パリのデニムブランド Superstitch MFG が keylime Tokyo でワークショップを開催、オリジナルジーンズの発売も
ヴィンテージのユニオン スペシャル 43200Gを使った、カスタマーに最適なフィッティングを提供する裾上げサービスも実施
パリ発のデニムブランド〈Superstitch MFG〉が日本初のワークショップを開催
フランス・パリのデニムブランド〈Superstitch MFG(スーパーステッチ MFG)〉が、日本初となるワークショップを3月16日(土)~17日(日)の2日間、「keylime Tokyo」で開催する。
〈Superstitch MFG(スーパーステッチ MFG)〉はArthur Leclercq(アーサー・ルクレール)が2016年に設立。自宅に持ち込んだ裾上げ専用のチェーンステッチミシン「ユニオンスペシャル 43200G」を使ったデニムの裾上げサービスから活動をスタートし、2020年にパリ6区にオープンしたショップでは裾上げやシルエット変更といった各種デニムのリペアのほか、オリジナルブランドのアイテムも展開している。
日本製の素材と作りをふんだんに取り入れたパリのデニムブランドというユニークさ
ワークショップではオリジナルジーンズであるLR01の販売をはじめ、アーサー・ルクレールが自らパリのアトリエから運んできたヴィンテージの「ユニオンスペシャル 43200G」を使い、カスタマーに最適なフィッティングを提供する裾上げサービスを行う。
フランス・パリのデニムブランドと聞くと、ついファッション性を最優先したデザインと仕様を想像してしまう。しかし、〈Superstitch MFG(スーパーステッチ MFG)〉のジーンズは日本のセルヴィッジデニムを使い、日本で生産されており、前述の通りヴィンテージのユニオンスペシャルを駆使しながらチェーンステッチで裾上げが施される。つまり、素材と製法に関しては半分以上がジャパンデニムと言っても良いかもしれない。パリのブランドでありながらジャパンメイドを選択したのは、品質を優先した結果だろう。
とはいえ、程よいゆとりを持ちながら美麗なラインを描くジーンズのシルエットを見ると、どことなくパリらしいエスプリを感じるのは筆者だけではないはず。ウエストのパッチのデザインと色合いからも、アメリカンテイストではなく洗練された大人の余裕を感じる。
差別化が難しいデニム業界において、フランス・パリから発信する新しいブランドはデニム好きにとっても歓迎したい存在。ぜひ3月16日(土)~17日(日)の2日間、「keylime Tokyo」で〈Superstitch MFG(スーパーステッチ MFG)〉のジーンズを手に取り、ワークショップを体験してみてはいかがだろうか。
ITEM CREDIT
- Superstitch MFG:2024 Spring Collection