈LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)〉のウォッチメイキングアトリエ、「La Fabrique du Temps Louis Vuitton(ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン)」の名時計師であるMichel Navas(ミシェル・ナバス)とEnrico Barbasini(エンリコ・バルバシーニ)の協力により実現したという。1980年代にジェラルド・ジェンタのチームの一員だった両者は、時計製造におけるクリエイティビティと探求心を追求した時代の盟友であり、パートナーと言っていいだろう。
併せて、レジェンドの名を冠して復活するウォッチメゾンを形成する3つの柱として「八角形のフォルム」「チャイム音」「ハイウォッチメイキングの複雑機構」が挙げられた。これらの重要な要素は〈Gérald Genta(ジェラルド・ジェンタ)〉の新作モデルにも盛り込まれる。
ミニッツリピーター、ジャンピングアワー、そしてレトログラードミニッツを搭載し、手巻きで稼働
ブランド復活後の記念すべき第一作となる時計は、1984年に開催された “Montres et Bijoux” 展でジェラルド・ジェンタが手掛けた「Disney(ディズニー)」のミッキーマウスのデザインを踏襲。そこに複雑機構のミニッツリピーターを装備し、ポップな見た目との素晴らしいギャップを演出している。ミッキーマウスのデザインを採用したのは「ディズニー」が2023年に100周年を迎えたことも理由のようだ。
〈ジェラルド・ジェンタ〉ミニッツリピーター ジャンピングアワー レトログラードミニッツ – オンリーウォッチ 2023 エディションは、ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニの監修のもと開発・組み立てされた新たなマニュファクチュールであるCal.GG-001を搭載。ミニッツリピーター、ジャンピングアワー、そしてレトログラードミニッツを搭載し、手巻きで稼働する(素晴らしい!)。
〈ジェラルド・ジェンタ〉ミニッツリピーター ジャンピングアワー レトログラードミニッツ – オンリーウォッチ 2023 エディションは、ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニの監修のもと開発・組み立てされた新たなマニュファクチュールであるCal.GG-001を搭載。ミニッツリピーター、ジャンピングアワー、そしてレトログラードミニッツを搭載し、手巻きで稼働する(素晴らしい!)。
ちなみにミニッツリピーターとジャンピングアワーの組み合わせはスイス製高級時計業界でも滅多に見られない技術で、ナバスとバルバシーニ、そしてアトリエの職人たちは2機別々の計時システム(ひとつは音を鳴らすメカニズム用、もうひとつはジャンピングアワー用)を完全に同期させるシステムを作り上げたという。機械式時計として一切の妥協を許さず、複雑機構に強いこだわりを持つジェラルド・ジェンタは2011年に亡くなっているが、もし生きていればきっと仕上がりに満足するに違いない。文字盤にアイコニックなミッキー・マウスが描かれたこの1本は、ユニークなデザインとハイウォッチメイキングが融合した〈Gérald Genta〉を象徴する1本と言えるだろう。
〈ジェラルド・ジェンタ〉ミニッツリピーター ジャンピングアワー レトログラードミニッツ – オンリーウォッチ 2023 エディションは、80時間ものパワーリザーブを持つ手巻き式キャリバーを搭載し、32.4mmのケース径、6.91mmの厚さを備えてデビュー。詳しくは「ジェラルド・ジェンタ 公式サイト」をチェックしよう。
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