ダニエル・アーシャム率いる Objects IV Life が鉄板むき出しの作業用ブーツをローンチ
つま先の金属製キャップは防錆加工をせず、時間の経過とともに緑青が発生するよう設計。
絶え間ない研究心から生まれたユニークなワークブーツ
現代を代表するコンテンポラリーアーティスト、Daniel Arsham(ダニエル・アーシャム)によって設立された〈Objects IV Life(オブジェクツ フォー ライフ)〉が、リネンキャンバスとメタルを使ったワークブーツを発表。同ブランドの公式サイトにて限定数が販売されている。
〈オブジェクツ フォー ライフ〉はダニエル・アーシャムの目を通して既存の価値観に捉われない独自のモノ作りが行われているブランド。何十年にもわたって洗練された芸術的哲学を利用し、深い研究とコンセプチュアルな思考を組み合わせることで、クリエイティブな生活に欠かせないユニフォームを生み出している。ラボ(実験室)とアトリエを兼ねることでダニエル・アーシャムの研究心を存分に発揮でき、洋服に新しい価値観や発見をもたらす実験的な立ち位置であることも、通常のファッションブランドとは異なる点と言えるだろう。そして何よりも、現代アートを代表するキーパーソンであるダニエル・アーシャム自身が長い時間を掛けて開発するアパレルブランドであること自体に価値がある。
つい先日発表された〈オブジェクツ フォー ライフ〉のワークウェアブーツは、100%リネンのアッパー、100%オーガニックコットンの裏地、100%天然ゴムのラテックスソール、そして防錆加工が施されていない生の状態の金属を使用。ワークブーツは作業員の爪先を守るためにトゥの内側に金属製のキャップを入れているものが多く存在するが、こちらのブーツは保護用のキャップを表に出した珍しい仕様となる。見た目的なユニークさもさることながら、シーリングプロセスで使用される化学物質と水を削減し、時間の経過とともに緑青を発達させるように設計されている点にも注目したい。つまり、個性的なエイジングとサステナブルを両立させた逸品ということだ。
生の状態の金属製キャップは、使い込むことで極上のエイジングに成長する
ちなみにこのユニークなキャップはサプライヤー認証と〈オブジェクツ フォー ライフ〉の製品コードが刻印された業界標準の安全性があり、トリムには水と化学物質の使用を削減するリサイクルされた金属合金と生の状態の材料が使用されているという。
ファッション業界の使い捨て文化や環境に悪影響を与える製造方法に異を唱えるダニエル・アーシャムは、循環性と永続性という観点で普遍的なワークブーツに新しい命を与えた。この見るからに個性的ながらミニマルなルックスのブーツを履いた姿を想像してみよう。きっと誰もがあなたの足元に注目し、一体どんな作りなのか、どんなストーリーがあるかを知りたがるに違いない。
プロセス、目的、デザインに細心の注意を払う〈オブジェクツ フォー ライフ〉のワークウェアブーツは750ドルで同ブランドの「公式サイト」で販売中。奇才アーティストが生み出したタフで上質なワークブーツが気になる方は、売り切れる前に早めにチェックしよう。
プロセス、目的、デザインに細心の注意を払う〈オブジェクツ フォー ライフ〉のワークウェアブーツは750ドルで同ブランドの「公式サイト」で販売中。奇才アーティストが生み出したタフで上質なワークブーツが気になる方は、売り切れる前に早めにチェックしよう。
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今振り返っても、プレステのコントローラーをかたどったスカルプチャー Crystal Relic 004は喉から手が出るほど欲しいよね。
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ITEM CREDIT
- Objects IV Life:Work Wear Boots