オメガ スピードマスター 38 が7年ぶりにリニューアル、正統派クロノグラフとしてのデザイン美に注目
伝説的な“ムーンウォッチ”の流れを汲みながら、38mmの絶妙なサイズ感と美しいデザインを武器に愛される〈OMEGA〉SPEEDMASTER 38がリニューアル、その魅力と特徴を解剖する
SPEEDMASTER 38が約7年ぶりに刷新
世界で唯一、NASAのミッションウォッチとして宇宙飛行士たちとともに月面着陸を果たした“ムーンウォッチ”、〈OMEGA(オメガ)〉SPEEDMASTER PROFESSIONAL(スピードマスター・プロフェッショナル)。初代が誕生した1960年代から受け継がれる腕時計業界屈指の名作には、正統な“ムーンウォッチ”だけではなく、派生モデルも存在する。その中でも、直径38mmの絶妙なサイズ感と端正な文字盤のデザインで長くファンを魅了してきたSPEEDMASTER 38(スピードマスター 38)が約7年ぶりにリニューアルを果たし、デザインの良さが早くも話題を集めている。
〈オメガ〉スピードマスター 38は、同ブランドを代表するクロノグラフとしてのスタイルと伝統を守り、シンプルさ、サイズ感、カラーを重視してつくられたコレクション。最大の特徴は、先に述べたように、直径38mmのケースサイズだ。ほぼすべての現代的なクロノグラフが40mm以上の大きなサイズであるのに対し、38mmというサイズ感は手首が細い日本人にとって最適な大きさ。そして、やや小さめだからこそ、タキメーターなど細かい意匠のあるクロノグラフなのに品のある整った印象が強い。 “ムーンウォッチ”の系譜にあるモデルであることも重要な事実だけれど、スピードマスター 38を購入する多くのユーザーはデザインとサイズ感の良さに惹かれるのではないだろうか。
この記事では、約7年ぶりにリニューアルを果たした〈オメガ〉スピードマスター 38の特徴とディテールを深掘りしてお届け。とにかくデザインがよいクロノグラフをお探しの方はぜひ以下をチェックしてほしい。
新円を描くサブダイヤル、より整えた文字盤のデザイン
そもそも、サイズの小さいスピードマスターと正統な“ムーンウォッチ”であるスピードマスター・プロフェッショナルは何が違うのかをあらためて振り返ってみよう。NASAのミッションウォッチとして採用されたスピードマスター・プロフェッショナルは、直径42mmのケース径と昔ながらの手巻きムーブメントを搭載し、基本的な仕様と外観はほぼ変わっていない。それに対して、スピードマスターの小径モデルは1988年に誕生し、都度アップデートを繰り返してきた。
結論から言うと、今回リニューアルされたスピードマスター 38は、より“ムーンウォッチ”に近づいたデザインが主な変更点となる。近年採用されていた楕円形のサブダイアルが新作では再び新円となり、文字盤の印象を刷新。また、細身に設計されていたベゼルも見直され、オリジナルに近い、より厚みのあるクラシカルなプロポーションが与えられている。
結論から言うと、今回リニューアルされたスピードマスター 38は、より“ムーンウォッチ”に近づいたデザインが主な変更点となる。近年採用されていた楕円形のサブダイアルが新作では再び新円となり、文字盤の印象を刷新。また、細身に設計されていたベゼルも見直され、オリジナルに近い、より厚みのあるクラシカルなプロポーションが与えられている。
また、サブダイヤルは従来のモデルよりもやや大きくしたうえで文字盤の中央寄りに配置したことで、よりオリジナルに近しいバランスに。本稿執筆時点では〈オメガ〉が「オリジナルのスピードマスター・プロフェッショナルのデザインに近づけました」のようなアナウンスはされていないので、あくまでも外観から受ける印象の推測になってしまうが、恐らく同ブランドのデザインチームは「小径スピードマスターならではの魅力」と「ムーンウォッチとの違い」のバランスをかなり考慮したのではないか。結果として、多くの〈オメガ〉ファンと腕時計好きを一目で魅了する素晴らしいデザインにアップデートされたことは、写真を見ればご理解いただけるはずだ。
新品で購入できるクロノグラフとして今もっともおすすめしたいモデル
リニューアルを果たした新モデルではあるものの、既存のスピードマスター 38から変わっていない要素もある。ムーブメントは従来通り自動巻きを採用。ノンデイトのブラックダイアルモデルにはCal.3332を搭載し、オリジナルのスピードマスター・プロフェッショナルとの大きな違いをアピールする(デイト表示を備えるモデルにはCal.3330を搭載)。このムーブメントはコーアクシャル脱進機を搭載し、クロノグラフ機構の制御にはコラムホイールを採用する。振動数は毎時2万8800振動で、パワーリザーブは約52時間と、日常使いしやすい心臓部と言っていいだろう。
機械的な信頼性の高さにも惹かれるが、やはりデザイン的に完成度が非常に高いことがスピードマスター 38の最大の魅力。新品で購入できるクロノグラフとして、これほどバランスのよいモデルは滅多にないのでは?スピードマスター・プロフェッショナルが完成された名モデルであることは今さら議論する必要は感じないし、スピードマスター 38がオリジナルの派生モデルであることは事実だが、すっきりとした外観の本モデルの方が好きだと感じる人も多いだろう。これ以上ないほど洗練された文字盤のデザインと、季節を問わず着けやすいサイズ感。流行に関係なく、長く愛用できる完成度の高いクロノグラフを探している人にはぜひ候補に入れてほしい。
2026年製の〈オメガ〉スピードマスター 38は、オメガ 公式オンラインストアで発売中。価格は979,000円となる。
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