
オリジナルベゼルを備えるトロフィー級の逸品 – ロレックス サブマリーナ ビッグクラウン “ジェームズボンド”
ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドが着用した“聖杯”、ビッグクラウンと4ライン、オリジナルベゼルを備える超希少な〈ROLEX〉サブマリーナを手に入れるチャンス
『007』シリーズ史上もっともアイコニックな腕時計
映画『007』で、スパイのJames Bond(ジェームズ・ボンド)が様々な車や小道具を駆使しながら敵を倒しながらピンチをくぐりぬける姿は、同シリーズの熱狂的なファンならずとも画面に釘付けになってしまうはず。防弾仕様が施され、機関銃や小型ミサイルなどが搭載されることもあるボンドカーは、まさに男の子の夢を具現化したモノに他ならない。そして、大人になった私たちがボンドカーと同じか、それ以上に注目してしまうのは、ジェームズ・ボンドが身に着ける腕時計だ。
当たり前だが、『007』シリーズでジェームズ・ボンド役を演じる俳優は時代によって異なる。そして、クラシックな機械式時計はもちろん、(その時代の)最先端技術を盛り込んだデジタルウォッチまで、作品によってボンドが身に着ける腕時計も様々だ。とはいえ、すべての時計好きおよび『007』ファンがもっとも崇拝するのは、Sean Connery(ショーン・コネリー)が初代ジェームズ・ボンドを演じた際に身に着けた〈ROLEX(ロレックス)〉SUBMARINER(サブマリーナ)であると断言していいだろう。コネリーは、1962年公開の第1作「ドクター・ノオ」から、1965年公開の第4作『サンダーボール作戦』まで〈ロレックス〉サブマリーナを着用。本稿で紹介するRef.6538は、その中でももっとも人気が高く、掛け値なしの聖杯と言われている。


細部にこだわる時計マニアが血眼で探す腕時計
1950年代後半のみ生産された〈ロレックス〉サブマリーナ Ref.6538は、“BIG CROWN(ビッグ・クラウン)”と呼ばれる8mmの特大リューズと4ライン(文字盤下部に「200m = 660ft」「SUBMARINER」「OFFICIALLY CERTIFIED」「CHRONOMETER」の表記が4列で記載されている)、そして赤い三角形のマークが施されたアルミ製ベゼルインサートを備えた希少モデル。他の時代には見られない特徴的なディテールと迫力のあるルックスから、熱心な〈ロレックス〉ファンおよび時計マニアたちが今でも血眼で探していると言われる伝説的な個体だ。
ちなみに第2世代となるRef.6538は、サブマリーナとして初めてクロノメーター認定(2週間にわたる様々な姿勢と温度条件において、6秒以内の進みと4秒以内の遅れがないこと)を受けたモデルで、効率の高い両巻きの自動巻きムーブメント Cal.1030を初めて搭載。特徴的なリューズにはフランス語で「特許」を意味する「BREVET」の刻印が施されており、当時としては画期的な200m防水が謳われた。








超希少なオリジナルベゼルとオイスターブレスレットを装備
本モデルの最大のアピールポイントは、現存する“ビッグクラウン”の多くが後世に交換されたベゼルを備えているのに対して、オリジナルのベゼルを保っていることだろう。ベゼルを固定する真鍮製のベゼルアセンブリまで当時のオリジナルパーツを備える。この年代のサブマリーナのオリジナルベゼルは単体でも非常に価値が高く、過去には4万ドルで取引されたこともある。さらに、1959年に製造された65リンクの“ビッグロゴ”オイスターブレスレットが装着されていて、なんとノンポリッシュ状態だという。
長い歴史を持つ〈ロレックス〉には多くの伝説的なモデルが存在するが、このサブマリーナはそれらの中でもトップクラスの価値があると言っていいだろう。気になる価格は29万ドル。5,000万円近い金額を支払えば大抵のスーパーカーを購入できるが、熱狂的な時計好きであればこちらを選ぶはずだ。
1950年代後半製の〈ロレックス〉サブマリーナ Ref.6538 “ビッグクラウン”は、WIND VINTAGE 公式オンラインサイトで発売中。言うまでもなく同じコンディションのサブマリーナを再度発見することはかなり難しいので、気になる方は問い合わせてみてはいかがだろうか。
1950年代後半製の〈ロレックス〉サブマリーナ Ref.6538 “ビッグクラウン”は、WIND VINTAGE 公式オンラインサイトで発売中。言うまでもなく同じコンディションのサブマリーナを再度発見することはかなり難しいので、気になる方は問い合わせてみてはいかがだろうか。
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