
BOSS OF THE ROAD 完全未使用のヴィンテージデニムを発見
かつてカリフォルニアで大きな人気を誇った〈BOSS OF THE ROAD〉が1920~30年代に製作したヴィンテージデニムの完全未使用品をゲットできるチャンス
男性用衣料メーカーとしてはあの〈リーバイス®〉よりも長い歴史を持つ〈BOSS OF THE ROAD〉
ヴィンテージデニムと言えば〈Levi’s®(リーバイス®)〉や〈Lee(リー)〉、〈WRANGLER(ラングラー)〉の製品が真っ先に頭に浮かび、実際にこれらのメジャーブランドのアイテムが市場的には高い価値を持っていることが多いのだけれど、それだけではないのがヴィンテージの奥深い世界。本稿で紹介する〈BOSS OF THE ROAD(ボス オブ ザ ロード)〉は、熱狂的なヴィンテージマニアであれば反応してしまう「隠れ名ブランド」ではないだろうか。
〈BOSS OF THE ROAD(ボス オブ ザ ロード)〉は、1852年に創業したアメリカ・カリフォルニアの〈ノイシュタッター・ブラザーズ〉社のブランドで、男性用衣類の製造会社としてはあの〈リーバイス®〉よりも長い歴史を持つ。1873年に〈リーバイス®〉がリベットが打たれたウエストオーバーオールを発売すると、それに対抗する製品として、フローラル・トライアンギュラーステッチやワンピースフライを施したウエストオーバーオールを販売。1890年代のサンフランシスコの業界紙では「太平洋岸でもっとも有名なブランド」として宣伝されていたという。1890年代に入ると〈リーバイス®〉による特許が期限切れとなったリベットで強化したモデルをニューヨークで生産。その後同ブランドは〈Lee〉によって買収されるなどの紆余曲折を経て、1940年代以前に作られていたヴィンテージモデルがマニアから重宝されている。
本モデルは〈ボス オブ ザ ロード〉が1920~30年代に生産していたヴィンテージジーンズで、なんと正真正銘一度も穿かれたことがないまっさらな未使用品。まずは以下フォトギャラリーからディテールをチェックしてみよう。


















王道ブランドにはないコアなヴィンテージデニムを穿くという贅沢
最大の特徴は、1920~30年代のモデルらしくサスペンダーボタンが複数配されたウエストや、股リベットなどの時代感の強い作り。背面にはこの時代特有のバックルバックも付属し、ヴィンテージならではの意匠を楽しむことができる。トップボタンはロゴ入りのオリジナルで、セルビッチは赤耳ではなくブラックであること、そしてパッチは一般的なレザーではなくカラフルなデザインである点もポイントだ。ゆったりと余裕のあるストレートシルエットは現代のファッションにも難なく合わせられる普遍性を持っており、未使用品ならではの濃紺のインディゴがデニム好きにはたまらない。
世界的に年々市場価値が上昇し続けている〈リーバイス®〉のヴィンテージデニムが至高であることは間違いないが、コアなファンに愛される〈ボス オブ ザ ロード〉のようなブランドを選ぶことは、反骨精神があって良い。ましてや超が付くほどレアな未使用品であれば、コレクターズアイテムとしても、リアルに穿くヴィンテージデニムとしても長く愛せるはず。
〈ボス オブ ザ ロード〉のヴィンテージジーンズはMUSHROOM VINTAGE CLOTHING STOREにて販売中。気になる価格は253万円となる。
〈ボス オブ ザ ロード〉のヴィンテージジーンズはMUSHROOM VINTAGE CLOTHING STOREにて販売中。気になる価格は253万円となる。
ITEM CREDIT
- BOSS OF THE ROAD:1920s~1930s Denim Pants Vintage