
トランプ関税で先行きが見えない今、iPhone に代わるスマホとして選びたい Nothing の Phone (3a)
iPhoneから機種変しても同程度あるいはそれ以上の満足度を得られる可能性が高い〈Nothing〉の新作スマホ、Phone (3a)の魅力をお届け
「iPhone依存」から脱却しよう
2025年4月にドナルド・トランプ大統領が発表した「強烈な」関税措置。中国とは報復合戦が起きるなど世界的不安が広がる中、私たちの生活に決して欠かせないスマートフォン、特に〈Apple(アップル)〉を代表するiPhone(アイフォン)がとてつもない価格に値上がりするのではと懸念された。iPhoneは組み立てなどの生産を主に中国とインドで行っている。もし145%という常軌を逸した関税が適用された場合、現在の約3倍もの価格に高騰するのでは…と報じられたことが記憶に新しい。その後、トランプ政権はスマホ、PC、記憶装置(SSD)、半導体製造装置を相互関税の対象から外すと発表。これによってiPhoneが「富裕層向けのスマホ」になることは恐らく避けられるはずだが、依然として株式市場にも大きな影響を与えるなど不安定な状況は続いている。
数ヵ月後にどのような状況に落ち着くのかは見通しが難しいが、今回の騒動で「スマホ=iPhone」という既定路線を考え直すきっかけになった方も多いのではないだろうか。iPhoneはここ日本でも大きなシェアを占めている。その大きな理由としては、〈アップル〉製品ならではの安心感と、高いデザイン性がもたらす満足感、機械としての信頼性の高さなどが挙げられる。しかし、世の中にはiPhone以外にも完成度が高く、見た目もクールなデバイスが存在する。本稿で紹介する〈Nothing(ナッシング)〉の新作スマートフォン、Phone (3a)はその筆頭と言えるだろう。


時代のニーズを的確に拾い、洗練された製品を生み出す〈Nothing〉
〈Nothing〉は2020年にイギリス・ロンドンで創業。「テクノロジーを再び楽しいものにする」というビジョンのもと、大企業が支配するデジタルデバイスマーケットの中で、既存の概念に捉われないユニークな発想を具現化したデザインとユニークなテクノロジーを実装したスマートフォンやイヤホンなどを製造している。
同ブランドは最初のプロダクトとして、2021年にクリア素材を使ったノイズキャンセルワイヤレスイヤホン Nothing Ear (1) を発表。2022年7月には初のスマートフォンである Phone (1) をリリースし、洗練されたフューチャリスティックなデザイン性でデジタルガジェット好きから大きな注目を集めることに成功した。2023年9月には新たなブランドである〈CMF by Nothing〉を設立。ハイスペックを追求するのではなく、必要な機能やスペックに絞り込みながらも、高い品質とデザイン性を備えた手頃なラインとして歓迎された。機能性を高めることに注力するマーケットにむやみに追従せず、普段使いする分にはまったく問題ない程度の内容にあえて抑えたコストパフォーマンスの高い製品は、一般的なユーザーの潜在的なニーズに応えた成功例と言えるだろう。





iPhoneよりもはるかにリーズナブルな価格も魅力
〈Nothing〉Phone (3a) は、ボディに強化ガラス製の背面パネルを採用した同ブランドならではのシースルーデザイン。前作からさらに耐久性を向上させ、IP64等級の防塵・防滴性能を実現した。スマホにとって必須の機能であるカメラは、ブランド史上もっとも高性能な5000万画素のメインカメラと〈Sony〉製センサーの超広角カメラに加え、光学ズームを備えた望遠カメラを初めて搭載。
機械としての完成度も非常に高い。「Snapdragon® 7s Gen 3」と「Nothing OS」を融合させることで更なる最適化を実現。前モデルの Phone (2a) に比べてCPUは最大33%高速化し、AI処理性能は92%ものパワーアップを実現したという。また、省電力設計により、日常的なタスクでの消費電力を8%削減したほか、5000mAhの大容量バッテリーを搭載することで、フル充電で最大2日間の通常使用が可能となっている。
機械としての完成度も非常に高い。「Snapdragon® 7s Gen 3」と「Nothing OS」を融合させることで更なる最適化を実現。前モデルの Phone (2a) に比べてCPUは最大33%高速化し、AI処理性能は92%ものパワーアップを実現したという。また、省電力設計により、日常的なタスクでの消費電力を8%削減したほか、5000mAhの大容量バッテリーを搭載することで、フル充電で最大2日間の通常使用が可能となっている。
そして、これだけの素晴らしいデザインと機能性を備えながら、iPhoneよりもはるかに安価であることも〈Nothing〉製スマホの大きな魅力だ。
〈Nothing〉Phone (3a) は128GBモデルが54,800円、256GBモデルは59,800円。それに対して、iPhoneは本稿執筆時点でもっともリーズナブルな iPhone SE の64GBモデルが62,800円から。ハイスペックモデルのiPhone 16 Plusは、もっとも安い128GBモデルが139,800円、256GBモデルは154,800円となる。容量単体での比較は乱暴だが、同等程度のスペックで約2.5倍高いiPhoneを買い続ける理由はどれだけあるだろうか?浮いたお金で他の好きなモノを買う方が健全ではないか?
〈Nothing〉Phone (3a) は128GBモデルが54,800円、256GBモデルは59,800円。それに対して、iPhoneは本稿執筆時点でもっともリーズナブルな iPhone SE の64GBモデルが62,800円から。ハイスペックモデルのiPhone 16 Plusは、もっとも安い128GBモデルが139,800円、256GBモデルは154,800円となる。容量単体での比較は乱暴だが、同等程度のスペックで約2.5倍高いiPhoneを買い続ける理由はどれだけあるだろうか?浮いたお金で他の好きなモノを買う方が健全ではないか?
〈Nothing〉Phone (3a) はブラック、ホワイト、ブルーの3色展開(ブルーは楽天モバイル限定)。毎日使うスマホこそ、デザインと機能性、そして価格の面でも納得できる製品を選びたい。
更なる情報はNothing 公式サイトをチェック。
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ITEM CREDIT
- Nothing:Phone (3a)