TCB JEANS Working Cat Hero Jacket

ジョン・レノン愛用モデル Wrangler 111MJ を再解釈した TCB JEANS の Working Cat Hero Jacket

ヴィンテージ好きからコアな人気を集める〈Wrangler〉111MJをジャパンデニムの雄〈TCB JEANS〉が再解釈


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : TCB JEANS

次世代機能服として誕生した〈Wrangler〉111MJをサンプリング

2012年に設立し、古き良きヴィンテージデニムをサンプリングしながら今の時代に合ったデイリーウェアとして愛用できるデニムウェアを制作する〈TCB JEANS(TCBジーンズ)〉。歴史的には短いものの、他ブランドを圧倒するほどの強烈なこだわりと高い品質であっという間にジャパンデニムを代表するブランドへと躍進し、ハードコアなデニムマニアから支持を集めている。
同ブランドではジーンズやデニムジャケット、Tシャツなどさまざまなアイテムがラインナップされているが、この記事では〈Wrangler(ラングラー)〉の111MJをベースに再解釈したWorking Cat Hero Jacket(ワーキング キャット ヒーロー ジャケット)の開発ストーリーや魅力を紹介していく。
ワーキング キャット ヒーロー ジャケットが生まれたきっかけは、同ブランドのスタッフから「ジョン・レノンが愛用していたジャケットをつくりたい!」という声が上がったことだという。The Beatles(ビートルズ)のJohn Lennon(ジョン・レノン)が生前愛用していた〈ラングラー〉111MJは、〈Levi’s®(リーバイス®)〉のデニムジャケットとは一味違う個性的なデザインでヴィンテージ好きを魅了する名モデル。“丸カン”と呼ばれる円形のバータックで留めた二重のプリーツや、スナップボタン留めのフラップポケット&カフス、そして背中のアクションプリーツと連動するエラスティックバンド、サイドアジャスターといったフィット感に訴求するディテールなど、次世代を意識した機能服として誕生した。ワイルドでラフな方向性ではなく、どことなく色気のある佇まいも111MJの特徴と言っていいだろう。
本モデルは2020年に企画がスタートし、約2年の開発期間を経て完成。2020年はジョン・レノン誕生80周年、没後40年の節目であり、同ブランドの代表を務める井上一(いのうえ・はじめ)が40歳を迎えたタイミングでの開発スタートとなった。〈TCBジーンズ〉が初めて左綾のデニムで制作したアイテムであり、随所にオリジナルへのリスペクトが込められたディテールが光る。

TCB JEANS Working Cat Hero Jacket
TCB JEANS Working Cat Hero Jacket
TCB JEANS Working Cat Hero Jacket

〈TCBジーンズ〉史上初の左綾デニムを制作
ロゴやラベルの遊び心あふれるデザインにも注目

ワーキング キャット ヒーロー ジャケットをつくるにあたり、最初の課題は左綾デニムの開発経験がなかったことだった。そのため細かい仕様を含めて一から研究を重ね、当時の資料などを探りながら経9番緯9番の11.6ozデニムを制作。左綾なので綾が立ち、ムラの長さも長いので〈リーバイス®〉に比べて線で色落ちする特徴があるという。サンフォライズド加工はしているものの毛焼きとスキューは行っていないため、ヴィンテージと同様に着用を重ねることで捩れが発生していく。
デザイン的には、前立てのボタンや胸や袖のドットボタンもオリジナルで制作。ロゴ部分は〈Wrangler〉のアイコニックなデザインを〈TCB Jeans〉に置き換え遊び心を演出しているほか、織りネームも縦ベルを参考に縦CAT BELLにするなど、〈TCBジーンズ〉ならではの意匠も魅力的だ。また、1枚もののフラップ(通常フラップは2枚の生地を縫い合わせる)や帯付けでは必ずステッチを落とすなど、オリジナルの独特なディテールも忠実に再現。プリーツ止めはスクエアなステッチではなく丸カンにし、111MJの大きな特徴であるアクションプリーツは内側に仕込まれたゴムも含めてヴィンテージを再現するなど、あらゆる点を研究・再現している。

TCB JEANS Working Cat Hero Jacket
TCB JEANS Working Cat Hero Jacket

TCB JEANS Working Cat Hero Jacket
TCB JEANS Working Cat Hero Jacket

TCB JEANS Working Cat Hero Jacket

あらゆる細部を研究→独自に再現した渾身の一着

ちなみに1940~50年代のヴィンテージと同等の着用感に仕立てているものの、デニムは柔らかめなので、通常よりもややタイトめに着るのがおすすめとのこと。袖丈は〈TCBジーンズ〉の他モデルと比べてやや長めに設定されているが、これはカウボーイが乗馬をする際、手綱を握っている時に袖足らずにならないようにという〈ラングラー〉の配慮で生まれた特徴。現代ではバイクに乗る際にその気遣いを感じられる。
〈TCBジーンズ〉のワーキング キャット ヒーロー ジャケットは、TCBジーンズ 公式オンラインサイトで販売中。価格は33,000円となる。
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