2024 Rolex Cosmograph Daytona Ref.126589RBR

【2024年新作】ROLEX Cosmograph Daytona にマザーオブパールとダイヤモンドが散りばめられた超ラグジュアリーモデルが誕生

新しい〈ROLEX〉Cosmograph Daytonaは、同社の宝飾技術も駆使したジュエリーのような2モデルで時計好きを魅了する


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : ROLEX

マザーオブパールとダイヤモンドを使った超ラグジュアリー仕様

ROLEX(ロレックス)〉がスイス・ジュネーブの世界最大級の時計見本市「WATCHES AND WONDERS GENEVA 2024(ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2024)」で2024年の新作コレクションを発表した。”The harmony of contrasts” と名付けられた本コレクションでは、GMT-Master II、Day-Date、1908、DEEPSEA、Cosmograph Daytona、Sky Dwellerといった人気モデルの最新作が登場。本稿ではCosmograph Daytona(コスモグラフ デイトナ)の最新機をレビューしてお届けする(GMT-Master IIのレビュー記事はこちら)。
世界でもっとも人気の高いクロノグラフウォッチとして絶対的な地位を確立した〈ロレックス〉DAYTONA(デイトナ)には新旧含めて無数のバリエーションが存在し、熱狂的なファンによって語り尽くされてきた。ヴィンテージの最高峰に君臨するPaul Newmanモデル、〈ZENITH(ゼニス)〉社の自動巻きムーブメント「エル・プリメロ」をベースとしたムーブメントを採用していた時代のモデル、最新のモデル…。いずれも時計史に残る名作だ。
超が付くほど人気の高いモデルゆえ、新作は毎年非常に注目を集める。どんなデザインなのか?手が届きそうな価格なのか?機械的な変更はあるのか?その考えだと、2024年モデルは多くの時計好きにとっては手が届きにくいものになったと言わざるを得ないだろう。
今回発表されたのは、ホワイトとブラックの天然のマザーオブパールのコントラストが際立つダイアルと、ダイヤモンドをセットしたベゼルを搭載した2つの新モデル。〈ロレックス〉は富裕層向けに輝石を使用したゴージャスなデイトナをこれまでも製作してきたが、本モデルもその系統にあると言っていいだろう。大ぶりなダイヤモンドとマザーオブパールをふんだんに使い、超ラグジュアリー仕様に仕上げられた新しいデイトナの美しい写真をじっくりご覧あれ。

2024 Rolex Cosmograph Daytona Ref.126589RBR
2024 Rolex Cosmograph Daytona Ref.126589RBR
2024 Rolex Cosmograph Daytona Ref.126589RBR
2024 Rolex Cosmograph Daytona Ref.126589RBR
2024 Rolex Cosmograph Daytona Ref.126589RBR

ベゼルに36個のブリリアントカットダイヤモンドを使用

ケース・ブレスレットともに18ctホワイトゴールドで作られる〈ロレックス〉デイトナ Ref.126589RBRは、ダイアルに2色の天然のマザーオブパールを使用。ひとつはホワイトのダイアルにブラックのカウンターが配され、もうひとつは配色を逆にしている。まったく同じ色味、模様のものがひとつとしてないマザーオブパールのとろみのある濃度、淡い輝きは上品そのもの。カウンターとのコントラストも非常に美しい。
そして、本モデルの最大の特徴のひとつがベゼルに配されたダイヤモンド。通常はモータースポーツの息吹を感じるタキメーターがあるベゼルに36個のブリリアントカットダイヤモンドがあしらわれ、〈ロレックス〉の高い宝飾技術をアピールするとともに、この上なくラグジュアリーな世界観を構築している。

2024 Rolex Cosmograph Daytona Ref.126589RBR
2024 Rolex Cosmograph Daytona Ref.126589RBR

1,000万円超のモデルも登場

また、カウンターの色に合わせて、ブラックのカウンターのモデルにはオイスターフレックスブレスレット、ホワイトのカウンターのモデルにはオイスターブレスレットが装備されるという違いが用意された。〈ロレックス〉が開発し特許を取得したこのオイスターフレックスブレスレットは、2つの柔軟性のある曲線状のメタルブレード(ブレスレットの各セクションに1つずつ)を高性能のブラック・エラストマーでコーティング。オイスターブレスレットは1930年代末に開発された3列リンクの金属製ブレスレットで、今なおオイスター・パーペチュアル・コレクションでもっとも広く採用されるアイコニックな存在だ。
搭載するムーブメントは〈ロレックス〉が独自に開発・製造したクロノグラフムーブメント、Cal.4131。これは2023年に発表されたコスモグラフ デイトナだけに搭載されるムーブメントで、特に精度とパワーリザーブ、利便性、信頼性において際立った性能を発揮する。また、クロノグラフ機能に使われる部品の数を減らすことで、機械的な信頼性を高めている実用的な一面も特徴だ。
〈ロレックス〉コスモグラフ デイトナ Ref.126589RBRは、ホワイトのマザー・オブ・パール文字盤にオイスターフレックスブレスレットのモデルが885万8,300円。ブラックのマザー・オブ・パール文字盤にオイスターブレスレットのモデルが1,010万3,500円となる。ショーケースの中で実物を拝見できる機会は滅多にないかもしれないが、気になる方は公式サイトをチェックしてみよう。
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