お気に入りのアクセサリーのある生活
腕時計やシルバージュエリーは男が唯一身に着けられるアクセサリー。デニムとの相性も抜群のお気に入りのアクセサリーについて。
Written / Photo : LIVE IN RUGGED
エイジングをじっくり楽しめるのがシルバージュエリーの良さ
「腕時計は男が唯一身に着けられるアクセサリー」とよく言われているが、私はシルバージュエリーも日常的に着用している。特に90年代に流行した西海岸発祥のブランドの洗礼を受けてからは一時夢中になった。クロムハーツ、ガボールといったブランドは憧れのロックスターたちがこぞって愛用していたこともあり、「いつか手に入れたい」と夢見るアイテムがたくさんあったことをよく覚えている。
社会人になってからは他に手に入れたいモノも増えたのと、熱がある程度冷めたこともあり、結局手に入れたのは数え切れる範囲の点数。それでもそれらのお気に入りは今も私の生活に溶け込んでいる。
社会人になってからは他に手に入れたいモノも増えたのと、熱がある程度冷めたこともあり、結局手に入れたのは数え切れる範囲の点数。それでもそれらのお気に入りは今も私の生活に溶け込んでいる。
腕時計に比べて非常にシンプルな構造なので、基本的に一度手に入れてからはメンテナンスが不要であることもシルバージュエリーの良い点だと思う。放っておけば酸化して黒ずんでしまうが、たまに着けてあげるだけでシルバー特有の輝きを取り戻す。取扱いが簡単で、かつ素材自体が本来安価なところもズボラな私にはピッタリなのだ。
その気安いところが宝飾業界で軽視されがちな要因ではあるけれど、プラチナやゴールドといった希少価値の高い貴金属よりも味が出やすく、それゆえ愛着が沸いてくる。高価なブランドであっても気兼ねなくハードに使ってこそナンボ。長く使うほど傷や黒ずみといったエイジングをじっくり楽しめるのがシルバージュエリーの美点だ。
その気安いところが宝飾業界で軽視されがちな要因ではあるけれど、プラチナやゴールドといった希少価値の高い貴金属よりも味が出やすく、それゆえ愛着が沸いてくる。高価なブランドであっても気兼ねなくハードに使ってこそナンボ。長く使うほど傷や黒ずみといったエイジングをじっくり楽しめるのがシルバージュエリーの美点だ。
気分によって様々なブランドをミックスさせるのが楽しい
デニムやレザーと相性が良いのがシルバージュエリーを長年楽しめているもうひとつの理由かもしれない。ライダースジャケットにジーンズというアメカジファッションの最後のスパイスとして最適だし、そこまで男臭くないスタイルの時でも遊び心を演出するアイテムとして完璧だ。これは腕時計も同じで、身に着けなくても外に出ることはできるが、ないと寂しい。
クロムハーツやトラヴィス・ワーカー、PBD、Rustはそれぞれ個性がまったく異なるブランド。しかし私は気分次第でミックスさせて身に着けている。ひとつのブランドで固めるスタイルは統一感があって良いけれど、異なるブランドのアイテムを混ぜながらバランスを考えて着用するのも面白いからだ。一度に着用する点数は昔に比べてずっと減ってしまったが、色々なブランドを同時に楽しむスタイルはすっかり自分にとって定番になっている。
自分らしさを出してくれる大切な相棒へ
腕時計とシルバージュエリーは時に洋服以上にその人らしさを象徴するアイテムになる。自分の好みを直接反映できるのが両者の共通点だ。無骨なデザインを選べば男らしさがグッと増すし、繊細なデザインを選べば上品で中性的な雰囲気になる。どんなテイストを選んでも、身に着けていれば自分でも気が付かないうちにその人の個性になってくれる…そんなちょっと控えめなところにも愛着が沸いてしまう。
腕時計もシルバージュエリーも生きていくうえで絶対に必要な道具ではない。特にジュエリーはそうだろう。それでも多くの男たちが時には大金を支払って手に入れるのは、自分と一緒に年齢を重ねてくれる、自分だけの相棒のような存在が欲しいからなのかもしれない。
ITEM CREDIT
- CHROME HEARTS:Keeper ring
- TRAVIS WALKER:Original skull ring 10th aniv
- Tudor:Oyster Date (70’s vintage)
- Rust made in England:Toggle bracelet
- Phenomenon Beyond Description:Coin bangle
- Denime:662