カスタムウォッチメーカー SKELETON CONCEPT が、French Montana のために ROLEX DAYTONA のワンオフモデルを製作
鮮やかなグリーンをキーカラーに、French Montanaの故郷であるモロッコへのトリビュートを込めたウルトラレアな〈ROLEX〉DAYTONAのフルカスタムモデルが完成。
米人気ラッパー、フレンチ・モンタナと初コラボレーション
〈ROLEX(ロレックス)〉のフルカスタムで有名なフランス・パリの新興カスタムウォッチメーカー〈SKELETON CONCEPT(スケルトン・コンセプト)〉が、シューズデザイナーのKevin Novitch(ケヴィン・ノヴィッチ)とタッグを組み、アメリカのラッパー、French Montana(フレンチ・モンタナ)のためにワンオフの〈ロレックス〉DAYTONA(デイトナ)を制作した。
上記の「併せてチェックしたい」をご覧いただければ分かるように、約1年前に元カメルーン代表のプロサッカー選手、Samuel Eto’o(サミュエル・エトオ)氏とのコラボレーションである「ETO’O CONCEPT」のディテールをお届けした。ごく一部の熱狂的なウォッチファンの注目度が年々高まっているハンドクラフトの時計工房である〈スケルトン・コンセプト〉は、予定調和やマンネリとは一切無縁だ。同ブランドはすでに完成されている〈ロレックス〉の時計(特にスポーツウォッチの王様であるデイトナ)をベースに文字盤やムーブメントをスケルトン化し、独自のデザインを加えることでまったく新しい作品に仕上げる、世界的に見ても稀有なブランド。その完成度の高さと圧倒的なアート性、唯一無二の存在感は、普通では満足できないハードコアな時計好きとファッション好きを夢中にさせている。
先日発表された〈スケルトン・コンセプト〉の新しい作品は、キャリア全体で合計130億回以上のストリーミング再生を誇り、リリースする度にプラチナやゴールド認証を受けるアメリカの人気ラッパー、フレンチ・モンタナのために作られた、その名も「French Montana Concept(フレンチ・モンタナ・コンセプト)」。ベゼルが鮮烈なグリーンカラーで彩られた見るからにスペシャルな〈ロレックス〉デイトナの詳細をさっそくチェックしよう。
異次元の職人技と細部に至るまで徹底されたこだわり
このユニークなルックスを持つデイトナは、単にフレンチ・モンタナのお気に入りのカラーが緑だからではない。フレンチ・モンタナは本モデルの製作にあたりモロッコ出身であるという誇りや子供時代の記憶、彼の音楽に影響を与えたアラビア・アフリカ文化への愛と敬意を表現できるかを求めたという。デザインに自分を形成する大切な思い出やフィロソフィーを閉じ込めて表現すること…それはデザイナーにとっては本当に特別で難しい仕事であることは想像に難くない。しかし、フレンチ・モンタナ自身が自分の時計をどのように見せたいかを具体的に思い描いていたこともあり、実際は本プロジェクトは非常にスムーズに進んだとのこと。
最終的に採用されたカラーパレットはモロッコの国旗の色を直接連想させる鮮やかなエメラルドグリーンとレッド。コントラストの強いこの2つのカラーをベゼルに大胆に採用し、一目で本当に特別な時計であることをアピールしている。アントラサイトグレーとレッドの両方の円で囲まれたサブダイヤルを備えているほか、クロノグラフ針をカスタムメイドの赤い針に交換。もちろんムーブメントはスケルトン仕様で、熟練した時計職人がフルブラックのサンドブラスト仕上げでハンドメイド。簡潔にまとめると「フレンチ・モンタナ・コンセプト」はこのような外観の特徴を備えている。
最終的に採用されたカラーパレットはモロッコの国旗の色を直接連想させる鮮やかなエメラルドグリーンとレッド。コントラストの強いこの2つのカラーをベゼルに大胆に採用し、一目で本当に特別な時計であることをアピールしている。アントラサイトグレーとレッドの両方の円で囲まれたサブダイヤルを備えているほか、クロノグラフ針をカスタムメイドの赤い針に交換。もちろんムーブメントはスケルトン仕様で、熟練した時計職人がフルブラックのサンドブラスト仕上げでハンドメイド。簡潔にまとめると「フレンチ・モンタナ・コンセプト」はこのような外観の特徴を備えている。
「フレンチ・モンタナ・コンセプト」をもっとも特徴づけているグリーンカラーのベゼルについてもう少し詳しく。素材は合成結晶ポリカーボネート製で、混じりっ気のない完全にクリアな透明性を実現している。この素材は経験豊かな〈スケルトン・コンセプト〉にとっても初めての試みであり、時計の耐水性を損なうことなく薄いベゼルを作成するという技術的課題を克服するために、5ヵ月ものトライ&エラーが必要だったという。なお、赤いタキメーターの目盛りを刻むことで時計全体に3D効果と深みをプラスしている点にも注目してほしい。よく見るとタキメーターの赤い文字がエメラルドグリーンのベゼルの上にフワリと浮いているように見えるはずだ。このたった数ミリの意匠を一切の乱れなく作りこむ職人技の凄さも〈スケルトン・コンセプト〉の真骨頂なのだ。
手首に永遠の一部を持つということ
時計本体およびブレスレットは表面にPVD処理を施したオイスタースチール製。ブレスレットはポリッシュ仕上げの側面を除いてサテン仕上げにするなど、角度によって微妙に見え方に変化が出るように仕上げられている。「コントラストのゲーム」と呼びたくなる芸の細かさもさすがの一言だ。また、9時位置のサブダイヤルがアラビア数字に変更するなどのアレンジも「フレンチ・モンタナ・コンセプト」ならではのデザイン性を楽しめるポイントになっている。
フレンチ・モンタナ本人は完成した時計を見て以下のようにコメントし、喜びを爆発させている。
「この特別な時計は、私のモロッコのルーツと起源を物語っています。私は自分の出身地を誇りに思っており、時計でそれを表現したかったのです。〈スケルトン・コンセプト〉の作品は完璧です。この時計のコンセプトは独創的で、カラフルで、正確です。そのような時計を所有することは、手首に永遠の一部を持っていることと同様なのです。いつか息子に贈る意味のあるジュエリーです」。
「この特別な時計は、私のモロッコのルーツと起源を物語っています。私は自分の出身地を誇りに思っており、時計でそれを表現したかったのです。〈スケルトン・コンセプト〉の作品は完璧です。この時計のコンセプトは独創的で、カラフルで、正確です。そのような時計を所有することは、手首に永遠の一部を持っていることと同様なのです。いつか息子に贈る意味のあるジュエリーです」。
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〈Bell & Ross〉の叡智が結集したスケルトンボディのBR-X1 TOURBILLON SKELETON SAPPHIRE BLACKも一点物の時計が好きな方は要チェック。
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ITEM CREDIT
- SKELETON CONCEPT:French Montana Concept