
濃紺、ブランケットライニングの LEVI’S® 507XX を100万円台で購入できるのは今が最後のチャンス?
投機目的で買われることも多いヴィンテージの〈LEVI’S®〉507XXは、本当に買う価値があるのか?
〈LEVI’S®〉のヴィンテージはもはや〈ROLEX〉や〈HERMÈS〉と肩を並べる存在に?
モノの価値には常に二面性がある。「これは〇円までなら払ってもいい」という自分の中の価値観で決める一面と、自分の意志には関係なく「市場価値」としておおよその相場が決まっている一面だ。例えばカップラーメンは1個100~200円前後で売られており、その市場価値に対して大きな乖離を感じる人は多くないはず。対して、ファッション業界では自分の価値観と市場価値の間で強烈な差が生まれるモノも多く存在する。
〈LEVI’S®(リーバイス®)〉のヴィンテージモデルは、1990年代に大幅に値上がりし、それから約30年が経った今、当時をはるかに上回るプレミア化を遂げた。同ブランドを象徴するアイコン、501XXなどは状態等によって1000万円を超えることも珍しくない。そして、この異常ともいえる熱狂は一過性で終わらず年単位で継続している。
ヴィンテージの〈リーバイス®〉は、本来は数千円~数万円程度の安価な大量生産品が資産価値のあるプレミアアイテムに変化したことも興味深い。当時制作に関わっていたスタッフたちは、まさか数十年後にジーンズやデニムジャケットが数百万円で売買されることになるなんて、夢にも思わなかっただろう。希少価値の高いヴィンテージが後年プレミア化した代表格といえば〈ROLEX(ロレックス)〉の腕時計や〈HERMÈS(エルメス)〉のジュエリーやバッグが真っ先に浮かぶ人が多いかと思うが、〈リーバイス®〉のヴィンテージモデルはそれらに肩を並べる位置まで来たと言ってもいいかもしれない(コットンのワークウェアが!)。
本稿で紹介する1950年代製の507XXは、143万円という比較的手に入りやすいプライスが掲げられている。前置きが長くなってしまったが、以下フォトギャラリーからディテールをチェックしてみよう。
















資産価値もある極上のデイリーウェア
2nd(セカンド)という通称を持つ507XXは、デニムジャケットの完成形のひとつとして後続ブランドに多大な影響を与えた傑作モデル。フロントに2つのポケットを設けたオーセンティックなデザインは、ワークウェアとしての機能性と普遍的なデザイン性を備え、誕生から数十年の年月を経ても色褪せることがない。
本モデルは黄金期の1950年代製で、ライニングにブランケットをあしらわれたヴィンテージならではの枯れた風合いが魅力。そして、この年代のモデルとは思えないほどインディゴが濃く残った素晴らしいコンディションで、コレクターズアイテムとしてはもちろん、これから着倒して味を出すのにも最適な逸品だ。
本モデルは黄金期の1950年代製で、ライニングにブランケットをあしらわれたヴィンテージならではの枯れた風合いが魅力。そして、この年代のモデルとは思えないほどインディゴが濃く残った素晴らしいコンディションで、コレクターズアイテムとしてはもちろん、これから着倒して味を出すのにも最適な逸品だ。
サイズは42くらいで、実寸数値は肩幅49cm、身幅56cm、着丈56cm、袖丈59cm。極端に大きすぎたり小さすぎることのないゴールデンサイズである点も嬉しい。濃紺状態なので、恐らくこれを着ていてもリアルヴィンテージだと気付かれることは少ないだろう。そして、これほど良いコンディションの507XXが143万円で購入できるのは、もしかしたら今だけかもしれない。個体数が限られているヴィンテージの〈リーバイス®〉は、きっとこれからも値下がりすることはないはず。資産価値のあるアイテムとしても、極上のデイリーウェアとしても、本モデルは人生を豊かにしてくれるはずだ。
1950年代製の〈LEVI’S®〉507XXは、ACORN BUY & SELL VINTAGE 公式オンラインサイトで発売中。気になる方は早めにチェックしよう。
ITEM CREDIT
- LEVI’S®:1950’s 507XX Vintage