美しく枯れたエイジングが光る 18K イエローゴールド製 ROLEX DAYTONA Ref.6263
ヴィンテージの〈ROLEX〉を象徴する名品番、Ref.6263を18K イエローゴールドで作った“上がりの腕時計”
究極のヴィンテージウォッチ
ヴィンテージウォッチはここ10数年間で過去に類を見ないほどのブームを起こした。特にクロノグラフやダイバーズウォッチを中心とするスポーツウォッチの人気は凄まじく、20年前は30万円で購入できたモデルがいつの間にか300万円以上の市場価値に化けていた…というケースが数えきれないほど見受けられる。ある意味で過剰とも言えるほどの盛り上がりとなったヴィンテージウォッチブームの“台風の目”として君臨していたのが〈ROLEX(ロレックス)〉のDAYTONA(デイトナ)だ。
〈ロレックス〉デイトナのヴィンテージモデルは年代によっていくつものバリエーションが存在し、最低でも700万円前後~最高では1億円を軽く超えているが、特に70年代の個体は名優Paul Newman(ポール・ニューマン)が愛用していたことから、今でも非常に人気が高い。白黒パンダの赤巻きデイトナなどもその筆頭だ。もし自分に充分すぎるほどの貯蓄があって、ヴィンテージのデイトナを購入するとしよう。実生活での実用性を考えるとステンレススチール製がベストだと思ってしまうけれど、ヴィンテージのデイトナには渋いイエローゴールド製も少数ながら製造されていたことも忘れてはならない。それはまさに究極のヴィンテージウォッチだ。
ゴージャス感よりも渋さを感じるルックス
イエローゴールドならではの渋いエイジングにも注目
本モデルはRef.6263をベースに18K イエローゴールドで制作。〈ロレックス〉のヴィンテージのイエローゴールド製ウォッチは、製造から長い年月を経ていることもあり、現行モデルのゴールド製に比べて貴金属自体の輝きがやや渋めであることが特徴。このデイトナも一見してイエローゴールド製だと分かるものの、ケースもブレスレットもゴージャス感よりも渋さを感じるルックスに経年変化している。何といっても、18K イエローゴールドとブラックダイヤル、ブラックのアクリルベゼルのコンビネーションが本当に美しい。
ちなみにブレスレットは71エンドリンクを備えたRef.7205で、1981年頃の日付コード付き。ブレスレット単体でも超が付くほどレアで、エンドリンク付きの同ブレスレットは20,000~25,000ドルの価値があるという。全体を見るとごくわずかに日常使用に伴う小傷などが見受けられるものの、コンディションは最高レベル。文字盤はややブラックの濃さが抜けているようにも見えるが、それもエイジングとしてさらにクールになっている一本だ。
1979年製の〈ROLEX〉DAYTONA Ref.6263 18K Yellow Gold Full Setは、当時の箱と書類一式が揃う完品状態でWIND VINTAGE 公式オンラインサイトにて発売中。価格は255,000ドルとなる。同じコンディション、保管状態などが揃う18K イエローゴールド製のRef.6263は探しても滅多に見つかるものではない。“夢のヴィンテージ・デイトナ”をこの機会にゲットしてみてはいかがだろうか。
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