【第4回】最高の通勤バッグを探せ – The Row Park Hand Bag XL
トートバッグ?バックパック?ショルダーバッグ?男が持って違和感のない通勤用のおしゃれなバッグを探す短期連載をスタート – 第4回目は〈The Row〉のPark Hand Bag XL
“クワイエット・ラグジュアリー” の真髄を今に伝える〈The Row〉
約1年間〈RAMIDUS(ラミダス)〉のトートバッグを通勤時に使用していた筆者が、次なる愛用バッグを探す短期連載。【第1回】MM6 Maison Margiela ラージキャンバスショッピングバッグ、【第2回】CHROME HEARTS ガンズリンガーバックパック、【第3回】READYMADE Peggy Bag Khakiに続き、第4回では〈The Row(ザ ロウ)〉のPark Hand Bag XL(パークハンドバッグ XL)をセレクトする。
改めて通勤用バッグを探す際の条件を以下に記載しよう。
・ノートPCが収納できること
・カジュアル~モード系まで無理なく合わせられること
・大人が持って違和感のないデザイン、ブランドであること
・長く愛用できること
・ノートPCが収納できること
・カジュアル~モード系まで無理なく合わせられること
・大人が持って違和感のないデザイン、ブランドであること
・長く愛用できること
この4つを満たすバッグはそれほど多くない。〈MM6 Maison Margiela〉のラージキャンバスショッピングバッグはこれらを完璧に満たし、〈クロムハーツ〉のガンズリンガーバックパックは重厚な牛革製ボディとスターリングシルバー製パーツによるヘヴィー級の重厚さに触れ、利便性という理性を吹き飛ばすほどの麻薬的な魅力があった。〈READYMADE〉のPeggy Bag Khakiは “ラグジュアリー・アップサイクル” の手法を採る同ブランドのDIY精神に毎日浸ることができる。そして本稿でピックアップしたのは “クワイエット・ラグジュアリー” の真髄を今に伝える〈The Row〉のハンドバッグだ。
トレンドとは無縁のバッグ
〈The Row(ザ ロウ)〉はMary-Kate Olsen(メアリー・ケイト・オルセン)とAshley Olsen(アシュレー・オルセン)のオルセン姉妹が2006年に設立したアメリカのブランド。ブランド名はスーツ発祥の地であるイギリス・ロンドンのSavile Row(サヴィル・ロウ)に因んで名付けられ、ビスポークテーラーの追求する最高級のファブリック、繊細なディテール、完璧なフィットへの敬意を表現。
また、アパレルやバッグなどアイテムを問わず最高級の素材を超一級の技術で制作するブランドとしても知られており、すべてのシーズンにおいてミニマルを極めた洗練されたデザインを一貫。世界的なファッションのトレンドとなっている “クワイエット・ラグジュアリー” の先駆者としても高い人気を集めている。
また、アパレルやバッグなどアイテムを問わず最高級の素材を超一級の技術で制作するブランドとしても知られており、すべてのシーズンにおいてミニマルを極めた洗練されたデザインを一貫。世界的なファッションのトレンドとなっている “クワイエット・ラグジュアリー” の先駆者としても高い人気を集めている。
本稿でセレクトしたPark Hand Bag XLも、同ブランドが持つ高い技術力を駆使し、ハンドメイドで制作。レザーそのものを活かすミニマルなデザインと上質を極めた作りは、まさに時代を超えて愛用できる逸品と呼ぶにふさわしい。目に見えるデザインはフロントと内側に小さく配されたブランド名のみ。しなやかなレザーは程よいシボ感があり、デイリー使いに最適だ。バッグ自体も大きすぎず小さすぎず、絶妙。バッグは洋服に比べると流行り廃りの波は多くないと言われているが、本アイテムはあらゆるバッグの中でも傑出してトレンドとは無縁の存在と言っていいだろう。
欠点などはまったく見当たらないものの、気軽に購入できないプライスが現実に引き戻すのも事実。379,000円は〈The Row(ザ ロウ)〉のラインナップの中ではむしろ安価なのだけれど、バッグひとつに支払う値段としては躊躇してしまう。とはいえ、先に述べたようにトレンドとは無縁の世界で一生愛用できる(可能性が高い)ことを考えると、思い切って手に入れても後悔はしないような気がする。
〈The Row(ザ ロウ)〉のPark Hand Bag XLはFARFETCH 公式オンラインサイトにて販売中。
〈The Row(ザ ロウ)〉のPark Hand Bag XLはFARFETCH 公式オンラインサイトにて販売中。
ITEM CREDIT
- The Row:Park Hand Bag XL